Tribes of Midgard @ 2021-08-23

昨日散々あれほど低評価をつけて基本的には買ってはならないなどと評しておきながら、なんと不肖な私、このクソゲーに激ハマりしてしまっている。それもそのはず、こういう言われたとおりに簡単な最適行動を取るだけのお仕事ゲーは私の得意中の得意分野だ。それ故にそれなりに良い仕事に付いてそれなりに良い給料を世間様に何の貢献もせず頂いているのだから。

それに、野良でプレイしていても、言うほど破滅的なクソゲーでもない。確かに10試合プレイしたら3試合ぐらいは箸にも棒にもかからないクソゲーになるが、そんなゲームはとっととビフロストから抜けてしまえばいいし、残り7試合のうち5試合は普通に楽しく遊べるし、最後の2試合は妙に理解ってる連中が現れてラスボスであるフェンリルを一人でぶっ殺して颯爽とヴァルハラへ帰還していくのである。か、カッコいいぞ。

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プレイ時間の大半をソロで慌ただしく過ごすゲームではあるが、たまにこうして巨人討伐にみんなが集合することがあって、そのときはMMOらしくて楽しい。尤も単にみんなで張り付いてパンチしているだけで戦略もへったくれもあったものじゃないのだが、雰囲気が味わえるから文句はないのだ。他にも14日目の常闇ラグナロクモードで必死に本陣を雑魚の群れから防衛しつつ、精鋭勇者たちがフェンリルを倒してくれるのをまだかまだかと待ちわびるのも悪くない体験だ。無事討伐が成功するとなんとも言えない高揚感がある。全く会話すら発生していないのに、妙な連帯感すらある。やはりこのゲーム、実装は落第点だが、ゲームコンセプトとデザインは本当に本当に優れている。

ゲームプレイの話をすると、Seer以外のクラスは選択する価値がないという結論に早くも達した。暑さ寒さ無効スキルと、攻撃時に一定の割合で範囲回復が発生するスキルがどう考えてもこのゲームのバランスの根幹に対して反逆している。日にちが進んで常闇の世界になると昨日おすすめしたFeral Armor/野生鎧ですら寒すぎて外に出れなくなるのだが、Seerであれば全裸ですら外に出回れる。Seerには攻撃的なスキルはないのだが、このゲームには防具の数が少なければ少ないほどバフを受けるルーンが存在しており、しかもスターターキットアイテムとして確定で持ち込むことが可能である。持ち込みができなくてもコモンルーンなので簡単に入手できるしスタックさせるのも容易い。これとSeerを組み合わせて全裸でハンマーを振り回すことで超次元の火力を叩き出すことが可能なビルドがあるようで、私が必死に弓を放っている側で全裸の変態がハンマー一撃のもとに中ボスクラスの敵を瞬殺していくのを目の当たりにすることとなった。そういうわけで、バランスパッチがやってくるまでの当面の間は、Seerをアンロックして使っておけば問題は無いだろう。アンロック条件も簡単で大変にオススメできる。