差分

知り合いの方から、差分が大事、という話を聞いた。
ウクライナのキーウでは意外なものが人気らしい。
それが「カイロ」。
ウクライナの人からは、もっとカイロを送ってほしい、という声が届いている、というニュースを見たそう。
これをヒントに、北欧などの小売店にカイロを輸出するとか、現地で生産工場を作る(作りもシンプルだし)とかすればかなり利益がでるんじゃないかと言われていた。

日本では当たり前だけれど、海外では当たり前ではないものはいっぱいある。日本への観光客も日用品を買い込んで帰る人が多いというのも実感としてあるそう。(自分は全く観光や接客と接点がないので知らなかった)

そういった知らなかった!という情報の差分や要不要の差分がビジネスでは大事らしい。
例で挙げられたのが、ブラジルの鶏もも肉。
向こうの人は鶏むね肉ばかり食べるらしい。でも日本ではムネよりもモモのほうが人気なので、ブラジル産の鶏もも肉は良いビジネスだそう。
他には、北欧のタラの白子。
向こうの人はタラの身はよく食べるが白子はそうでもないそうで、これが日本に多く輸入されているそう。

まだまだ活用されていない要らないもの、棄てるものはたくさんあり、これを利用できる、欲を言えば、人の欲しがるものに変えることができればビジネスチャンスだと。
たとえば、酒かす。
どの酒蔵でも大量に廃棄されている。甘酒や酒かす料理もあるが、料理のメインコンテンツという感じではないだろう。

いつもそういう差分がないかとアンテナを張っているそうで、「それはいらない、捨ててしまう」という話が大好きらしい。「いらない」「知らなかった」がキーワードのようだ。
この話はとても面白かった。自分も「いらない」「知らなかった」にアンテナを張ってみよう。

蛇足でふと考えてみる。
仕事もそうなのではないだろうか。
・感情面での楽しいとめんどくさいの比較
・勘定面での減る時間と増えるお金の比較
をしている気がする。
感情面について、他の人がやりたがらないことが利益になるのではないだろうか。
「自分のやりたいことで稼ぐ」という言葉もあるが、これもリスクをとりたくない、やりたいよりもめんどくさいが勝つ、などなど人のやりたがらない理由があるだろう。
その差分をとり、大きければ大きいほどサラリーとしてもお金を得ることができると思う。がんばろー。

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