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12/24〜最近見たもの聞いたもの

このnoteには以下のコンテンツのネタバレが含まれるかもしれません。


M-1グランプリ

初めてリアルタイムで通して見た。去年までは公式がYouTubeにあげてるネタ動画だけ見ていた。通して見て良かったな。面白かったな〜。

敗者復活から見ていた。
トム・ブラウンが一番好きだった。
ループしてどんどん音を重ねてく遊びみたいな楽しさ。
あとトム・ブラウンのつかみって今すごいことになってるなと思った。

[以前のつかみ]
フライドチキンは骨ごと飲み込みます!(ヤバいことを言う)
キャー!(悲鳴)
キャーだよお前それは(急にヤバいこと言うなよ的な嗜め)

[今回のつかみ]
上戸彩です!(シンプルな嘘)
キャー!(悲鳴)
キャア!(悲鳴の追い討ち)

なにこれ?何?なんなんだ。
シンプルな嘘でしかないからキャーも変だし、キャーを改めて言い直すのもなんなんだよ。でも面白いんだよな。
面白いけど、初見の人が見ても面白いのかな。面白いか。別に理で笑わせてるわけじゃないもんな。

終盤めちゃくちゃ疲れてるのも面白い。めちゃくちゃ疲れてるから最後生き返ったときの「ハー!」に本当に生き返った感じが出てる。
これが決勝行ってたらどうなったんだろう。大会全体の空気が大きく変わってそうだよな。
来年ラストイヤーか?決勝行ってほしいな。

あとなんと言ってもスタミナパンの「ほ〜んとにうんちしてま〜す」が耳に残った。M-1の翌日、世間はクリスマスだというのに頭の中では「ほ〜んとにうんちしてま〜す」がこだまし続けていた。

フースーヤの「Perfumeじゃないでーす!」連呼からの「Perfumeでーす!!!」が出たときは、部屋で1人で見てたのに思わず拍手笑いしてしまった。

敗者復活を成し遂げたシシガシラのネタもすごかったよな〜。
最初に種だけ蒔いて、あとは観客の中で育てていくような笑い。
見返したらつかみでしかハゲって言ってないんだ。ネタ中も序盤で「髪の毛のこと歌ってます?」って言ったらあとは関連ワードを一切言ってない。でも全員がハゲのこと考えて笑ってしまう。すごい漫才だ。
決勝も正直このネタで行ってほしかったな。完成度で言ってもこっちの方が格段に上な気がするし。
1人が歌って、1人がニヤニヤしてるだけでこんなに面白いのってすごいぜ。

決勝も最高だったぜ。
令和ロマンの一本目、本当に面白かった。
令和ロマンが良かったのは「マジで今日全員で考えたくて」とか、観客にも参加してる意識を植え込んだことな気がする。最近は怪談とかもみんなこっち(観客)を巻き込んでくるのが多いし、今のトレンドはやっぱり「参加させられる」なんじゃないか。
ネタ終わりの「なんだお前」に「お前だよ」って言い返してるのも面白い。
あんま見ないよな、締めのツッコミに言い返すボケ。
せり上がりのときになんかわちゃわちゃやってたのも良かったんだよな。つかみ前つかみになっていた。

せり上がりで言うと真空ジェシカの川北が上がりきる前に一歩踏み出しているのがなんか面白かった。
あとシシガシラがせり上がりのときに本当に嬉しそうでこっちも嬉しくなった。

ヤーレンズもめちゃくちゃ面白かった。
「しゃがんで立つ」好き。それに対するツッコミが「おぉ〜どうしました?」なのも。ツッコミっていうか反応だ。
ラーメンのネタのラストがちょっとおしゃれなの、ちょっとムカつくぜ。ムカつき面白。

見せ算ってなんだったんだろう。2見せ5の眼が1.1になるの変すぎる。これが四則演算と同じく生活とかに役立つ場面って一切無いだろ。これ多分目の前でやってるの見たほうが格段に面白いだろうな。
単独ライブ気になってきたな。今配信されてるやつ見てみようかな。

M-1の関連番組もちょこちょこ見て、一番自分にとって収穫だなと思ったのがヤーレンズがせり上がりの時に言ってた「ここはパリ」だった。
いいな、「ここはパリ」。僕も今度大舞台に立つ機会があったら言おうかな。

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

アニメ鬼太郎の前日譚みたいな映画。アニメは見ていないんだけど、やたら話題になっていたのと鬼太郎自体は子供の頃から読んでいたので見に行った。
僕の母は昔ファンクラブに入っていたくらいには水木しげるが好きで、家に鬼太郎とかがあったのでよく読んでいた。

今回の映画は終盤が特に良かった。エンドロールで鬼太郎1話のシーンがそのまま流れてくるんだけど、何度も読んだ話のはずなのに新しい感情を得ながら見ていた。
目玉おやじはどんな気持ちで記憶を失った水木と話していたんだろう。

全体としてはかなり嫌な話だったな。
割と序盤の「君が大人になる頃にはこの国はもっと豊かになってみんな幸せに暮らしているさ」みたいなセリフでグッとなった。なってるか?豊かな国に。
時弥くんが不憫だ。

沙代が龍賀家の人々を殺す時に毎回なにかで貫いて殺しているのは、「貫かれた女」であることを強調しているんだろうか。

あと色が好きだったな。ザラザラした色。

名探偵津田

水曜日のダウンタウンの「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」の第一弾、第二弾を一気に見た。
なんか面白いらしいということだけで見たので、2人目の探偵が登場したところとか素直に「うおっ面白!」となった。

人間が物語に飲み込まれていくような映像。
全体がドッキリであることを理解しながら進めていたのにその中のパーツにドッキリが入っていたことで自身の立ち位置がわからなくなってしまうところが一番すごかった。「俺はどの世界で生きてんの?」ってすごい。
画面のこちら側で冷静に見ている自分はそんなことで混乱しないけど、いざ当事者になったらこんな風にわけわかんなくなっちゃったりするんだろうな。これまでの全部がドッキリかもしれないと疑ってしまうかも。
自分の人生がトゥルーマン・ショーではないとは言い切れない。

形態としてはリアル脱出ゲームに近いのかな。やったことないけど。
NPCが作り込まれているタイプの強制参加リアル脱出ゲーム。
一度こんな体験をしてみたい。

タイムラインに流れてきた良いツイート

薄暗い部屋を照らす液晶の光から漏れ出る幸せを、肯定できる人間でありたい。

クリスマスを一人で過ごした後に見る動画 ーGetting Over Itー

なんか数年前にも見たことある気がするな。
「ずっと大人になった自分が想像できていない」
「自分の無能にひたすら甘えて自分ができることすらしていない」
俺もそうかも。あーヤダヤダ。
自分は大人になったって言い切れる日って来るのかな。

ワンピース

最近のワンピースずっとすごい。
ゲゲ謎のエンドロールに感じたことと同じことが起きてるかも。
過去回想の中で見たことあるシーンが描かれても、新たな視点が追加されることで得られるものが格段に増えてくる。
バーソロミュー・くま、ここまで重要なキャラになると思ってなかったな。
くまとボニー、再会して欲しかった。

追放されたチート付与魔術師は 気ままなセカンドライフを謳歌する。

チー付与、読んでますか?
ノリが変なマンガとして話題になって自分もそれで読み始めたけど、マンガが上手すぎる。上手いし、変。変だし上手い。
ノリが変なまま高度な心理描写をしている。ように見える。ほんとか?
なんか全部騙されている気がする。いくらなんでも面白すぎる。
このバランス感が全部作者の計算どおりだったら怖いな。全部天然でも怖い。
面白すぎて怖い。