教科書って高い

届いた学生証は、なかなか良い仕上がりであった。

奮闘した甲斐があった。五線譜と大阪芸大行のたくさんの封筒、原稿用紙や履修登録の用紙を広げ、ついにやらなければならないと少々焦る。

まず最初は履修登録。

大学に初めて入った18歳の時、まったく意味が分からず、かといって理解しようともせずに投げ出してしまった履修登録。今回は大学入学のプロである主人にも相談したり質問したりしながらエクセルで履修計画というものを作りながら、4年という時間をイメージしてみた。

そもそも4年で卒業ができるかは置いておいて、やってみようとは思っている。ざっくりと、漠然と。

1年生の必修や選択の必要な単位を計算していくと実に60単位。

「多っ!!」

スクーリングも25日くらいある。しかも8月は連日15日程度。片道2時間・・・往復4時間・・・。んー、辛いな。ホテルを取って泊まろうかな?

が、検索するも大学のそばにビジネスホテルは無し。天王寺に泊まって、電車とスクールバスを乗り継ぐしかない。ホテルに泊まっても1時間前には出かけなければならないという。

心が、折れ・・・そう。

いや、まだまだ、始まったばかりだ!!

とはいえスクーリングはもっと考えて良い方法、日程を探さねば。

丸一日かけて履修登録が完成。私は入学が遅かったため、Webではなくマークシートのような用紙に希望の講座を鉛筆で書いて郵送で提出しました。

なんとA4サイズの封筒が学生なので15円で送れるんです。楽しい。うれしい。

郵送で送ると3日後くらいにはWebに反映されていました。早い。

次は教科書の手配。ポチ、ポチ、ポチ・・・

「!?」

あまりの金額にビックリ。教科書って全部揃えるとすごい金額になるんですね。学生ページのリンクから提携の書店で購入するんですけど、中古でまずは探してみようと思い、Webページをそっと閉じました。

しかし、大阪芸大の先生が書かれた本はamazonとかではもちろん取り扱いはなく、調べるうちにだんだん理解しました。

「ほほう。これは大学でしか買えない、これは外でも手に入る」

試しにメルカリ、ヤフオク、フリルなどいろいろ探してみると、メルカリでソルフェージュのCDを発見!!即買い。

その直後、なんと音楽学科の必修教材一式が新品で出品されており、たった今購入してしまったソルフェージュももちろん入っていたので、ダメもとで、

「ソルフェージュだけ抜いて1,500円お値引きできませんか?」

と連絡したところ快くお値引きしてくださったのでこちらも即買い。

音楽系の教材は揃った。ほかの教科書はおとなしく大学で買おうと思い今しがた全教材をオーダーしました。

普通に買うよりは幾分かお安く購入出来て良かったです。

先に届いた教材でまず取り掛かったのは楽典。

うーん、自力で楽典かー。

分かってはいたけど、何もかもが自分との戦いだ。

今は全くちんぷんかんぷんだけど、そのうちに理解できるのかな??正直、何から手を付けたら良いのやら。

先が思いやられますぅ・・・

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