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20240406日記_4/5川崎競馬第8Rからの学び

 最近、関東4競馬場を中心に競馬を観ています。競馬には中央競馬と地方競馬があり、関東4競馬は地方競馬にあたります。地方競馬の方が荒れ憎い、予想しやすい、初心者でもアクセスしやすいです。たとえば、YouTubeで無料中継が見られます。
 競馬の予想には、様々な予想の仕方があります。毎レースごと競馬新聞にぎっしり情報が載っている、情報戦。予想師という職業やAI予想があることからもわかりますね。
 私が予想して馬券を買う場合は、直近成績とパドック(レース前の観客の前での周回)を重視しています。他はそこまで重視してません。余談ですが、面白いことに、YouTubeのライブコメントなどには、騎手名に歓声や罵倒が飛ぶことが多く、あまり馬名で荒れません。動物より、人間の方が怒りをむけやすいのでしょうか。確かに、騎手によって上手、下手は存在します。連対率、上位三着までに入っている確率をネット上で確認することが出来、かなりの個人差がある事実。しかし、これは一般の職業と同じこと。結局走るのは馬ですし、馬主が強い馬に強い騎手を乗せたいと依頼し、相対的に勝ちやすくなっているのも事実。だから、騎手名だけで買うのは、避けています。○○騎手だからいけるだろ、ではなく、心強いな位がいいです。

 パドックで、あ、この馬は今日強い。と、明らかにわかる馬を見て、直近成績が良ければ、買うことを決め、馬券の買い方を考えます。パドックのどこをどう見ているのか、という話は長くなるため、ここでは割愛します。

 今回、死ぬほど悔しい思いをしたのは、このレース。

2024年4月5日(金) 川 崎 第8競走 18:30発走
川崎スプリントシリーズ
光速(こうそく)賞C1選定馬
ダート 900m(左)

 短距離戦です。短距離戦は、馬力勝負で1分もかからず決着します。

一番人気、④コイニオチテ
二番人気、⑦キタノトパーズ

 過去成績を見ると実力は2頭とも高い。ただ、川崎第8レースのパドック映像を見ていただけるとかなりわかりやすいのですが、この2頭、性格が全く違うのです。

 ④は、パドックの動きがかなり良く、すぐ軸にして買うことを決められました。落ち付いていて自信がありそうな馬で、直近成績が良い、完璧です。しかし、⑦は、パドックの動きが気合がのりすぎなので、通常なら買うのを避けるのですが、成績も良いため、過去のパドックの映像を確認しました。普段の成績がいい時のパドックも同じ動きであることが確認できれば、そういう「性格」と判断できます。解説の言う通り、⑦は成績の良いレース前でも、気合乗りすぎ、怒りの動きをしていました。

 ここで、④⑦を買うことを決め、買い方を決めます。④は一見した時に強く勝つだろうと確信していたので、直観的に一番人気でもある4→7の馬単(1着2着を順番にあてる)だな、と買った後、あのパドック映像から見える馬の性格、直近成績がフラッシュバックし、急に嫌な予感が走り、いや、待て……、まさか……と馬情報を確認しました。

 その馬がどういう勝ち方をする馬か、を。これ、普段あまり見ていなかったのですが(先行馬が有利で基本先行馬が多いため。)、この強馬2頭のあまりの挙動の違いから、確認したくなったのです。

 確認したところ、④は先行馬(最初から最後までトップ集団に居てストレートに勝つ)、⑦は差し馬(最初は後位に居て、最後の直線で急激に伸びて勝つ)なのです。「あ~!!らしいなァ!!」と思いました。
 ⑦は興奮しているので、出だしが悪く、相手に煽られることで怒りとやる気を出し、最後の最後で差す、そういうタイプだったのです。直近成績も1位か3位。2位が……、無い……。こいつ……、相手が強ければ強い程、最後でやる気を出して、差し、打ち、勝つのだ……。

その時点での馬単のオッズが
4→7 大体5倍で1番人気
7→4 大体10倍で2番人気

 ちなみに馬複のオッズ(1位と2位は関係なく当てる)はおよそ3倍で、安かったので最初から考えていませんでした。

 ああっ……まちがえてるわ、これ、7→4だ、この馬の性格なら……、買っちゃったけど、追加しよう、今、完全に頭の中に7が4を差す映像が浮かんでしまっている、買おう、それも、たとえ先に買った4→7より安くかけても、回収率は全然よすぎるくらいにいい。寧ろ多めにやってもいい。

 そう思った時、投票が締め切られる。

 そう……何もかも、遅すぎた……。複数点買うのはダサい、一点張りだろ、という普段の頑固な精神、反対に1位人気になびいてしまうという精神の脆弱さ……、それが判断力を鈍らせた。

 後はもう無理だなと殆ど確信しながら、祈るだけです。

結果、

7→4 

やはり、相手が強い程、漲る、キタノトパーズ1着で決着でした。

 そういうわけで、大変口惜しい思いをしました。馬の性格によるレース展開まで見極めて予想することで、予想の精度があげることができるという学びを得ました。
 ここまで性格が真逆なのに実力が近い2頭が拮抗して闘うのは、激熱試合でもあったので、いっそう私にとって、記憶、印象に残るレースになりました。やはり生物の気質や性格が素直に競争成績に左右するので、競馬は面白いです。


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