2022年度秋学期 地域企業連携実習 成果報告会(2/9)

2022年度秋学期の授業「地域企業連携実習」の成果報告会を2月9日に実施しました。連携企業のみなさまの前で、受講学生たちが企業取材やWikipedia記事作成について発表を行いました。取材をしてわかったこと、Wikipedia記事作成を通して学んだことなど、各チームが報告をしました。

どのチームも大変頑張って取材と記事作成をやってくれました。企業ウェブサイトには出ていない情報も調べて、典拠をつけた上で記事に盛り込んでくれたチームもありました。

記事の出来映えには企業のみなさんも感心されていました。

アピックスチームによる成果報告
日本鏡板工業チームによる成果報告
日本電気化学工業所チームによる成果報告
千房チームによる成果報告

各チームの成果報告の後、チーム別に分かれ、学生たちと企業のみなさまとの懇談の場を持ちました。

授業では、Wikipediaは誰でも編集ができるけれど必ず根拠に基づく記述が求められることを念入りに説明しました。Wikipediaがそもそも誰でも編集ができるものであることを知らなかった学生や、他の授業で「レポートではWikipediaを参照してはならない」と指導されていたので、「Wikipediaはいい加減な内容の記事が多い」と思いこんでいた学生が多かったのですが(このへんはどう指導すればよいか難しいところではあります)、授業を通して、適切なやり方を取れば自分も公共性のある知を発信することができること、そして、特定の事柄について、情報源を明記して、わかりやすい文章を作成することがものすごく難しいことであることを実感してくれたように思います。また、共同作業につきまとうさまざまな困難(メンバーの間でやる気に濃淡差がある、LINEのようなツールを使っても情報共有するのがけっこう難しい、など)も学生たちに学びの機会を与えてくれたはずです。

学生たちが作成したWikipedia記事は今後多くの人の手で改善されていくでしょう(投稿して間もなく他のウィキペディアンによる修正が入ったのは驚きでした)。

半期の短い授業ではありましたが、受講学生のみなさんは、ご苦労さまでした。連携協力してくださった企業のみなさまも、ありがとうございました。

2023年度もこの授業は開講される予定です。次年度も学生や企業のみなさんにとって面白くて意味のあることをやっていこうと思います。

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