マガジンのカバー画像

神社仏閣めぐりの書

27
生八橋モナカソが行く神社仏閣めぐり。御朱印集め趣味から西国巡礼に出て先達になるまで一年足らずの深すぎる沼を眺めるマガジン。Todaiji-TempleやJishu-Jinja-S…
運営しているクリエイター

#兵庫

西国三十三所番外 温泉寺 城崎温泉守護のお寺

今となっては記憶も朧げだが、かつて政府がGoToキャンペーンを実施していた頃、西国三十三所第二十八番札所の成相寺(なりあいじ)と第二十九番札所の松尾寺(まつのおでら)に一泊二日でお参りに行く計画を立てていた。遠方であるのと、特に松尾寺はアクセスがあまり良くないため、一度目の参拝はバスツアーを利用したが、このところは人数が集まらず、不催行が続いていた。私が愛してやまない、お寺も、その周辺のお土産物屋さんも、もちろん旅行会社も鉄道会社も、危機に瀕している。平日の、空いている時間を

西国三十三所第27番 圓教寺 ロケ地で有名なお寺

西国三十三所のうち、東が第三十三番 谷汲山 華厳寺(たにぐみさん けごんじ)なら、最も西にあるのが第二十七番 書写山 圓教寺(しょしゃざん えんぎょうじ)である。西の比叡山(ひえいざん)とも呼ばれている。 書写山へは、姫路駅から神姫(しんき)バスが出ている。 一番から十八番まである姫路駅北口の大きなバスターミナルの十番乗り場から、書写山ロープウェイ行きのバスに三十分程度乗る。一時間に三本程度ある。 続いてロープウェイに乗る。一時間に四本の頻度で運行しており、混雑時は増便もあ

西国三十三所第26番 一乗寺 人里離れた名刹

平成三十一年から令和元年にかけて西国三十三所札所を一巡し、申請をして、令和元年十一月末に札所会公認先達になった。 先達登録とともに送られてきたオレンジ色の袈裟、軸装納経帳、頭陀袋を持って、二巡目を始めている(氏名と登録番号の書かれた名札は恥ずかしいのと女一人旅の防犯上、頭陀袋の中に仕舞ってある)。 お参りの日々で記事を書く間もなく月日が経過してしまい、時系列で追うのが難しくなってしまった。気が向いたところから書くことにする。 朝、日も出ぬうちに家を出た。大阪府の北部、京都府

西国三十三所巡礼 まとめページ

それぞれの紹介ページのリンクを貼ったまとめページを設ける。 第一番 那智山 青岸渡寺/和歌山県・那智勝浦町 2019年7月 第二番 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺)/和歌山県・和歌山市 2019年4月 https://note.mu/osakanom/n/n9b463a6d904c 第三番 風猛山 粉河寺/和歌山県・紀の川市 2019年4月 https://note.mu/osakanom/n/n1478d92fee22 第四番 槇尾山 施福寺/大阪府・和泉市 2019

西国三十三所第24番 中山寺 安産祈願・子授祈願のお寺 +売布神社、清荒神清澄寺

阪急電車の広告板でよく目にする「大本山 中山寺」である。初めての参拝は母のお腹の中にいるときであった。 駅からの近さでは群を抜いている。阪急宝塚線 中山観音駅の北出口からすぐのところにある。 自家用車での参拝はあまりおすすめできない。土曜日に参拝をしたところ、山門手前に駐車場はあるが台数が少ないため、入れなくて難儀しているところを見た。 安産祈願や子授けなどで有名なお寺である。腹帯をいただきに妊婦さんがたくさん訪れる。「ベビ待ち」の夫婦も訪れる。少子化時代の強い味方である