マガジンのカバー画像

創作箱

42
あくまでもフィクション。現代だったりファンタジーだったり。創作したものを詰めていく箱。
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

くだり坂

くだり坂

ゆるやかな坂をくだる
先は見えない
ひたすらに坂をくだる
足元に視線を落として
なぜにくだるのか
その答えを知らないままに
ひたすらに坂をくだる

この道はずっとこのままか
いずれのぼりにかわるのか
わからない
わからないけれども
今はただひたすらに
ゆるやかな坂をくだる

とけてまざって

とけてまざって

私の中にあなたを見る
あなたの中に私を見る
少しずつ私とあなたが混ざっていくのを見る
私の中にあなたがいる
あなたの中に私がいる

君よ

君よ

君よ。
広大な大地に足を踏み入れた君よ。
今はまだどこに行くべきか迷っているのだろうか。それともこれからどこへ向かうのか、想像を膨らませて興奮に胸を高鳴らせているのだろうか。
君よ。
君の目の前には広大な草原があり海があり山がある。頭上には空が広がり足元には豊かな大地がある。そのどこにでも君は行けるのだ。
君がほんのすこし想像の翼を広げるだけで。
さぁどこに行こう。君が行きたいと思う場所に僕はつい

もっとみる
道しるべ

道しるべ

たとえその星に手が届かなくても
私の足元を照らし
行く先を教えてくれる
あなたの言葉が
私の道しるべ