【傑作マウス】なぜGpro wirelessが最高傑作なのか

ゲーミングデバイスを探す楽しさは、FPSファンなどは特にご存じであると思います。特に沼が深いのが、ゲーミングマウス。様々なメーカーが様々なコンセプトでマウスを設計するため、世の中には多くのマウスがあり、好みや選択も人それぞれです。マウスをいくつも持っている人ならば、その使用感の違いに驚くことも多いはず。

そんなマウス探しの旅に出たことがある方ならば、レビュアーがこのようなことを言っているのを一度は聞いた/見たことがきっとあるでしょう。

「Gpro wirelessは神マウス!」

LogicoolGから提供を受けている人、ロジ信者、1つの製品を掘り下げないマニア……多くの人がこの言葉を口にしています。

ハッキリ言います。違います。
Gpro wirelessは確かに良いマウスですが、神マウスではありません。「なんだ?逆張りか?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
今回はこのことについて語っていきたいと思います。

さて、Gpro wirelessはマウスの中で1、2を争う人気と使用率を誇っています。その背景には値段に見合った品質、低遅延なワイヤレス技術、手厚いサポート、デザインのシンプルさなど、たくさんの要因があると言えます。
しかし人気の最も大きな要因は、「真に万人受けする形状」を実現した設計思想にあると私は思います。
つかみ持ち、かぶせ持ち、つまみ持ちの3区分を始め、独特な持ち方をする人でさえも、Gpro wirelessを使うと必ず「8割くらいフィットするかな」といった、完璧よりは一歩引いた使用感を覚えます。どんな持ち方をしても、パーフェクトなフィット感は得られないものの、とりあえず違和感はないし、慣れれば問題にならない形状なのです。
この「真に万人受けする形状」こそが、圧倒的な販売台数の理由なのです。
ですから、人によってはGpro wirelessよりもフィットする形状のマウスを見つけられることもあるでしょう。それは先ほども述べたとおり、Gpro wirelessが8割のフィット感を提供してくれる半面、絶対にシンクロ率が8割以上にはいけないからです。
Gpro wirelessは基準点であり、滑り止めであり、「とりあえず買ったら絶対に使えるマウス」なのです。

以上のことからわかるように、Gpro wirelessには極端なレビューはあり得ないのです。「Gpro神!」とおどけるエアプレビュアーも、「Gproゴミ!」と騒ぐ逆張りオタクも、全くデバイスについて考察していないことがうかがえます。Gpro wirelessは50点から80点あたりを推移することはあっても、100点や10点は決して取らない、そういったある意味で平均的なマウスなのです。

あるいは、信用したいレビュアーを探す際にはGpro wirelessに対してパッとしない評価をしている、といったことを基準にしてもいいかもしれません。

ちなみに、私はGpro wireless、正確に言えばGproX superlightのヘビーユーザーです。もう形状に慣れてしまったので、これが一番使いやすいです。
記事と矛盾したことを言うようですが、結局は慣れたデバイスこそ自分にとって最高のデバイスなのです。
以上で、今回の記事を終わります。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?