見出し画像

今までの短い文章まとめ

やっほ〜ツイッターの下書き、酔っ払った時のその辺の紙に書いた走り書き、noteのつぶやき、恥ずかし過ぎて公開できない文章からの抽出、など色々詰め込み、です。時系列と思いきや意外とそうでもない!


信号が全部赤になる瞬間が好きなんだよねって言った、あの赤い横顔を思い出した。綺麗だと思った。

おやすみにおやすみと返す君が好きで、
おやすみにおやすみで返す君が嫌いだ

世界でいちばん優しくて、幸福な終わり方を願っている、それが愛だと教えてくれた皺だらけの手

涼しい夏を、暖かい冬を、待っているあなたを待っていることの不毛

暖房の音、好きな人が爪を切る音

悪い人の腕にかじりついたこと、悪い人なのにいい人だなんて、変なことを思ったこと、真夜中の路上で街頭に冷やかされたこと、覚えてないけど忘れない

ビーカーに入った汚い液体の中の澱を掻き回すような、そんな時間を欲している。掻き回してくれる棒になってくれれば、なんて思う。でも汚したくない。カチン とガラス棒がビーカーの底に当たって鳴る瞬間を夢想している。

海の中で前転をする夢を見た。
海の水にははっきり色がついていた。ターコイズブルー。プールに潜って目を開けた時みたいな色だった。魚もいない。岩もない。ただそこが海だとわかって私は前転をした。

もし私が寝ている間に死体になったら
貴方はいつ気付くだろうか。
繋いだ手が冷たかったら?
頬に落としたものが返ってこなかったら?

コーヒーが飲めるようになって、クラシックが好きになった、思い出せなくなることが増えて、そのことに思い至ることが減った。

望まないから人生が楽しくて、身の丈に合わないことを恥ずかしいと思って嘲って笑えば幸せになることをわかって、矮小な幸せで満ち足りることをわかるのがかなしい

きっときみは、私が寿命を削りたがっていることも、無数の人間の生によって煌めく遠くの夜景に胸が詰まっていることも、何ひとつ理解出来ない。

ねむい
あたたかいおふとんが容赦なくおそって
わたしのくびをやさしくやさしくしめる

大きすぎる自然に圧倒されて、いちばん幸福な絶望のなかで死にたいなと思う

魂を少しづつ削る作業で吐き出された文章だって、今のあなたには、私の事がとくべつではないあなたには何一つ届かないことを知っていて、それでもまだ往生際が悪いからため息と一緒に魂を吐き出しているのだよー

あいつもあの人もあの娘も、
漏れなく全員誰かのお腹から生まれている、その事を考えるとこわくてきもちわるくて仕方ないと、吐いた言葉に真剣な顔でたしかにそうだねって頷いたあの横顔をみたとき、確かに私たちは血を分けていた。

ずっと無個性であることが嫌で嫌で嫌で、変わってるねって言われるのが嬉しくて、その嬉しさを感じる度に、自分の凡庸さに気付いて死にたくなった

私には、体が弱くて、性格に難のあるあの人が、羨ましくて仕方ない。誰からも目をかけられて、大切にされて、平凡と健康は放っておかれる。きらいきらいきらいぜんぶきらい、て思っちゃう自分のことはもっと嫌い。

しょうもない私はちゃちな絶望で不幸になれるし安物の希望で幸せになれるよ。なれるようになるからさ、身の丈なんて合ってくるものだからさ

泣くこと、欠けた月がまるく見えること

愛って呪いに似ている。そんな重いもの、あなたたちに押し付けていいのかなと思う

近づけば、近づくほどにふたりになっていく。ひとりとひとりで愛し合いたいのに、足してふたつで愛し合ってる

明日の朝には冷たくなっていますようにと暖かい布団の中でキリキリする胃をあたためて、つよく、おもう

むしろ気持ちがいいくらいに辛くて
でも自分のせいだからなあと思いつつ
お酒で流せなかったもので涙が出る

あの青臭い時期特有の、ある種の自己崇拝みたいなものを持ってして涙目で気に入らないものを全力で呪っていたあの頃の愚か者は、モーニングスターを振り回しながら踊るように生きていたなあ、その様は、少し大人になった今思えば、キラキラしていて無敵だった

やっぱりちょっとした時に悲しい
調味料のジップを閉めるときには空気を抜くこと、トイレの後には蓋を閉めること、鍋からお椀によそうときは、お椀を鍋に近付けること、
開けた窓から夜のサービスエリアの匂いがすること

道を違えた気がするのに振り返っても一本道しか見えない、最近はお布団が毒に思える

好きな人たちに、君は本当にアホでしょうがないね〜と、頭をコツンと小突かれるくらいが1番幸せなので、無闇に賢くなりたくないなと思った

ガチガチにしたお団子姿で、暗い舞台袖には緊張と、ひそひそ話がふよふよと漂っていた。
舞台袖から見る舞台が、光が好きだったし光の中に立つのが割と好きだったことを思い出した。

夜景が輝くのって人が生きているからだって思うとなんかちょっとだけ光の数が気持ち悪くなった

髪がクルクルのベリーショートの女の子に迫られる夢を見た。後輩らしきその子はすごく可愛くて、睫毛が長くて瞳が大きくて、むくれ顔が可愛かった。夢で会えるならまた会いたい

自分にまとわりつくプルプルした感情を可愛く使えたらいいなと思ってギターを覚えようかなという気持ちになった

足して73℃の布団で眠る

春のぬるい夜風に吹かれている。
揺れるカーテンを目で追う。
庭に咲いた梅の木の花が萎んで、実をつける頃には、桜を見つめる君の後ろ姿が見れるだろうか。
そんなことを想像してしまうくらいには君が好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?