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設計図はないんです。の話


おはよーございますん

突然涼しくなってきた今日この頃
いかがお過ごしでございましょうか

人間ではないかもしれない
と言われるくらい外気温に左右されがちの私は
気温に適応するべく四苦八苦しておりますw


さて、今日のお題の件(書き始めたらめっちゃ長くなりました。お暇なときにどうぞ)

私、あみもの作家という肩書きで創作活動をしておりまして
「あみもの」には基本的な編み方の技術とそれを使った作品を形にするための設計図があるわけです
「編み図」と言いますけれど、これは日本の編み物本にはほとんど載ってます
海外のものにはないものの方が多いのかな
その場合は、文書で編み方の説明が書いてある
で、その通りに編むとセーターとかベストとかマフラーとかショールとかあみぐるみとか
色々なものが出来上がるわけです

編み物ってかなりデジタルなものだと思っていて
どういう事かというと、編み図、もしくは編み方の説明がちゃんと出来て、その通りに編めれば
ほぼ同じものをいくつでも再現できるんです

で、編み物の好きな方はそこに少し自分なりのアレンジを加えたりして作品の完成を楽しんでいる
と思う

まず、設計図ありきなわけですね
オリジナルのデザインを編み図なり編み方説明なりを作って、自分で編むなり人に編んでもらうなりして作品製作をしてる作家さんもいらっしゃると思います 

だがしかーし、私の作品には「編み図」ありません 
あみぐるみなどの立体物を創る時も、マフラーや、セーター、ワンピースなどの着るものの時も
頭の中で思い浮かべたデザインを描き起こす事はないんです
大体の方向性を頭の中で決めて、あとは手を動かしていく

私の作品をご覧いただいたり、手に取って頂いたことがあるとわかりやすいかと思うのですけれど
通常の編み物に比べて、手数がものすごく多いんです
ひとつの作品に使う糸の種類、太さ、長さも様々で
同じ作品の中でかぎ針も棒針もなんならアフガン針も使います
その上に、刺繍したりスパンコールやビーズを飾ったり
そして、そのひとつひとつを編みながら決めていく仕上がった作品を技術的に説明するのがかーなりめんどくさい上に難しい

何某かの編み物を編んでみた事がある方にはお分かり頂けると思うのだけれど
通常はひとつの針で一種類(色は変わったりしても)の糸を編んでいくんですが、
私の作品だと針の太さも種類も途中で変わるし、糸の太さが変わるから編む手加減も都度都度変わります

それを完全なアドリブでやるので、再現性はかーなり低いです
なので、設計図(編み図)はないというわけでした

長くなりましたww
まだまだ説明下手の私です
引き続き、お付き合い頂ければ幸いでございます

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