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3月4月のあれこれ、軽やかに越えて

 子どもたちに人形劇を届ける日々を送っている私です。3月4月は旅立ちの季節。小さい子も大きい子も若者も人生のベテランさんも、それぞれの旅立ちがあったりなかったりするのでしょう。
 私も毎月行っている小さな小さな子たちの保育園の3月の人形劇を終えた時「ああこの子もあの子も来月にはいないのね、もしかしたらもう会うこともないかもしれない」と少し寂しく思いました。
 もちろん毎月行っている依頼先ばかりではなく、年に一度、あるいはたった一度だけのご縁もあるわけで、しかもお名前もわからないままということが大半。人形劇の活動は、一期一会の繰り返しです。
 子どもたち、特に小さな小さな子たちは、そのうち私のことは忘れるでしょうけど、人生の初めの方で楽しい時間を共有させてもらえることの、なんて光栄なこと!どうかこの変化のときもこれからの山も谷も軽やかに越えて、健やかで満ち満ちた日々を過ごしてくださいね。

 そんなふうに一期一会の活動も一人の活動も、それが普通の私ですが、もう少し欲張りたくて昨日「ふぅるら人形劇の会」を開きました。一軒家のフリースクールをお借りして、どなたでもどうぞという会を開いたのです。
 春の気忙しいひととき、こんなゆるーい会で楽しんでいただけたらという思いで開きました。また、依頼先ではできないようなことも、できたらいいなと考えて、フリースクールに集う子たちのお母さんたち数人に協力していただいて手ぶくろシアターをしました。とってもいい出来でした!準備や片付けなども手伝っていただいて、いっしょに作り上げるワクワクも味わうことができました。
 いつもは保育の場におじゃまさせていただくことが多いので、それも好きなのですが、今回は私のこだわりをちょっと詰め込んで、皆さんに楽しんでもらうというよりいっしょに楽しんだ時間でした。ありがとうございました。
今後も「ふぅるら人形劇の会」を開いて、ふぅるらの人形劇が見たいな、この日は空いてるなという時に、ちょっと来ていただけるような気軽な会にしたいと思います。

創作昔話風の「てんぐのハルとかっぱの子」


私の大好きなマリオネットのピエトリーノ
サイコロの目の数だけ足踏み
皆さんには手をたたいてもらいます
「でんでらりゅうば」辰年の今年いっぱい、どんどんやります

フリースクールの卒業お祝いの会の際の、お花が飾ってあってそれもすてきですよね。

【小さな人形げき ふぅるら】さーさん(sato)
埼玉県鴻巣市を中心に一人で人形劇をしています。小さな舞台で、ショートショートな演目を組み合わせて上演。人形劇をするときは、子どもたちに「さーさん」と名乗っています。よろしかったらインスタグラムものぞいてみてください。下のプロフィール欄にインスタのリンクがあります。

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