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仕入れをしない飲食店(源兵衛)

先日奈良五條でミシュランを獲得している和食店「源兵衛」に伺いました。http://www.ryokan-genbei.com/#modal_2
セトレならまち開業前にも面識いただいていた中谷さんという方が主人で料理長なのですが、メニューが「野菜だけ」
しかも奈良五條の生産者直接やり取りしているものばかり・・・
聞いてみると、いわゆる市場にはほとんど仕入れにいかないそうです(参考に見に行くことはあるそうですけど・・・)
そして料理一品一品、その野菜のこと、その調理法、なぜそうしたのか、味わいの展開など色々説明しながら紹介してくださいます!
もう食べる前に洗脳されてしまいます・・・勿論そこまで聞いたら美味いわけですが、まさに「情報や情感を素材とともに食している」感じです!
野菜だけのメニューと言ったらなんか物足りないだろうな・・・値段も安い、それだけで満足できるの?・・・みたいな先入観が出ると思います!
いくら五條という産地や生産者が優れていたとして地産地消・・・っていっても他とどんだけ違うの?・・・ってなる

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つまり、それだけだったらそれほど響かない「コンテンツ」でも、情報と情感を込めて伝えていくことで何かが変わる。伝えるのは、料理人のこだわり、アイデンティティでなく、生産者や生産地という地域資源の魅力です!それをつないでいる・・・
まさに中谷さんが「地域資源の編集長」だと思ったのでした!

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