Noita @ 2024-06-24

何事も、持つべきものは信頼できる友である。私はそのようにして人の伝にてPath of Exileとかいう過酷にもほどがあるゲームを学んだのであるが、先日故あって再開したNoitaというゲームも、PoEに負けず劣らず、私の想像もつかないほど深いエンドゲームの深淵が待ち受けているらしいのだ。

今回そう教えてくれたのは、PoEの師匠とはまるで別の所属にいる、まるで別の我が友人である。彼は累計423時間もこのNoitaというゲームと向き合っており、私には知る由もないエンドコンテンツをいくつも紹介してくれた。全く、自分で公言するのもはばかられることだが、私の友人関係もなかなかどうして素晴らしいものだな。ちょっと探せば何らかの道の第一人者に出会うことができるなんて。



まず真っ先に紹介してくれたのは、Noitaのエンドゲームコンテンツの中でも最大級に面倒くさい、この「Sun Quest」と呼ばれるものである。このコンテンツを攻略するためには、

  • 並行世界を何十回も平然と行き来できる機動力と壁破壊能力

  • そこそこ貴重な属性石を世界中駆け回って4種類集める能力

  • 太陽の種を確保するためのボス撃破能力

  • 太陽から受ける被ダメを無効化するためにPerkリロールマシンをバグらせて無限にPerkを入手する能力(は?何言ってんだこいつ)

といったものが必須となるらしい。いや、一部バグが必須のエンドコンテンツとは一体どういうことだ。ともかくこれだけ壮大な、想像すら及ばないほどの能力と、多大な労力および時間を費やさないかぎりお目にかかることすら出来ないエンドコンテンツを、彼は独力で達成したとのことである。流石にバニラではなく、Spell Labぐらいは使っていたらしいが。

彼の説明を聞いて私は俄然このNoitaというゲームに興味が湧いた。私がこのゲームで達成したことといえば、最下層に居るボスを数回、バニラの状態でボコした程度である。Noitaの世界がこの最初に潜るダンジョンに限らず右にも左にも広がっており、左右の世界の果ての壁を壊せば平行世界に突入できるという事実はずいぶんと昔から知っていたが、それらの並行世界に足を踏み入れたこともなければ、それらの世界で何が隠されているのかなんて全く興味もなかったのだ。今思えば、これはPath of Exileをプレイして、Act Runだけ走り終えて満足して辞めてしまうような浅い愚行ではないだろうか。

そう、このNoitaというゲーム、知れば知るほどPoEに似ている。想像もつかないようなSpellとPerkのインタラクションにより、絶対に開発元すら想定もしていないような挙動が平然と生み出されていく。私の師匠は冗談で「この世にPoEで説明できないことはない」と豪語していたが、私の長年のゲーミング経験を持ってしても、確かにPoEで説明できないゲームはないように思える。

その一つの成果がこのLong Distance Travel用の杖であろう。細かい詳細は記事を見てほしいが、この杖を一振りすると何故か隣の並行世界に一瞬でワープする。・・・いや、何で?軽く説明を流し見した限りではあのMahuxotl's Machinationより遥かに複雑な何かが発生し、その結果として並行真横にちょうど3万数千ピクセルほどワープして、ちょうどそこが隣の並行世界である・・・らしい。こんなの、面白そうすぎるだろ。

そういうわけで、私の次の目標はこのSun Questとやらを達成することに決めた。と言っても、流石にバニラ状態で遊んで達成するのは無理だ。ずいぶんとハードルを下げるが、以下のような自分ルールで始めることにする。

  • Spell Labの機能を使い、手持ちの「一度自力で作ったことがある」ワンドを、ワンド保存機能に好きなだけ保存して良い。

  • 保存したワンドは、死んで次のランを開始した直後に、4本まで自由に選んで取り出しても構わないとする。

そう、死んでもワンドだけは保存して次のランに持ち込んでも良い周回ルールとするのだ。これなら香川県民ほどの時間しかゲームを遊べない今の私でも、十分にSun Questを達成できる可能性があるはずだろう。よし、そうと決まれば、早速まずはゲームを進行して強いワンドを作っていかなければな。