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竹島水族館

先日カンブリア宮殿を見ていたら表題の小林館長が特集されていました
https://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/
愛知県蒲郡市にある市営の、そもそも特徴などない水族館です

崖っぷちだった水族館を再生していった話なのですが、かつて北海道の旭山動物園の「行動展示」が話題になり復活したという話は有名ですが、こちらもそれに匹敵するくらいの事例です
お金がないから知恵を出す!
深海魚などあまり見慣れない、そしてちょっと気持ち悪い?動きをする魚が多いようです
いわば、あまり見ない珍種が勢ぞろい!
そしてその気持ち悪い(動き)が目を引く・・・「やばい!ヤバい!」的な声があがりまくるそうです!
魚を仕入れられないから漁師さんに余った珍しい魚を寄贈?してもらう・・・そうです
だから漁師さんに嫌われたら水槽が半分になる・・・
だから、協力してくれる漁師さんたちは、入館料無料
すると、漁師さんの家族や友人が見に来て、「これ〇〇さんの獲った魚だ!」みたいな会話や空気が生まれる
お客さんを見ていると魚よりも魚の案内を読んでいる人が多い・・・だけど、そこに書かれている内容、文字体などがちっとも面白くない・・・
だから、飼育員の手書きで、図解したものを多用し(文字を減らし)表現する・・・
すると、へたくそな飼育員の一生懸命書いた絵の方が見てくれる
そして、これはなるほど!と思いましたが・・・
水族館がお客様の質問で一番多いのは「食べたらおいしいのですか?」
ということに対応して食べれるようにする、とか・・・
小林館長曰く、「お客さんは水族館に魚を観るのを楽しみに来ていると思っていたけど、そ、れは我々側(飼育員)の幻想で誰も魚なんか観ていない・・・その背景や動き、照明などあてたときの美しさなどを楽しみに来ていると気付いて、次々とユニークな打ち出しをしています
これまで常識?当然?だと思っていた自身の目線を変えてみる・・・視座を変えてみることでモノの見え方が変わる・・・そんなことを教えてくれる事例です

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