大阪スパーズ座談会企画 VAR導入についてそれぞれが思っていること
しゅん「まずはVARの確認からいきましょう」
しゅん「VARの対象となるのは4つの場面で、『ゴールやゴール直前のプレー』、『ペナルティキック』、『レッドカード』、『選手誤認』ということ。」
しゅん「そして現在はプレミアリーグで採用されていない、そしてリーグカップとFAカップでは採用されている」
しゅん「そしてCLではベスト16から採用されていると」
一同「はい」
ふじ「ではしゅん、ふじ、クザキ、ベンDの順で意見を言っていきましょう」
しゅん「僕は(これから採用されていくのは)どっちでもいいってスタンスやねんやんか、だから早急にプレミアリーグで導入しろとも思わんし、CLで導入されたからVARはちょっととも思わん」
しゅん「あったほうがいいとは思う。データをとってもベルギーの大学が調査した結果では、800試合以上を調査対象として、判定精度は93%から99%に向上したと」
しゅん「で、心配される試合の中断時間については、1試合当たり5回で合計でも90秒以下やったと」
しゅん「というのを見ても、そんなに心配はないと。ていうのを踏まえるとどっちかって言うと『賛成』かなと。まあ審判も見えないものは見えへんやん?だから機械に頼れるなら頼っていいんじゃ無いかな」
しゅん「それで誤審が減るならそれでいいんじゃないかな。それでVARを使ってでも誤審があってもそれは両チーム平等やし、確率は収束していくと思ってる」
しゅん「それに審判の命を守れるならそれでいいんかなと思ってます」
しゅん「後、クソみたいな反対意見で、『神の手のような伝説のゴールが減る』ってのがあってんけど、いやそれは反則やからな?そんなんちゃんちゃらおかしいわと思ってます」
ふじ「じゃあ次僕で」
ふじ「僕は『反対』なんですよね。(試合が)止まるのが嫌なんと、誤審があってもいい派なんですよね」
ふじ「さっきしゅんさんがVAR使っても平等やみたいなこと言ってましたけど、それは今の時点でも誤審は平等なんですよね」
しゅん「それはそうなんよね笑」
ふじ「だから別にどっちが有利ってのはなくて、VARがあろうとなかろうと変わらないと思ってるし、僕は誤審のせいで負けても悔しいですけど、しゃあないかと思う人間なんで、あんまりVARで厳密にしなくてもいいかなって思ってます」
ふじ「あとこの前のアジアカップでもVARが導入されてて、ハンドの判定が厳しすぎると思うんですよね」
しゅん「なるほど」
ふじ「そらお互いそうですよ?お互い同じように判定されるからそこで有利不利はないんですけど、それでなんかハンド取られるのがスッキリしないんで反対です。試合が止まるとかよりそっちが嫌です」
ふじ「それと特にスパーズとかは『ダイブがどうや』とか言われる訳じゃないですか、それで100%じゃないけどダイブとかを見抜けるわけじゃないですか、VARって。でも僕はダイブは技術やと思ってて、別に悪い行為やと思ってないんですよね」
ふじ「それでそれはダイブを審判が見抜けない試合があるってのも面白いと思ってるんですよね、だからVARでダイブとかが無くなっちゃうのは面白くないかなって思いますそれも加えて反対です」
クザキ「じゃあ次僕で」
クザキ「僕も反対派です、やっぱり、多少とはいえ時間を消費してジャッジの精度が上がるよりもプレーが連続するほうが個人的には好みなので、どっちかっていうと『反対』です」
クザキ「あと、競技規定とかがVARのことをまだ考えてるとは思えないんですよね、だから来シーズンとか、VARを組み込んだ前提の競技規定が作られたほうが、審判としてもやりやすいと思うんですよね」
しゅん「じゃあ、競技規定が整備されるなら賛成ってこと?」
クザキ「はい、十分議論されて競技規定が整備されるならええかなと思います」
しゅん「なるほど」
クザキ「そんな極端に使うなとかはないです」
しゅん「まあそうなるよね」
ベンD「じゃあ次僕話します」
ベンD「まず今のままやったらやらんほうがいい」
ベンD「やってほしいんは、チャレンジ制度、僕最近バレー見出したんですけど、チャンレンジ制度あるんですよ」
ふじ「テニスとか野球にもあるね」
ベンD「バレーでは2回チャレンジ権(最終セットでは1回追加)があって、成功したらそのチャレンジ権は消えないけど、失敗したらそのチャレンジ権は消えて、使い果たしたら無くなるって感じなんですよ」
ベンD「今は(サッカーは)VAR使用の基準が審判なんで、『なんでこのプレーではやったのにこのプレーではやらんかったんや』みたいなのがなくなるのかなって」
一同「なるほど」
ベンD「やっぱり大事なのは精度ですよねー、チェルシー戦のゴールは僕オフサイドやと思ってますし、あの精度ならやらんほうがいいかなって思ってまいますねー」
しゅん「笑」
