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3/17〜最近見たもの聞いたもの

このnoteには以下のコンテンツのネタバレが含まれるかもしれません。


SAKAMOTO DAYS

最新話最後の見開きがかっこよかった。
磁力で甲冑の腕だけ引き寄せて自分の右手に装着するとこ。

マンガ的ハッタリというか、こういう「現実だとそうはならないだろ!」みたいなことを少年マンガの凄味で押し切ってくるような演出っていい。
SAKAMOTO DAYSはそういう場面が多い。というかそういう場面だけで組みたっているとも言えるようなマンガだけど、今回は特に好みだった。

こうなった方がかっこいいから、この世界ではこうなるんです。

アンダーグラウンド(映画)

戦争についての知識とかがないと楽しめないかなーと思ったが、いざ見てみるとそんなことはなかった。
ずっと無茶苦茶やってるから。

単純に映画としての完成度がめちゃめちゃ高い。映像も音楽もずっと良い。
そんで清々しいほど無茶苦茶やっている。
マルコが一番ヤバいが、ナターリアもなかなかヤバい。

生まれて20年地下で生きてきて、初めて太陽を見たときの感動ってどんなだろう。太陽だけじゃないか。世界が一気にバカ広くなる感覚、一度味わってみたい。

「みんなここにいたんだエンド」じゃん。
先週のnoteでも「みんなここにいたんだエンド」が好きと書いたが、「本人視点でだけ救われてる感」の虚しさと希望のバランスが好きなのかもしれない。

じんしこの最新回で比喩表現についての話を聞いた直後だったからか、「これも何かの比喩なんだろうか」とちょくちょく気になりながら見ていた。
終盤で2回画面に映るやたら美しい白馬は何かの比喩なんだろうか。

170分版を見たのだが、5時間の完全版もあるらしい。そのうちそっちも見てみたい。

にゃるらの雑談6回目 初めて嗅覚を手に入れたので超てんちゃん香水を嗅いでみる


嗅覚を得てからの食事で「まだ食べてないのに味がするなあ」と思ったというエピソードが面白い。
今まで匂いを感じられなかった人が食べ物の匂いを嗅いで「味」だと思えるんだ。
「嗅覚の無い状態での味」と「初めて嗅ぐその食べ物の匂い」も勝手に紐づけられるものなのか。

「本の匂い」の香水を嗅いで「食物の匂いでもない、ファブリーズの匂いでもない、新たな人工的なものの匂い、自分の頭の中の匂いの選択肢が増えた」っていうところ面白い。
僕もこうやって選択肢を増やしていったんだろうか。

「映画館に香りがあるんですか」っていうところもいいなと思った。
嗅覚って聴覚と並んで五感において一番勝手に入ってくるものだ。
鼻って意図して塞いだり鼻水で勝手に塞がったりしない限り常に開きっぱなしだし。
嗅覚を生まれつき持っている人は「世のほとんどの空間には何かしらの匂いがある」ということを意識せずとも知っているんだ。
音の無い空間、光の無い空間に比べると匂いの無い空間って世の中においてかなり少ない。

今まで持っていなかった感覚を新たに得るって世界の感じ方が大きく変わるんじゃないだろうか。そんな経験、してみたい気もする。

クイズが大嫌いな男がクイズ大会で優勝を狙ってみた / オモコロ

みくのしん克服記事って良すぎる。
今「苦手・嫌い」なものを順番にどんどん克服していってほしい。

俺だって克服させてもらいたい。苦手なものを要素に分解・検証して、実は自分と相性が悪いものじゃないということに気づかせてもらいたい。


日食ステレオサウンド / 町田洋

町田洋のデビュー作らしい。デビュー作の時点で作風が確立されている。
めちゃ良。

俺も家でメロンソーダ作って飲みたいぜ。

俺も人んちのデカい庭の東屋をペンキ塗りしたいぜ。


Short Cut / 三谷幸喜

登場人物3人、112分ワンカットの長編ドラマ。

ワンカットで2人+1人のやりとりを途切れることなくずーっと見せてもらえるので関係の変化が見えやすくて面白い。
なんなら2人でやりきっちゃってもよかったのではないかという気もする。
融雪のきっかけになる本人の口からは出ない情報とか出してくれるから、3人目の居る理由ももちろんわかるんだけど。

熊がめちゃめちゃ着ぐるみで良いな〜と思いながら見てたら作中においてもほんとに着ぐるみだった。

ラスト付近の「こんな会話してて楽しい?」「めちゃくちゃ楽しい〜〜〜♪♪♪」のところが好き。