心理学的に女性から求められる”あなたらしさ”がわかりました。
ユング心理学的には、こんな男性が女性に求められるのがわかりました。
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以前、恋愛は、互いの中に新しい可能性を見つけ出すこと。という動画を出させていただきました。
最近、いろんな調査で恋愛に積極的でないという若者のデータがでています。
煩わしい？ もどかしい？ 面倒くさい？ もっと楽しいことがある？
恋愛が第1の選択肢ではなく、価値観も変わってきています。
そもそも、恋愛って、男女に限っていうと、子孫を残すためのステップのひとつともいえて、人類が誕生して以来、ずーっと繰り返されてきたことで本能的なもの。
でもそんなことを横に置いておいたとしても、人が成長するために、人と関わるというのは何物にも代えがたい体験かもしれません。
今日は前回、そんなお話を引きついで、男女が成長の過程で、恋愛がどうかかわっていくのかを、小森圭太さんの著書 潜在意識の書きかえ方や、ユングの心理学などを通してもう少し掘り下げてお話したいと思います。今日のお話は僕の独断の理解なので間違っているかもしれませんし、いろんな意見があると思います。またご意見などを教えてください。
今日、最終的にお伝えしたいのは、
あなたらしさは、聴ける力をつけること、答えを引き出せる力をつけることでアップする。
そのことを3つのポイントでお伝えしていきます。
本能的には男も女もひとつ
よく右脳では感覚や感性を、左脳では論理的思考を考えているといいます。左脳は、話す、書く、分析する、推理するなど論理的思考を、右脳は感覚的思考を分担しています。空間を意識したり、想像したりする役割を持っていて、感性脳、イメージ脳などとも呼ばれ、本能と関係しています。
また本能、右脳では、人は他者と自分を区別しておらず、自分と他者、モノを区別しているのは、左脳だということです。
例えば、お風呂でゆったりしているとき、寝ているとき、自分の身体のサイズがわからない時ってありませんか？僕は、少し動いて始めて自分の身体のサイズを意識するようになります。これも自分と周りとの区切りがわからないというのはこういうことなんじゃないかと思います。
人は誰もが母親から生まれて、１つの個体だったものから引き離されて、新しい個体になっています。この引き離されるというのが、永遠の孤独感を引きずります。そこで人は、何かと一つになりたい。所属したいという要求はそんなところから生まれています。
恋愛は究極の二人の人間が一つになる、孤独を究極に解消できる一体化の幻想です。
でも、今は、「恋愛する必要性を感じない」という声も。
スピリチュアルの世界でもよく言われるワンネス。すべてはひとつになりたい。いや、なっているのです
男女別の成長 アニマ・アニムス
男性と女性は神話でももともと1つで、それが分かれたもの。
スイスの精神科医であり心理学者のユングは、男性の人格にはアニマとよばれる女性的要素が、女性の人格にはアニムスと呼ばれる男性的要素がある、いわゆる心の中の異性があると提唱しました。
子どもを産むという生物的機能を除けば、男性女性は同じ機能を持ってるということです。
アニマ・アニムスはそれぞれ男女の無意識の機能となっていて、外部に投影された心的イメージは、男女関係の中の見えざる異性となり、互いの関係に大きな影響を与えています。
恋愛とは、例えば男性のアニマの肯定的な面を投影された女性、女性であればアニムスの肯定的な面を投影された男性と一緒にいて、ひとつになり願望が達成される。これがアニマ・アニムスにおける恋愛です。
今日は、そのアニマ・アニムスが、人の成長とともにどう変化していくかご紹介したいと思います。皆さんもご自身に当てはめて、あーそうやったとか思いながら聞いてください。
アニマ（男性から見た理想の女性像）の成長段階
アニマの成長段階は4段階。
初期段階は母親、または近所のお母さんなど母親の代わりで、自分を甘やかしすべてを受け入れてくれる存在を求めます。
第1段階は性的なアニマ
生物学的な段階。とにかく女性であり、子どもを生み出すことができることが大切。母親からの分離を明らかにして、生命の生み出す母親の代理の女性に魅力を感じる。セクシーや外見の美しさ、若さに惹かれ、女性の人格は関係がありません。
第2段階はロマンティックなアニマ
第1段階では女性であればよかったのですが、この段階では、女性の人格を求め、一人の女性の人格を愛する状況になります。純粋で可憐な女性とのロマンスを楽しみ、情熱的な恋愛をする段階です。
フェミニストとか、ロマンティストと呼ばれる男性は、実は、母親像から母親代理の第1段階にとどまっていているように思われ、日本では女性の自立や人格を認めなかった歴史が長く、日本人男性のアニマは第2段階まで達しづらいという説もあります。
第3段階は霊的アニマ
