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20231116日記_人生の切り売り、安っぽさ
人の一生に同じものこれ一つとして無く、小説化すればどのような人生であろうとそれなりに面白い。ただ日々一つ一つは地味で、限られた時間しか無く、限られたことしかできない。無駄にあがいては死んでを繰り返す。心に痛みを覚える出来事が起こるたびに、糧を得たと思うことにしている。魂を耕す必要がある。そうしないと人に優しくなれない。
私は私のことをこれ以上無い程に酷い人間だと思うこともあれば、これ以上無い程に良い人間だと思うこともある。笑いたくない時に笑うし、笑ってはいけない時に笑うし、泣くべき時に泣くし、泣きたい時に泣けないし。
魂について、よく考えている。魂は最初から最後までひとりでこの生を堪能して、終わっていく。
冷めた人間。
冷めているかどうかは、お前と比較してどうかって話だろ。お前が表面的に私を捕えた印象。お前が私のことを冷めていると思うその間に、お前にこの血肉の奥、中身が見えてるのかよ。人と人が交流するということは楽しくも辛くナイフで切り合っているような感じがするんだ。そんなこと言って許されるのは中学生くらいまでじゃねぇのかよ。いい大人が。
いい大人。
いい大人っていうのは、いい大人ではない。
いい大人のフリは上手くなったが、見抜かれる。見抜かれた時、私は嬉しいけれど、相手は私に困惑する。それでいい。
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