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渓流釣りにハマった2023②〜本流ヤマメ編〜

父プロデュース、本流山女魚(ヤマメ)釣り当日。
まずは8mの竿を1本出して取り回しのレクチャー。夫と私は四苦八苦した。

父から夫への指導

流れにうまく糸を落とせない。ともかく竿が長い。魚に不信感を抱かせるほどの不自然な餌の動き。もはや川に魚がいるとは思えないほど静かな時間が流れる。

ポイントをハシゴし、場面ごとのレクチャー

「ちょっと貸してみろ、こうやってやるんだ」
ついに師匠が動く。
父に竿を手渡し、父からのレクチャーを夫に任せ、私は少し離れた場所に停めた車にドリンクを取りに戻った。車のドアに手をかけたその時、後方から夫の叫び声が聞こえる。
「ーー海ちゃんーー!!ーータモーー!!!」
振り返るとと父の持つ長竿がしなりまくっている。
ヒットだ!しかも大物!そしてタモは私の腰に!やばい!
「今行くーー!!!」
私は足場の悪い川辺を夢中で駆け抜けた。

ヤリトリの末ようやくタモに収めたのは、32cmのヤマメだった。銀毛化した美しい2歳魚。
私たちはその姿にうっとりと静かに興奮した。

川でこんな魚を見たのは初めて。

この日から、私たちは渓流釣りにハマり倒している。
父は私たちに火をつけることにまんまと成功した。

まんまと渓流魚に魅せられた私たちは、2023年、休みのたびに川に繰り出すようになった。

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