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足りないくらいが丁度いい

6月29日。629。ムニーク。無肉。なんらかの日ではあるような気もするが、なんの日かは知る由もない。調べてみると、その昔ビートルズが日本に初来日した記念日らしい。ちなみに2月4日もビートルズの日だという。いや、2つあるがな。紛らわしいがな。毎回調べないとあかんやん。そもそも結成日がホントのビートルズの日だと思うし。そもそも記念日作り出したらキリがないね。毎日が誰かしらの何かしらの記念日があると思うし。

さてさて、そんな本日2023年6月29日はBiSHの解散ライブが東京ドームで開催される。この日こそ生涯忘れられない記念日になるだろう。何故なら小生、この後東京ドームでライブを観に行くので!!! まさかまさか、生で、肉眼でこの伝説の瞬間に立ち会うことが出来るなんて思……っていたよ。実は解散ライブが東京ドームで行われることが発表された当時、ふとスタンド席で『BiSH iS OVER!』と胸に書かれた黒Tシャツを着た小生が号泣してるイメージが一瞬浮かんで、これはもしや何らかのお告げでは…と予感めいた事があったところ、幸運にも一般販売でチケットをゲットできた、というわけだ。そして現在都内へ向かう電車の中。東京ドームでの解散ライブというか、グループ活動が完全終了の日に現場にいるのは人生初なので、正直なんともいえない状態である。楽しみでもあり、寂しくもあり。とにかく最高な日になるのは間違いない。

話は変わり、もう間も無く上半期が終わろうとしているのだが、今年はボカロPデビューから始まり、わりと忙しなく動いてきたつもりだが、この1ヶ月ほどはわりとゆったりとした日々を過ごしてしまった。なんだろうな、先ずは方向性を見失っているというか。どのジャンルをやっていくのか、どの鍛錬を積むのかの三叉路を前にして、どの道を選ぶのか分からなくなってしまった。おまけにYOASOBI『アイドル』とか、圧倒的なサウンドが流行している中で「自分が音楽をやる意味は?誰にも届いてないなら意味ないのでは?」と何もかもが手につかない状態でいる。

なので今月は過去にアップした作品をブラッシュアップしたものを投稿してからは、主に仕事終わって酒を飲みながらダラダラしたり、サウナ行ったり、BiSHのライブに着て行くオリジナルTシャツを作ったり、で終わってしまった。本当に何の制作もしていなので(あ、少しはしたか)、なんの生産性もない無の期間だった。だがしかし、一旦制作から離れることで、やはりこれからもボカロPとしての活動は続けていきたいと思えたし、その間に様々な音楽に触れることで、自分は自分がやりたい音楽をやっていくだけだと気付けた。YOASOBIや米津、髭ダンやミセスなど、トップを走る方々と似たようなことをしても到底追いつけない。ならば自分は誰もやってないような事をやるべきであり、その上で真っ直ぐにロックロールやポップを追求したいと。なので7月は活動再開し、精力的にやっていくので、何卒。

そしてライブ観戦、了。それはもう素敵な素敵なラストステージだった。自分の席があまりにも遠すぎたせいで、音の返りが弱く意識が周りにいきがちだったけど、それでもあの場に居られるのはとても幸せだった。元々長年のファンだったわけでもなく、BiSHをよく聴くようになったのはここ1年半くらいのもので、その温度差は勿論あったし、元々他にも好きな女性グループがいて、今はそちら側の方が執着は強いけど、ただこの1ヶ月は紛れもなくBiSHのことを何よりも考え、そのための準備をしたので、もっとあれをこうしておけば的な後悔は全くないな。…多分。

明けて翌30日。BiSHがなくなったという喪失感よりは、あの楽しかった文化祭が終わったな〜という寂しさがある。今は何だろう、彼女たちから貰ったものを自分のチャレンジに活かしたいという想いが強い。ライブを見てる最中も、「カッコよすぎるやろ。俺も沢山の人の心を震わす曲作りてぇな!」って。やってやろう。俺なら出来る。でも程々にしないとな。ボカロPになって半年で分かったのは、あまりに全速力で走っていても疲れるということ。遠い目的地まで100M走のようダッシュはするべきではない。10キロマラソン  のようなペースで、時に休憩したっていい。その休憩で何を考えるかも大事。いや何も考えずダラダラしたり一回全て忘れてもいいのかも知れない。100%満たされず、少しくらい心残りがある方が次へののびしろがある。

とにかくまぁいっちょやったりますかという気楽な感じで、下半期後悔ないようにやっていこうかと。とりあえず7月の自分、よろしゅう。

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