Dyson Sphere Program @ 2021-01-26

まずい。このゲームはまずい。危険だ。

こんな時間にこんなクソ記事を書いていることからお察しいただけるかと思うが、今、私の生活リズムは粉々に破壊されている。あたかもダイソン球の建設により太陽光が奪われてしまうがごとく、昼夜の入れ替わりも知らぬままひたすら建設作業に没頭してしまっているのである。このままでは私生活があまりにも破壊されてしまうため、大変申し訳無いのだがここらで本作のプレイを一旦中止せざるを得ない。

私の友人たちも複数名が取り憑かれたかのようにダイソン球を建設し続けており、彼らのペースもあまりにも驚異的なのだが、私やニート筋と違ってまともな仕事がある連中まで1日10時間以上のペースでプレイしているのを見るとさすがに心配になってくる。本作の中毒性はFactorioを嗜んでいる者たちにはあまりにも強すぎるようだ。最初の1時間2時間慣れるまでは苦痛でしか無いのだが、テクノロジーが進み世界が開け工場が巨大化してくると最早辞め時を探すほうが難しくなる。昨日のアップデートでゲーム内に実時間の時計が追加された「らしい」のだが、「らしい」と言っているのは私がその時計をゲーム内で見たことが一度もないからだ。そんなものが目に入らない程度には本作に熱中してしまうのだ。

だが本作のプレイペースを落とすまでに、どうしても本作ならではのプレイを体験してからペースを落としたい。即ち、複数惑星による工場開発だ。


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そういうわけで、今度こそ正真正銘、本物の惑星間シャトルが就航した。このシャトルはだいたい1000m/s程度の速度で宇宙を飛行し、一往復で初期段階では200の貨物を、研究を進めれば400の貨物を運べるようだ。同時に就航できるシャトルは1つのターミナルにつき10隻までときまっており、よく見るとターミナルの上の円形の傘にシャトルが停泊していて芸が細かい。10隻並べておけば研究に必要なチタンを輸送するぐらい難なくこなしてくれて大変心強い。


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同様に、木星の大気から水素を吸い上げる装置も設置。これも惑星間シャトルのターミナルと同様に機能する。赤研究ビーカーを作るために大量の水素が必要になるのであるが、これで石油の分解に頼らなくて良くなったため非常に楽になる。余った水素は燃やして発電に回せばいい。それにしてもこいつ、実にカッコいいな。やはりSFとか宇宙とか昭和の人間にはたまらない。


さて、こうして順調に惑星間で資源をやり取りして研究をすすめることができる様になってきたのだが、このあたりで突如工場の電力不足が深刻化してきたのである。余った水素も精製油もバンバン燃やしまくっているのであるが、それでも最大出力150MWがせいぜいで、ところが赤・青・黄の研究を同時に180毎分ほどのペースで回していると190~200MW近い電力を瞬間的に要求されたりするのである。まずい、いつもの悪い癖だ。Factorioでもよくやるのだが、綿密かつ大規模に工場を作りすぎてしまっている。もちろん電力の足りていない母星に発電機をバンバン置きまくったり、さらに石油を燃やせば良いのだが、石油は石油で次の紫ビーカーや緑ビーカーで必要とされる素材、具体的に言えば硫酸・グラフェンとカーボンナノチューブあたり、このあたりが無限に必要とするためいつまでも燃やすわけにはいかない。なにせ我々の居る星系には全て合算しても30毎秒の石油しか無いのである。これ以上は他の星系から取ってこなければならないが、数光年先から取ってくるには1往復何時間かかるか分かったもんじゃない。

もちろん、本作はダイソン球を作るゲームであるから、その過程であるダイソンスワームを今すぐ打ち上げてそこから電力を得るという方法もある。しかし私はその前に1つ試してみたいことがあったのだ。それは電力の惑星間融通である。具体的には、太陽に最も近い第一星は太陽光発電効率が133%、風力発電効率が150%と極めて良好で、しかも平坦な土地が何処までも続く火星のような星である。ここに大量の発電機を並べ、作った電力を母星に送り返すことができれば、ダイソン球など作らなくても問題を解決することができる、と考えたのだ。そして本作にはそのための仕組みも一応用意されている。


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それがこちら、Energy Exchangerだ。英語が下手くそ気味で説明を見てもいまいちわからないのだが、この装置は空のAccumulator要するに蓄電池を受け取って電力を貯め、Accumulator (Full) なる満充電された状態にすることができるのである。またはこの装置を使ってAccumulator (Full) に蓄電された電気を解き放つこともできる。つまり、この装置でバッテリーに電気をためて、貯めたバッテリーをシャトルで輸送して受け取り、母星で放電すればいいのである。原理は比較的に簡単だ。

しかしこの方法には2つの大きな問題がある。

ひとつ、このEnergy Exchangerの動作がアホ極まりない点だ。充電・待機・放電の3つのモードを指定できるのだが、放電モードを指定すると電力需要が余っているときだろうがお構いなしに全力でバッテリーを消費して電気を無駄遣いしまくるのである。その放電力は1バッテリーを2秒ほどで空にしてしまう。100バッテリーも用意しても200秒しか持たない。そしてご存知だと思うが、本作のAccumulatorの製造コストはかなり高いのである。

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これに追い打ちをかけるのが、ふたつ、惑星間輸送シャトルのアホさである。こいつ、自分の抱えられるカーゴ容量が満載できる需要が発生するまで、ピクリとも動かないのである。具体的には現在私の惑星間輸送シャトルの1往復容量が400だから、これよりも少ない量しかバッテリーが用意できないとシャトルはその場から動かない。即ち最低でも400バッテリーを用意できなければこの輸送は成り立たず、その上ダメ押し止めに研究が進んでカーゴ容量が増えると500、600、800、1000個と、最低限必要なバッテリーの量がどんどん増えてしまうのだ。

これらの要因が原因で、この惑星間電力融通は極めて初期コストが高く、正直こんなもんをいちいち頑張ってセットアップするぐらいならダイソンスワームをさっさと構築してそこから電気を取ったほうが良いのは間違いないと思われる。ソーラーセイルなんて石・鉄・銅があれば無限に製造できるのであるから、なにも本国で作る必要すら無く、適当な惑星からポンポンソーラーセイルを打ち上げ続ければよいだけだ。


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散々遠回りすることになったが、それでも無事にバッテリーによる電力融通網を構築することに成功した。今では安定して本国に45MWを追加で送り続けることができているし、更にバッテリーの量を増やせば90MWまでは問題なく増やすことができそうだ。おかげで研究のペースも上がり今では紫研究まで進んでいる。残るは緑研究のみなのだが、材料を見てげんなりしているところなので、先に残された最後の本作のユニーク要素であるダイソンスワームとダイソン球の建築にいよいよ取り掛かってみようかと思っている。


まずい、しまった、これではまだやり残したことがある、プレイペースを落とせない気がするのだが・・・