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アランデュカス

画像にある「旅する料理人」と題した新聞記事は、世界8か国で33のレストランを経営する、まさに世界で最も有名な料理人・アランデュカス氏のことが書かれています
華々しい経歴を持つ同氏ですが、その軌跡は波乱万丈でした! 農家の長男で生まれたことで、鴨、豚、鶏などを飼育し、貧しいがゆえに特別な肥料を使う余裕がない代わりに全て無添加の野菜に溢れ、祖母の手料理が料理人を志したという
食環境が原点だということでした!
意外だったのは、最初に奉公したのが大衆レストラン・・・まさにガストロノミーとは程遠い質より量の店で料理人の仕事にキツさを骨の髄まで叩き込まれたそうです! 18歳以降は多くの出逢いに恵まれ様々な技術を積み上げていって一流シェフの階段を昇り詰めていったが、27歳の頃に生存者がデュカスひとりという飛行機事故にあう! 二つ星を獲得したばかりの自店の運営を病床から続けたそうです
当然、仕入れにはいけない(その代わりにスタッフに細かな指示を送り綿密なレシピを書き出して手渡した) 自由の利かない自分に代わって、誰もが出来るように、持っているノウハウを惜しみなく出しシェアする
この生死彷徨う事故がきっかけになって「伝授のシステム」が出来、今のアランデュカスというブランド展開が叶っているという話
「厨房にたたないシェフ」と揶揄されながら数々の星付きレストランを作り上げた実績はまさに飛行機事故という「驚異的な体験!」からの産物でした! 自分の望まない事態や事象が思いがけない自分自身の人生を変えていく その中で、まさしく「旅する料理人」と称される生き様に驚嘆!

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