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秋を知らない蝉たちは

真夏のピークが去った 
天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに街は
落ち着かないような 気がしている

夕方5時のチャイムが
今日はなんだか胸に響いて
「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて

最後の花火に今年もなったな
何年経っても思い出してしまうな

-フジファブリック『若者のすべて』より-


9月に入った。というかもう半ばを過ぎており、暦の上でも完全にセプテンバーなのだが、まだまだ残暑が続き、今週もほぼ毎日30℃越えの真夏日だったので、世間的には間違いなく真真っ盛り。蝉もジイジイとけたたましく鳴いている。だけども、どことなく朝の空気の清々しさを肌で感じ、それが小学生、中学生の頃の運動会の当日の朝を思い出させたので、もう夏は終わったものとしている。個人的に節目となる事もあったし。今日から秋突入だ。おめでとう。

7〜8月の何から振り返ろう。そうだ、やはり節目となる出来事の話。7月の上旬に長らくCYNHN(スウィーニー)の活動をお休みしていた百瀬怜さんの卒業が発表されたこと。小生も見に行った1月のライブ以降お休みが続いていたので、もしかしたらと言う気はしていたが、いざ発表されると中々に寂しいものだ。復帰してまた5人のCYNHN(スウィーニー)に戻れると、もっと5人で素晴らしい景色を見せてくれると願ってやまなかっただけに。体調不良が理由であり、これ以上迷惑をかけられないとのことで、正直悔しさはあるが、きっと決断するのも計り知れない思いがあったろうし、止めたい!考え直してくれ!という想いは微塵もない。彼女の人生のレールは彼女自身が引くものだし、遅かれ早かれCYNHN(スウィーニー)じゃない人生の方が長いし、手放しで祝福!というわけにはいかないが、今ままでありがとう!と快く送り出すモチベーションとなった。生きてれば、2度と会えないわけじゃないしね。  

そして8月上旬のTIFを挟み、9月3日に渋谷で卒業公演を見てきた。あ、先にTIFのことを語るべきか。なんだろうな、今年はそんなにエモーショナルな、心を突き動かされることは少なかったかも。というのも、去年特に目的を決めず積極的に動いたことによりCYNHN(スウィーニー)という宝物に出会い、更には複数のアイドルにも惹かれてしまったことにより、今年は目当てのステージを予め決めていたので『発掘』『新規開拓』が殆ど出来なくて、物販の並びと特典会に時間を費やし、諸々の影響で体力を大きく削られてしまった。ここは明らかに去年と同様ライブオンリーにするべきだったと。ライブ→休憩→ライブ、そして夜はサウナ。これが間違いなく黄金ルート。

翌土曜の2日目も参戦する予定だったが、深夜にフジテレビでの生放送もあったため、もう体力気力共にスッカラカンだったので、軽く観光するのみとなったのは悔やまれる。勿論、念願の『オールナイトフジコ』、佐久間さんや森田さんにも会えたし最高に楽しめたが、無理してまで行くものではなかったかな、と。せっかくの休みにヘトヘトにまでなってやるべきことではない。来年夏フェス等に参戦することがあるなら、なるべくゆったりとしたプランで挑もう。とはいえその時にならないと、どうなるかは未知数だな。夏フェスは夏にしか味わえないから、きっとまだ汗だくで脚いてーとヒイヒイ鳴くんやろな。夏の僅か1週間程度しか生きられない蝉が、じっと黙り込むわけないのと同じようにさ。

話は戻り卒業公演。パンパンに埋まった真昼の渋谷ロフト9。本当に一瞬で終わってしまった。だがそれは、夜空に瞬く流れ星かのように美しく鮮やかに輝いていたんだ。そう、その光景が去年のTIFでの湾岸スタジオの屋上で彗星の如く現れた(自分の中で)あのまんまの5人をふと思い出させて、感傷的になった。衣装もあの時の同じだったしな。もっと見たかった。4人での活動に慣れてきたと思っていたが、全然だった。違う未来を想像してしまった。仮に百瀬さんが復帰した時の世界線を。5人のCYNHNのこれからを。ここから暫くはこの面影を引き摺って生きてくのが辛くなるけど、それはそれとして、とにかく今後の4人での活動を精一杯応援していきたい。絶対CYNHNの音楽は世間に届くはず。筈?いや、絶対にだ。そのうち国民の殆どが『CYNHN』のスペルを【スウィーニー】と読める日は近いと確信している。間違いない!

とまぁここまで書いて割と満足してしまったので、続きはまたの機会に。と言ってもその次の記事にはまた違うことを書きたくなっているのかも知れないが。とりあえず今年いっぱいは曲作りを頑張りたい。ここ最近はコンスタントにYouTubeを更新できているので、あとは頭の中に沸々とわいてくるイメージを上手く形にできるテクニックを身につけるだけだ。もう少しアレンジの部分(MIXやマスタリング)も向上させたいな。本当にたった1人で全てをやっているので、何から手をつけるべきなのか迷うし、この先『音楽』という道を進んでどうなるか未だに先が見えないし、これから何処へ向かうのかも分からないけど、きっと進んだ先に新たな『光』が差し込んでくることを信じて。やってやりましょう、共に。これからの人生、素敵なものになりますように。ではまた。

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