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新春 西宮ストークス2020年展望かるた

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新春企画ということで、各選手の2019年の振り返りと2020年の展望を書いてみましょう。せっかくなので正月らしくかるた風にしてみました。なお、ことわざのチョイスに特に意味はありません。笑って読み流してください。

#00  ブラッドリー・ウォルドー
「ブラッドにフリースロー」

意味|もともと良い選手が、フリースローが入ることによって弱点がなくなること。

2シーズン目となる今季も、期待に十分に応える働きぶり。対戦相手の研究も進み、シーズン序盤ほど簡単には得点できなくなってきたが、それでも平均ダブル・ダブル(得点&リバウンド)で数字も伸ばしているのは立派。リムプロテクトを頑張ってほしいのだけど、それはブラッド一人の問題でもないし。ただ、フリースローはもう少し決めてください。

#2 ドゥレイロン・バーンズ
「苦しい時のバーンズ頼み」

意味|オフェンスが停滞すると、すぐにオールラウンダーの外国籍選手に頼ろうとするさま。

昨季より出場時間やシュートアテンプトを減らしながらも、流れを見ながら得意のセクシードライブで相手ディフェンスをこじ開ける。得点そのものより、得点する機会をチームにもたらすプレーには、まだまだ頼らなければならないのが実状。ディフェンスではミスマッチをつくられることが多いけれど、その穴を埋める活躍を期待する他はない。コンディションを戻して、もうちょい全体的に運動量を増やしてほしい。

#3 松崎賢人
「仏の顔も賢人」

意味|仏のように温厚な人でも、スピードが持ち味の選手にはもっとアグレッシブに攻撃参加してほしいと思っているはずだということ。

序盤の好調を牽引する活躍は目を見張るものがあったものの、シーズンが進むにつれてトーンダウン。積極果敢なドライブは鳴りを潜め、あれほど決まった3Pシュートも夢を見ていたかのように入らなくなってしまった。スクリーンプレーからの展開に乏しく、PNRを多用するオフェンスではボールハンドラーとしての新境地はまだ遠いか。ならばパスよりもまずはリングに向かわなければ。

#8 浜高康明
「かわいい子にはシュートを打たせよ」

意味|ルーキーはとにかくシュートをガンガン打つべきだということ。

シーズン序盤は出場機会を得られなかったが、豊富な運動量と身体能力を活かした若々しいプレーで存在感を発揮するようになった。ディフェンスも溌剌と頑張る姿は、確実にチームにとってなくてはならないものになりつつある。とにかく小さくまとまらないこと。マイボールになったら即ダッシュ、タフショットだろうがなんだろうが、ボールを持ったらシュートまで。

#9 谷直樹
「七転びなおき」

意味|プロ生活も長くなるといろいろあるよね、ということ。

在籍9シーズン目のミスター・ストークスは、今季は6thマンという新しい役割を受け入れながら、シュートの精度はむしろ上昇。スコアラーとしてのセンスに着目したフィッシャーHCのこの起用法は、40分間得点力を落とさないという観点からも合理的。ボールハンドルの役割も担い、それなりにこなす一方で、器用であるゆえにパスを選択してしまいがちなのはどうなんだろう。もっとセルフィッシュでもいい。

#13  道原紀晃
「ノリに通れば道原突っ込む」

意味|道原選手はもっと積極的に攻めてくれないと困るということ。

物足りない。以上。相手に警戒される中でプレッシャーは当然あるけれど、とにかくシュートに行く機会が少ないし、決めてやろうという迫力を感じない。強豪との対戦が続く後半戦で、あの負けん気の強さを取り戻してください(切実)。

#15  谷口淳
「淳は早いうちに打て」

意味|谷口選手は早めに打ってほしいということ。

オフェンスではパスの中継役とコーナースリーの裏方仕事。ディフェンスではハードに守れるウィングディフェンダーもしくはアンダーサイズを気合で補う。今シーズン、最もユーティリティなプレイヤーは、意外と彼かもしれない。3Pの精度がぐんと上がっていて、ここ数試合は複数本をコンスタントに決めている。思い切りよく打ち続けられるかどうか。性格的なものなのか、特にプレー選択においての好不調の波をなんとかしてほしい。

#20  岸田篤生
「花より太郎」

意味|見た目が派手な選手よりも、PGはシュート力があってターンオーバーの少ない方がいいよね、ということ。

前評判の高かったシュート力に加えて、期待以上のゲームメイキング。ローテーションの一角をきっちり担い、クロージングのPGを任せられることも。状況判断に優れ、プレーの引き出しも多いがゆえに周りを活かすプレーを優先しているが、遠慮は要らない。3Pももっと入るようになるはず。

#23  劉瑾
「とらぬ来季
のアジア枠」

意味|ついつい期待しがちなこと。

バーンズの負傷によって巡ってきたチャンスを活かして奮闘。不在期間中の8試合をイーブンで乗り切れたのは、彼の貢献あってこそ。ブラッドとのコンビはまだまだ破壊力のあるものではなかったにせよ、ツインタワーという新しい可能性を示唆した。オフェンスのフィニッシュパターンは意外に豊富で、ディフェンスも思ったより広く守れそう。来期以降はかなり期待できる魅惑のアジア枠。

#35  内藤健太
「西宮にも三年」

意味|3年目ともなると、周囲の視線も厳しくなってくるという戒め。

プロシーズンも3年目。とにかく試合に出ないと始まらないが、今のところサイズや身体能力の面でも、スキルの面でも決め手に欠ける。シュート力にさらに磨きをかけるか、ディフェンスを鬼のようにやるか、ハンドリングを身に付けてプレーの幅を広げるか。想像よりも早く正念場が訪れている。

#47  土屋アリスター時生
「頭赤くして意に介さず」

意味|それとこれとは関係ないので、要するに頑張ってほしいということ。

序盤はブラッドの控えとして、一定のプレータイムが与えられていたが、その後はやや起用法に一貫性が見られなくなった。それでも、出場すればとにかく泥臭くても何でも得点に絡もうとする姿勢が頼もしい。オフェンスリバウンドの意識も高い。守備もそれなりに進歩していて、ブロックもコツを掴みつつある。ディフェンス面やリバウンドにさらに磨きがかかれば。

HC マティアス・フィッシャー
「魚心あれば水心もある」

意味|なかなかコーチの思惑通りにはいかない様子

就任時のコメント通り、PNRを多用し、ハンドラー/スクリーナーと各選手の役割を明確にしながら、最善のシュートを全員でつくり出そうとする。ディフェンスでは、主にガード〜フォワード陣がペリメーター付近でのスイッチを繰り返し、プレッシャーを与え続けようと試みる。「エースはいない」西宮が、「全員で勝つ」ためのバスケットボールを、単なるスローガンではなくロジカルに構築しようとしているのはわかる。

一方で、試合の流れを変えるための戦術的な工夫にはやや乏しい。とはいえ、選手の意識による部分も多く、その意味ではモチベーターとしての技量が後半戦はより問われるのかもしれない。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。










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