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横断的な価値を創る=コンテクスト

独自性のある優れた戦略を実行している企業は事業を表彰している「ポーター賞」というものがあります。

 https://www.porterprize.org/

今年受賞した会社のひとつに「カインズ」があります・・・多くに人が知っている「カインズホーム」というホームセンター業です

何が独自性かというと、商売の考え方のところです。

同社はいわゆる「小売業」です・・・つまりモノをつくる(ないしは仕入れて)

売る・・・そのためにいかに、売れ筋商材をコストを下げてつくる(仕入れる)ことがビジネス上での生命線になるわけです。

しかし、、そこに着眼しているのでなく・・・例えばフライパンという商品を開発する場合、いかに品質、コストを考える・・・その前に「家事を楽にする」というテーマ軸で考えるということです。

すると、女性でも簡単に扱えるように軽量化する、とか、そもそもフライパンに代替する時短商品はないかを考えたりする。

「ペット商品」でなく「ペットがある暮らしを快適にする」・・・とか

そうえいば家具大型店の「イケア」も店舗内に家具の陳列だけでなく部屋丸ごとをショールームのように設えていますが、それも「家具を通じた豊かなライフスタイル」といことでしょうか?

マーケティングの本に「ドリルを売るには穴を売れ」という著書がありますが・・・まさにお客様にニーズはここで言えば、必ずしもドリルでなく、穴を開けたいわけです・・・なのでその手段としてはドリルでなくてもいいわけです

しかしドリルだけを考えて商品を企画、開発、販売をすると・・・いかに精度の高いドリルをつくる、いかに売れそうな価格までコストダウンする・・・ということばかりが着目され、本来の「穴を開ける」といい顧客ニーズが吹っ飛んでします。

このような茶番みたいな話は、案外会社の現場ではたくさん起きています

横断的に価値を創る・・・これは当たり前といえば当たりまえですが、意外に抜け落ちている発想かもしれません。

この横断的に価値をつくる・・・これはまさの来年のテーマにしたい「コンテンツをコンテクストへ」と同じような考え方でもあります!

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