贈与税、相続税の増税は見送り

贈与税、相続税の増税は今年は見送りになりました!!
これは、財務省の税制改正要望に項目がなかったため確定しました。

とりあえずは一人でこっそり勝鬨をあげます…..
これは少し精度的に複雑な増税なため、少しだけ簡単に解説を以下に。

贈与税は毎年110万円までの贈与は非課税でした。しかし現行制度では、親が死亡した時から、3年前までの分は相続税の課税対象になるという制度です。つまり、毎年110万円を子供に贈与していたら、親の死亡時に330万円が相続税の課税対象となり、相続税に加算して納税を行う必要がありました。
これが、税制改正では親の死亡時から10年まで遡って相続税の課税対象にするという案が浮上しています。つまり、毎年110万円子供に贈与していたら、1100万円が相続税の課税対象になるというものです。

まとめると、このケースでは330万円×税率⇨1100万円×税率分のため、差し引き770万円×税率が増税されるということです。

そもそも贈与税、相続税は制度的に複雑で、国民にわからない形で増税されてしまいます。いずれは贈与税、相続税の制度自体もシンプルになるように減税運動を行えればいいなと思います。

参照
1.財務省 税制改正要望
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2023/request/index.html


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