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西宮ストークス観戦記#26 @茨城1

アウェーで茨城ロボッツ戦。相手のスターターにびっくり。平尾・眞庭・小林のジャパニーズ・アグレッシブトリオに、外国籍は新加入のアレクサンダー・ジョーンズと怪我から復帰したカナーメドリーって。豪華な布陣だけど、誰かの良さが消える気もしないではない。西宮はショックな敗戦からどこまで立て直せるか。勝敗よりも内容や精神的な部分に注目したい試合。

◉ツインタワーでスタート

バーンズ先生がいない西宮は、ついにこの試合から劉瑾選手がスタート。カナーメドリーとのマッチアップは押され気味だけど、オフェンスは前節よりはさすがに良くなってる。ツインタワー間でパスを交換したり、スペースをシェアしながら、少しずつ連係が見られます。その他の選手も、意味のないパス回しをせず、打てるスペースがあれば打っていくという感じで、今日はテンポのいいオフェンスを見せる西宮。これくらい軽くやってもいいんじゃないかな。

ところが劉瑾選手が5分ちょっとで3ファウルに。ちょっと気の毒だけど、つい手が出てしまったという感じ。さあスクランブルだ。なんかむしろワクワクする。で、カナーメドリーvsトキオになるわけですが、そこで勝負してこない、というかシュートの上手い選手がいるからよりいいシュートを選択できる茨城の強さ。スリーが連続で決まって7点差で終了。外国籍選手にエゴないのがいいね。

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特に意味はないけれど、なんか紛れ込んでる感のあるストーキー。

◉頑張るって大事

2Q早々に10点差まで広げられて、タイムアウトをコールした西宮。足は止まっていないけど、決める茨城の調子の良さ。西宮の攻撃も決して悪くないし、明らかに前節よりも素晴らしい。道原選手が積極的なのがいいね。前の試合の負けが、カンフル剤になったことが見ていてわかります。

バーンズ先生はいないし、劉たんはファウルトラブルだし、そもそもベンチにいる選手が少ないしで、チーム状況としては明らかにバッドコンディションの西宮。それでも下を向かずに頑張るということがやっぱり大事で、スティールからの速攻で5点差まで詰め、茨城にタイムアウトを強います。こういう姿勢を続けていきたい。岸田・道原・浜高・谷口・ブラッドで追い上げるなんて、最高じゃないか。

茨城が案外、3-2ゾーンに苦戦してくれて、追いついてしまった西宮。今日はみんなシュートが好調なんだけど、その波は自分たちで持ってきたもののはず。そこのところを体感として記憶し、再現できるか。こんなオフェンスが毎試合できるなら、たいていの相手には勝てる。2点リードで前半を終えるなんて、誰が想像したでしょうか。そう、頑張るって大事なんだよ。

◉流れは自分たちで持ってくるもの

後半は劉選手に代わって谷口選手がスタート。リズムのいいオフェンスは継続されて、点の取り合いが続きます。茨城はあんまりチームディフェンスがよくない。個人は頑張るんだけど、マンディフェンスで強くいこうということなのか、抜かれた時のヘルプが遅いんだな。1線で抜かれると、簡単にゴールまで行かれています。

その後もシュートのリズムを失わず、なんと9点リードで3Q終了。今日は球離れがいい。そして、ボールを持った選手が必ずゴールへ向かっていく。その姿勢がいいリズムを生み出し、シュートに繋がっているのでしょう。そして後半は茨城のスリーポイントに対するディフェンスもよくなった。執拗にチェックし、追い回すことで茨城のシューター陣に躊躇させ、確率の悪いプルアップのシュートを打たせることに成功していました。

リードを得たことで、少しですがブラッドさんを休ませることができたのは想定外のラッキー。ここまできたら勝ちたいな。

◉目に見えた意識改革

4Q序盤、茨城が意地を見せて5点差まで追い上げ、嫌な流れに。これを救ったのが谷キャプテン。ダウンタウンから決めて8点差に戻します。ホームで落とせない茨城は、速攻から決めてさらに4点差まで、ジリジリと詰めてきます。堪らずタイムアウトの西宮。

そこからはまさに一進一退の攻防。どちらも突き放せず、追い上げられずの展開が残り4分ほどまで続きます。そんな緊張感を破ったのは谷口選手。ブラッドのパスアウトからきれいなスリーを沈めて8点差に。今日は谷口選手は終始、積極的かつタッチがよかった。さらにリバウンドからの速攻でレイアップを決めて10点差。セットプレーにこだわらず、行ける時はどんどん行くというオフェンスができている時の西宮は本当に強いです。

終盤にかけてどんどん道原選手へのマークがきつくなっても、他の選手が攻める意識があり、それを決める力がありました。最後まで攻め続けて、見事に西宮の勝利。よく1試合でここまで戻してきたなあ。明らかに意識改革ができていた。

茨城はアレクサンダー・ジョーンズにボールを入れてからどう展開するかが、まだまだこれからといった感じ。正直、あそこでボールが止まるシーンが多くて助かった。

今日はブラッドさんのポストアップをほとんど使ってないんじゃないか。それでこの内容で勝てるなら、ショッキングな敗戦もいい薬になったと思うことができます。今シーズン一番の勝利だったと思います。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。




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