ベンD「VARも人間って割り切れるならいいですけど、、、」
ベンD「(判定が正しくなる)確率を上げられるものって考えるならアリかもしれないですけど、それやったら導入せんでもいいんじゃない?っていう。あの(チェルシー戦の)精度なんやったらやらんでいいかなと思います」
しゅん「ところで最近話題のレアルマドリーVSアヤックスの判定は見ましたか?」
ふじ「はい」
クザキ「オフサイドになったってやつですか?」
しゅん「そうそう」
しゅん「まああれは100%オフサイド、プレーに関与してたよな」
ふじ「うんうん」
ベンD「難しいな、喋ってると否定派になるのに、気持ち的には賛成派でもいいっていう笑」
一同「笑」
しゅん「いやー、(CLで)実際決勝Tに上がれたから良かったけど、PSV戦のは確実にゴールやったからなー笑」
ふじ「クソほどゴールでしたね」
しゅん「あれでトーナメントに上がれなかったらきついなー笑」
ベンD「確かに笑」
ベンD「やっぱチャレンジ制度が妥当やと思うんですけどねー」
ふじ「いい落としどころな気はするなー」
ベンD「コーチとか監督とかがタオルとか投げ入れたらいいんじゃないですか?笑」
しゅん「ペットボトル投げる?じゃあ」
一同「wwww」
べんD「前半1回、後半1回程度で」
しゅん「で、延長入ったら1回増える的なね?」
ベンD「そうです」
しゅん「他に何かありますか?喋りたいこと」
ふじ「逆にVAR無くてよかったって時あるんですかね?」
ベンD「まあそれで言うとさっきのPSV側ですよね」
ふじ「あー」
しゅん「まあでも真実のほうが腑に落ちやん?」
ベンD「それはそう」
ふじ「結局そこの感情の部分やと思うんですよね」
しゅん「リーグ戦は正直どっちでもいい」
ふじ「それはどうして?」
しゅん「だってリーグ戦て長いから、1試合のミスが優勝に直結せえへんというか誤審での利益と損失が同じぐらいになるやん?」
ふじ「確かに」
しゅん「でもワールドカップとかCLとか試合数が少なくて1個のミスが大きいやん。確率が収束せんというか、誤審が利益やったら利益のまま、損失やったら損失のまま終わってしまうやんか。」
しゅん「1ゴールに重みがあるんで」
しゅん「だからワールドカップとかCLではやってほしいかな、それこそ審判の命に関わる出来事なんで」
ふじ「なるほど、確かにそれは聞いてて納得する感はありますね」
しゅん「あとふじくんが言ってたハンドに関しては確かになと思う」
ベンD「それについては話したほうがいいと思います」
しゅん「そこはその通りやと思うなー」
ふじ「だって審判の立場からかしたら手に当たってたらハンド取るほうが取らんより安全じゃないすか?」
しゅん「うん、せやな」
しゅん「ゴール前は体がぶつかり合う場所なんで」
ベンD「どこかのルールを変えんとダメですよね」
しゅん「確かに」
ベンD「ペナルティエリア内のVARによるハンドはPKじゃないとか。間接FKにするとか」
ふじ「あー、はいはい」
ふじ「あからさまやったらどうなんやろと思うけど」
ベンD「あからさまやったらVARいらないじゃないすか」
ふじ「そらそうか」
しゅん「新しいルールかー。でも新しいルール作ったら草サッカーとかとはルール変わってまわへん?」
ふじ「確かに」
ベンD「でもそれはそーゆーもんじゃないすか?」
ベンD「サッカーくらいじゃないすか?こんなルール統一されてるの。あとそれで言うとプレー時間とかも違うじゃないですか」
しゅん「あー、そうか」
ベンD「交代人数だって違うかったりするし、それは違っててもいいと思います」
ベンD「現行のままだとハンドに対して厳しすぎると思うんですよね」
しゅん「クザキくんは一連の話聞いてどう思う?」
クザキ「もうちょっと審判含めて皆がやりやすいように、競技規定の変更があってもいいかなって思います」
しゅん「なるほどねー、ルール変更がほしいってことか」
べんD「まあ最初のテスト期間は(色々)我慢するしか無いっすね」
しゅん「まあ未来的にはどんどん導入されていくんでしょうね」
ふじ「その流れには抗えないですね」
しゅん「プレミアでも来シーズンから導入されるみたいやし」
ふじ「導入されたら文句言ってまうなー」
ベンD「主審に文句言うのとVARに文句言うのって本質的には変わらないですからね」
ふじ「まあ結局慣れの問題もあると思ってるからー、導入されて2、3年後になったら多分そもそもそんな議論すら起きないと思いますし」
ベンD「そうですね」
ふじ「それでもまだ導入されてない現時点ではVARは嫌やなって思います」
しゅん「まあ導入には抗えないし、時代の流れっすねー」
ふじ「そうですね」
以上が今回の座談会となります。みなさんは導入されてゆくVARについてどうお考えですか?
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