聖なる愛、乙女のような清らかさと母親のような温かさを持ち、内面的な癒しを求める。霊的な愛に魅力を感じるという段階です。
第4段階は叡智のアニマ
もう、この段階は個人的な愛を超越し、女神のように温かくも気高く、高い叡智を持った女性を求める。弥勒菩薩、アテナ、両性具有に近い女性像ということです。
最後は、自分の中の女性的なところを取り入れることで統合されるということです。
アニムス（女性から見た理想の男性像）の成長段階
アニムスも、アニマと同様4段階の成長段階があります。
第1段階は力のアニムス。内面や精神性でなく、肉体的外見的に力強い男性に惹かれ、よく小学校の頃って、スポーツができる男の子がモテたりする時期です。
第2段階は行為のアニムスです。
勇ましい行動をする男性に惹かれたり、強い意志や精神力が伴う行動力に魅力を感じたりします。決断力、実行力があるリーダータイプや、起業家タイプに惹かれる時期です。オラオラ系がモテる時期ってありますよね
第3段階は言葉のアニムスです。
肉体性よりも論理性や合理性に魅力を感じ、頭がよく、交渉上手。白黒はっきりした男性に惹かれる時期です。
第4段階は意味のアニムス。
論理ではなく物事の意味や価値を与えてくれ、人生の意義や考え方などの面で気づきを与えてくれる人に惹かれます。穏やかで精神的な満足を与えてくれる賢者のような人がモテるようです。
そして最終的にアニムスの統合
男性と同じ土俵で仕事力や客観性を求められる女性は、第3段階の言葉のアニムスで統合に苦しむことが多く、無理してその部分とどうかしようとすることで頭が固く、攻撃的な女性になったりします。
海外に行ったらたくましくなる女性もこれに近いといわれています。
社会にもまれながらも自分を模索し、成長を続けていく、やがて第4段階の人生の意義や精神的な幸福を求める段階に到達することができるということです。
風の時代の本当の優しさとは
2021年のジェンダーギャップ指数は、日本は前回は153か国中121位。先進国の中では最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果です。
ここからは僕の独断と偏見ですが、日本人の集合的無意識では、アニマは第１段階で止まっていることが多く、アニムスは第２段階、第３段階と求めることが多いのではないでしょうか。
例えば、男性のアニマは第1段階でセクシーや外見の美しさ、若さに惹かれ、女性のアニムスも第1段階の肉体的外見的に力強い男性に惹かれ、男女がつながる。
でも、女性は、第2段階の強い意志や精神力が伴う行動力 第3段階の論理性や合理性、さらに第4段階の人生の意義や考え方への気付きを与えてくれる男性を求めるようアニムスを成長させていく。
男性も同じように、成長していくことが必要かもしれません。
日本人の男性は第1段階にとどまることが多い。でもそれは逆にいうとそのにチャンスがあるかもしれません。
そうです。
女性の人格を認めて、第2段階 第3段階とアニマを成長させていく。すると、アニムスは、第3段階の論理性や合理性、また第4段階の人生の意義や考え方への気付きを与えてくれる男性を求めるようになる。これが目指すべき本当の男性像ではないでしょうか。
太古の昔から、狩りの能力が高い個体、つまり身体能力の高さが人のあこがれの中心でした。その後、知的能力が高い人間が集団の上に立ち、多くの報酬を得る時代が続いてきました。おそらく、農耕の開始がきっかけで身体から知的へとお金も場所を変えてきています。
そして、これからは風の時代、お金は優しさに集まります。それは、お金の本質が信頼だからです。
よく優しい人がいいという言葉を聞きます。
でも本当の優しさとは、アニムスの
第2段階の決断力、実行力
第3段階の論理性、合理性、さらには
第4段階の物事の意味や価値を与え、人生の意義や考え方など気づきを与える人としての深さではないかと思います。
風の時代、男性はこうした人の深さを深化させていく。そして自らアニマを成長させていくことが、お金も信頼も集め、あなたらしさを本当の意味で向上させていくのではと思います。
では、どうやって あなたらしさを向上させるよう、人としての深さを深化させていくのでしょうか。
それは、一番は傾聴できること。冷静に事柄を分析し、自分が想っていることを自ら気づかせられる力を持つ。
そして、相手が必ず持っている答えを引き出せる。
この2つさえできれば、あなたらしさがアップすること、間違いありません。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございました。
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フクシンでした。
またお会いしましょう。
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