私がちょっと寄る間があれば行ってみる寺が京都・圓通寺!
https://www.kyoto-entsuji-teien.com/
北部、北山から更に深泥池を超えた静かな場所に位置しています
始めて訪れたのは学生時代・・・比叡山を借景に目の前にはシンプルな庭園
それを眺めながらぼ~とする・・・
ちなみに「借景」と言う言葉を覚えたのは学生の頃、今から30余年前!
まさに「景色を借りる」・・・比叡山の眺めが普遍な景観を醸し出しています!
寺に書かれた借景の美しさの解説にはこう書かれています
「人と自然の共同作品」
借景そのものは自然でなく、自然を活用した人工的な空間があって初めて美しさを感じられるわけです!
そして芸術家・岡本太郎はこういったそうです
「自然と非自然的要素を対立したまま結合した芸術弁証法」
自然はそもそも人工物でない・・・だから自然なわけですが、自然そのものはまさに自然だけなので、それを美しくみえせようとする意図もないわけですから、そこからは借景という言葉が生み出されるわけもない・・・
しかし、この対立したまま結合する・・・これホロニックと言う概念と似ている!!と思った