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「自己啓発本症候群」への処方箋 ~「今やる」習慣のすゝめ~

「今でしょ!」
が流行語大賞となったのは2013年のことです。
でも、私のなかではずっと流行語です。。。

こんにちは!
2回目の登場となります、よねです。
前回は「掃除」のことについて書きましたが、お読みいただけましたでしょうか?

そして、お読みいただいた方に質問です。
その日のうちに掃除しましたか?

実は、読んで「ハッ!」と気付きを得たのに、その日のうちに掃除しなかったのなら、もしかしたら読む前と同じ状態に戻ってるかもしれないです……
今回はそんなお話をしたいと思います。


読んだだけで満足 「自己啓発本症候群」という現象

成長意欲の高い人は、自己啓発本とか、自己啓発系ネット記事(このnoteもその一つ)をよく読む人が多いのではないかと思います。
自己啓発本に限らず、経済系の記事に目を通すとか、著名人の名言をTwitterで見て元気もらってるとか、日々いろいろな刺激を受けて過ごしている人は多いのではないでしょうか。

しかし、自己啓発本とか名言とか読んでるものの、結局あんまり変わっていない自分に自信を失いかけている人も少なからずいるのではないでしょうか。
というより、この記事を書いている僕によくあることなんです。
「あるわ~」って思った方はこの記事で一緒に考えてみてください!

実は自己啓発本を読んでもいまいち何も変化がない原因は、学びや気付きを行動に変えていないことにあります。
つまり、知識が頭に溜まるだけで身体が動いていない、頭でっかちな状態になってしまっているのです。

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このように、自己啓発本をはじめとした本や記事を読んで気分が高揚し、成長した気になっているだけで、行動は何も変わらない現象のことを「自己啓発本症候群」といいます。
そうなんです。読んだあとは聖人になった気分になるけど、2週間ぐらい経過すると元通りなんてこと、僕もよくあるんですよね……
そんな頭でっかちな自分をどのように正していけば良いのでしょうか。


学びの“消費期限”は30日間

自己啓発本症候群に陥らないようにするための方法は、読んで得た学びや気付きを行動に落とし込むことです。
そして、行動に移すタイミングは、学びや気付きを得たそのときです。
つまり、「今やる」ということが大事なのです。

なぜ「今」でないといけないのでしょうか?
そこには脳の記憶機能のメカニズムが関係していると言われています。

人間の脳は、読んだ情報や聞いた情報を、脳の「海馬」という場所に一時保存します。
「海馬」の保存期間は約30日間です。
その間に生きるために必要な情報か、そうでないかが仕分けられます。
生きるために必要な情報だと判断された情報は、大脳皮質という部分に移され、長期記憶へと変わります。

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海馬に保存された短期記憶を大脳皮質での長期記憶に変えるための方法は「反復」だという説が有力です。
つまり、短期記憶が可能な30日の間に同じ情報を繰り返し入れて、「これは生きるために重要だ」と教えてあげることが重要なのです。

したがって、自己啓発本や記事から何か気付きを得たら、読んだまま終わるのではなく、海馬に反復してインプットしなければなりません。
つまり、

①同じ本/記事を繰り返し読む
②学びや気付きを自分の言葉で綴る
③学びや気付きを行動に移す

のいずれかを30日の間に繰り返し行う必要があるのです。

上記のうちどれが最も効果的かといえば、③が圧倒的だということはお分かりいただけるのではないかと思います。
自己啓発系の内容は行動に移すことを求められるケースが多いので、せっかく反復するのであれば行動として反復して習慣化してしまいたいところです。

実際、今インターンをしている会社でみんなから尊敬されている人を見ていると、愚直なまでに学びや気付きを、その瞬間に行動に変えているように感じています。


たとえ今やるのが無理でも「いつやるかを今決める」なら出来る

とはいえ、すべてのことを文字通り「今この瞬間に」やることは不可能だと思います。
掃除が良いからと言って、会社や学校にいるときに掃除を始めることはできないですし、提出期限が迫っている課題や就活の面接対策を優先しないといけないときもあります。
どうしても今はやる気が起きないことだって人間ならあると思います。

そういった状況に置かれているときは、いつやるかを今決めましょう!
例えば、「帰ってから風呂に入るまで」とか「毎朝朝食後に」とか「次の土曜日の夜寝るまで」などです。

やることそのものに今着手できなくても、いつやるかを今決めることで行動のファーストステップにはなります。
こうすることで際限のない後回しは防ぐことができるのです。

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また、「やらない」という選択肢があるということも一つのポイントです。
物事には優先順位があるので、見直してみて「やらない」という選択ができる場合もあります。
例えば、いくら掃除がマインドを左右するからといって、翌日に面接が3つ控えているのに、綺麗な部屋に掃除機をかける必要はないでしょう。
このように、やらないという選択肢が今できるのであれば今するべきですし、慎重になるべきなのであればいつ決断するのかを今決めましょう。

逆に、やってはいけないことは「To do リスト」(やることリスト)を作ることです。
To do リストは「いつかやること」をリストにしているということです。
「いつかやる」という曖昧な状態はやることを先延ばしにするのを招いてしまいます。
それを防ぐためには「やる時間を決めること」、そして「その決定だけは今この瞬間に下すこと」が重要です。
そして、To doリストではなく、スケジュールの中に埋め込みましょう。
また、よく考えるとスケジュール帳にメモするまでもなく1分で完了することもあるはずです。

要するに、学んだことややるべきことは、どんな形でもいいので今この瞬間に何かしらの行動にするのが良いのです。


「今やる習慣」は成長スピードを支える

ここまで紹介してきた「今やる習慣」は急速な成長を支えてくれます!

そもそも「成長」とは、「今」という時間に生み出すことのできる価値が大きくなっていくことだと考えています。
つまり、「今この瞬間」の価値を最大化し続けることを「成長」というのです。

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やることを少しでも先延ばしにすると、成長のスピードは落ちます。
先延ばしにしている間は、停滞しているか、衰退しているかのどちらかだからです。

スピーディーに成長し、成功を手に入れようと思うのであれば、「今この瞬間」にあるやりたいこと、やるべきことに最大限に向き合って、今できる最高を更新しつづけたいものです。

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よね
昨日よりも良かったと思える今日を送りたい大学生。
とあるWEB広告代理店でインターン生としてクリエイティブ制作や面接官などをしているらしい。
よく名古屋に出没してオーケストラの指揮者もしているらしい。

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