エンジニア=モノづくり
「#エンジニアでよかった」といっても、製品開発やマーケティング、研究開発など馴染みのあるエンジニアリングではなく、コストのエンジニアリングをしています。この製品は、「これくらいの利益が必要」という目標を立案し、コントロールしながら製品開発を進める仕事です。
自社の強みを生かし製品開発し、販売する。顧客からの確かな評価を得ても、収益が上がらなかったらそればボランティアになってしまうので、そうならないようにコントロールする仕事です。あまりなじみのない仕事で、私もそんな仕事するとは思っていませんでした。
メーカにとって収益性は重要であり、役割を果たすためには、営業、製造、開発、調達、サービス、品質保証などの全ての部署と絡むので、視野が広がります。また、各部署の専門家と接することができるので面白いです。そして「収益性」は企業運営上、切り離せないので、各部署やりたいことはありますが、皆さんある程度は、意識してくれます。
そして、「エンジニア」は「モノづくり」にも、携われるので面白いなと思います。モノづくりで世の中の流れを身近に感じることが多いです。例えば、コロナ後、アメリカが経済を動かし始めたことにより、景気改善し、海上コンテナが不足しております。各社取り合いで、例えば日本ー米国航路のコンテナ輸送費は、数年前の3倍くらいになりそうです。そうなってくると原材料を海外からの輸入に頼る日本は、小麦などの食料品、ガソリンなども値上げせざるを得ないです。お菓子などはスモール化し、価格上昇をしのいでいます。
また、アメリカのデュポン社が、昨年の大寒波で電力不足に陥り、大停電したあおりで世界的にナイロンが不足しており、ナイロンを扱うメーカが生産できなくなっていることです。例えばモノづくりで工場を動かすPLCという部品ケース(ナイロン)が制作できないとか、その中にいれる半導体が不足している(ルネサスエレクトロニクスの火災)、とか、様々なニュースと仕事が直結してくること。
北京オリンピックがあるので、国内の空気を綺麗にするためなのか、脱炭素の名の元に電力利用を中国政府が制限しているので、中国の工場が稼働しなくなっていること。そして部品が日本に入らない。
仕事でこのようなことを体験しながら、世界と繋がっている自分も感じて、エンジニア=モノづくりって面白いなと感じています。
でも真剣に考えすぎると自分では、解決できないことが多いので、コロナも含めて、世界が良くなるように、毎日お祈りしています(^^♪
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