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長期戦

吉本興業の劇場が一斉に休館になり、一カ月が経とうとしています。
三月二十九日の吉田裕くんのイベントは延期、三十一日から予定していた、祇園花月の新喜劇も、台本は完成していましたけど、上演は見送り。残念ですが、仕方ない。やっている場合じゃない。
すんごくやりたいんですけどね、両方とも楽しげな新喜劇になりそうだったから。でも、無理はなものは無理。

吉本興業は今、一週間刻みで公演の中止期間を発表しているけれど、もはやその程度のスパンじゃ状況が好転することは見込めない。てか、あと半年ぐらいは無理なんじゃないの、と個人的には覚悟しています。
一週間くらい前までは、いろんな対策を講じたうえで開催に踏み切っているイベントや公演があったようですが、それももうなくなってきつつありますね。それでいいと思います。外出しないほうが感染の広がりが抑えられるってわかってんだから、そうしたほうがいい。それでもなおやろうとしているところもありますが、再考を促したい。

しかしまあ、家にいても仕事はあんまりはかどらない。劇場が休みなんだから仕事ないだろって話なんですが、いつの日か再開するであろう新喜劇の打ち合わせに備えて、プロットもストックしておきたい。勉強しておきたいこともある。けど、あんまり手につかない。
じゃあせめて映画でも観てインプットの時間に充てるか、とネットフリックスにログインするけど、んー、どれもそんなに観る気にならない。特に、伏線張りまくり、どんでん返しありまくりのサスペンスドラマとか、そういう情報量多いのが、今はちょっとしんどい。で、結局、死ぬほど見た「水曜どうでしょう」とか東京03さんのDVDをまた観てる。ただ、それも心から楽しめない。気がつくとスマホ見て、感染者数の増大とか、それ関連のニュースばかり見てる。小一時間くらい。

気が滅入るなあ。気が滅入るときは、人を笑わせようという方向に頭が向かず、つくづく「お笑い」って、不要不急だなと思う。日常あっての「お笑い」だなと。だからといって書くのをやめるわけにはいかないし、書くんですけどね。よし、頑張ろう……と、思っていたら、志村けんさんの訃報を知り、呆然としてしまう。泣けてくる。僕ら世代には、この知らせは辛すぎる。

うだうだ考えていても、専門家じゃないから、自分のやれることをやるしかない、という月並みな結論に行きつくわけです。
外出は、生活必需品を買うとき以外はしない。
やむをえず外出したら、めっちゃ手ぇ洗う。三十秒くらい。(ハッピーバースデーの歌を二回歌うくらいの時間ですってよ)
あと、爆笑問題の太田さんがおっしゃっていたそうですが、「喧嘩しないこと」ですね。
この災厄に関して、今はもう、嘆くか、誰かを攻撃するか、そのどっちかになりがちだから。
喧嘩せず、ちゃんと手を洗って、うがいして、ちゃんと食べて、ちゃんと寝ること。

だらだらと、大した内容のないnoteを書いてしまったのは、劇場が休みだからだな。
さあ、ちゃんとした原稿書こう。


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