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#44 徒歩日本一周日記 2019年2月6日〜

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2月6日

2/6
ついに長い付き合いだった長野県とお別れし、岐阜に入った。降水確率が30%とかだったのに昼過ぎまでずっと雨だった。
山あいの、民家もないような坂道が多かった。
最近、何を日記に書けばいいかわからなくなってきた。書くことが思いつかなきゃ長く書かなくていいか。つづく。

日記なんて無理に長く書くようなもんじゃない。

ツイートも特に言及することないな。

2月7日

2/7
今日はたくさんの人に話しかけられた。道端だったり、コンビニの中だったり。「すごい」とか「大変だね」とか言われるけど、もう最近は辛さも少なくなってきて「すごいこと」や「大変なこと」をしているようにも思えない。今の僕からしてみれば大学に行ったり会社に行ってる人の方が「すごくて」「大変そう」に見える。
今日は下呂温泉を通ったが、夕方が雨予報で早く先に進みたかったので足湯だけ入った。足だけでもちょっと回復できた気がする。つづく。

少なくとも「大変」っていうのは違う気がする。自分で勝手に始めたことだし。

霧が濃かった。

2月8日

2/8
今まで山ばかりの県といえば長野のイメージだったけど、岐阜も山ばっかりだ。ずっと登ったり降りたりしている。
コンビニのトイレにスマホを忘れ、すぐに気づいて取りに戻ったら店員さんが保管してくれていた。見つけて店員さんに渡したらしいお客さんもいたのでお礼を言った。スマホが無くなったら旅を続けるのはかなり難しいだろうな。いい人に見つけてもらえてよかった。
久しぶりにマクドナルドのハンバーガーを食べたらおいしかった。つづく。

旅路を決めるのはGoogleマップ頼りだし、何よりインターネットとの繋がりが途切れたら孤独で死んでしまう。

この写真撮った時のこと覚えてないけど、なんか今すげーウケちゃった。

今見たら一つもなかった。3年も前だしな。

2月9日

2/9
今日は山の水族館というところを見に行った。イトウの餌やりをした。小魚を投げ入れると一回スルーしてから急に戻ってきてバクッと一口で食べる。見ていて爽快だった。
水族館の横にある匠の館というところも少し昔の高山駅のジオラマなどがあったり、明治のお屋敷をそのまま残していて面白かった。
そのあとは飛騨大鍾乳洞というところにも行った。先に進んでも進んでも不思議な景色で、たくさん写真を撮ってしまった。
今日はずっと、ほとんど歩いて通る人のいないような道を歩いていた。追い越していった車の助手席の人がとても驚いた顔をしてこっちを見ていて面白かった。つづく。

充実した1日だ。イトウの餌やり楽しかったな。

この辺り、いつずり落ちて死んでもおかしくなかったと思う。危機感が麻痺していた。

2月10日

2/10
今日は奥飛騨クマ牧場に行った。雪の中でクマたちもとても寒そうで、丸くなってじっと動かないような子もいた。そんな中で一匹すごく元気なクマがいて、まるでショーシャンクの空にのラストシーンのように両手を広げて大きくのけぞったポーズをとっていた。あまりに可愛かったのでそのクマの写真ばかり撮っていた。
2月ももう3分の1が終わりだ。今年は雪が少ないらしい。そのおかげで無事歩けているのかもしれない。運がいい。つづく。

雪が少ない年だったらしい。歩いて移動できるギリギリの量の雪だったかも。

暗黒物質Tシャツを買わなかったことを後悔していたら、後日たまたま寄ったらしい友人がプレゼントしてくれました。うれしー。

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#45に続きます。