SaaS
Software as a service のことで、クラウド経由でソフトウェアを提供するビジネスモデル。インターネット上で利用するサービスは全部SaaS。でいいのかな?例えば、Office365やNetflixなど。
SNSやフリーメールもSaaSと考えていいんでしょうか。就活サイトやnoteなんかはSaaSにはいる?
料金形態はサブスクが基本で、ユーザーは継続or解約を選ぶ。顧客とのwin-winな関係を築いていくことが肝になる。
左から、
①ホステッドアプリケーション/アプリ
②開発ツール、データベース管理、ビジネス分析
③オペレーティングシステム
④サーバーとストレージ
⑤ネットワークファイアウォール/セキュリティ データ
⑥センターの物理的なプラント/建物
例:Sansan
名刺管理のサービス。カスタマーサクセスを設置。顧客の問題解決やクレーム対応がメインのカスタマーサポートとは違い、顧客の事業成長や成功の促進を能動的に提案。開発・マーケティング・営業などすべての部門で顧客への価値提供を強く意識。
デジタル化を誰もあまり意識していない部分が伸びしろ。個別コンサルよりも1つのプロダクト、1つの改善で与える影響範囲が広い。
多くの企業に共通して存在する"業務"に着目した Horizontal SaaS と特定の"業界"に着目した Vertical SaaS がある。
例:Hamee
複数チャネル(顧客や中継倉庫)からの注文の一元管理や在庫管理など、EC事業者のバックヤード業務を効率化するSaaS「ネクストエンジン」。システム会社ではなくEC事業者がEC事業者向けのSaaSを提供している点が大きな競合優位性(たぶん、自分たちのためにもなるからコストがかからないし、需要や改善点が見つけやすい、同業者の仕様や動向を知ることができる)。
高いシェアを獲得すると収益性が安定するが、変化に耐えうるスピード優先な実行力が必要。安定した事業があると次のチャレンジもしやすくなる。
海釣りと同じで、潮流が鈍いと小魚も釣れないが、潮流があると小魚の動きが活発になり、それを餌とする大物も狙えるようになる。時代の波を掴むことが重要。
例:チャットワーク
チャットワークは中小企業に目をつけた。社内だけで業務が完結しないことが多く、紹介が紹介を呼ぶネットワーク効果で契約数が伸びた。
ビジネス版のスーパーアプリを目指す。チャット・決済・音楽・バイト探しなどの機能をもったメッセージングアプリのビジネス版。
知識集約型社会(知による価値創造が差を生み出す社会)においては、資本力や社員数以上に、優れたアイデアや戦略、実行スピードが競合優位性になる。(インフラ系など引き続き資本力が重要になる産業もある。)
戦略とは現状から目的地に到達する手段のこと。戦略作りの難しさは、戦略に影響を与える前提が無数に存在することにある。変化の速度や不確実性が増す現代では、前提の中で「わからないこと」の割合が大きくなっている。最初から完璧な戦略を作ることは不可能で、仮置きの戦略を描き、実行して修正する。戦略には実行が含まれる。自社で戦略を作れない会社や戦略だけを作れることに価値はなくなる。素早い実行と素早い修正が大事。(研究活動が全然楽しくなかったなんて就活じゃあんまり言えないな………。)
人の成長は環境に依存するため、環境選択が非常に大事。
私はよく魚釣りに例えるのですが、企業が若手の育成でやってはいけないことが2つあるんです。一つは、魚のいない池を渡して「気合いで釣れ!」と言うこと。もう一つは、魚がたくさんいて釣りやすい池を渡してしまうことです。そのどちらでも、大きな成長は望めません。理想的なのは、魚がたくさんいるとはわかっているけれど、釣るのはすごく難しい池を渡すことです。
例:HENNGE
企業の業務を既存システムからクラウドに安心して移行できるようにセキュリティ面から支える。「HENNGE One」など。
ITバブル崩壊による経営危機後に着実なポートフォリオ経営に転換(自社プロダクトの展開に加えて、不況の影響を受けにくい地方自治体向けのSIビジネスなどにも参入)。それでもリーマンショック時に失敗。
「変化の激しいIT業界では事業を1つ立ち上げてそれを案手的に伸ばしていく経営スタイルは通用しない」→「多様性」と「変化」
海外メンバーによる多様性の高まりは明示的なコミュニケーションを必要とし、効率は悪いが、裏を返すと内的に変化し続ける組織は外的な変化にも強い。暗黙の了解がなく、固定概念にとらわれない新たなチャレンジが生まれる。社員がボトムアップで新規事業提案する「インスパイア祭り」という社内イベントを導入するなどの変化。
高度経済成長期においては、人口ピラミッドが三角形で若い労働力が潤沢で増えていく、通貨がすごく弱いから海外から見ると低賃金で労働集約型の画一的な組織は理にかなっていた。しかし現在は人口ピラミッドが逆三角で日本の通貨も強い。これからの変化に耐えていけるのか。多くの日本企業は今までのパターンで勝ってきた人が多すぎて今更変えられないし、新しい勝ちパターンがまだ見つかっていない。教科書の正解よりも自分の経験に価値がある。
ここ数年のSaaS領域の上場企業は赤字であるにも関わらず高い時価総額で上場を果たす企業が増えている。市場の成長率の高さ、粗利率の高いストック型の収益構造も含めて、SaaSの将来性が投資家からも高い評価を受けている。
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