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今年最難関!?未知すぎるコース形態の宝塚記念を本気で予想してみた

安田記念から中2週…
予想noteはいつも毎週出していましたが、宝塚記念を本気で予想してみたいということで、間隔を開けていました。
今回は現地で観ますし、絶対に取れたいレースではあります。そして今回は難しいですからね…
本当はいつも本気で予想していますよ!?
文字数も過去最高になってきそうで…
読まれる方は頑張ってください…笑


さあ、その宝塚記念です。
今年の上半期の総決算は京都競馬場で行われます。だからこそ今年は未知なんです。

未知すぎる?どこが?
阪神から京都に変わっただけだよね?
距離は変わらず、同じ右回り!坂の位置が違うだけでそんなに騒ぐことなんですか?

たぶん当初はそう思うはずです。普通に考えたらね。
でも今年の春の天皇賞を現地で観ていて、関西の知り合いの皆さんと4角で感想会していた際に今年の宝塚記念の話題になりました。

そうなるとジワジワと今年の宝塚記念のヤバさが明らかになってきたんです。
どこが…?大袈裟な…
そう思う方もいるかもしれません。

・京都外回りコース
・Dコースの影響
・今年の想定ペース

この観点から印の前に見解を述べていきます。
まあ、たった一人の競馬好きが戯言言っていると思っていてください笑

まず、「京都外回りについて…」(周知の事実だとは思いますが)
割りとトリッキーなコースですよね。カーブの角度が急であり、3,4コーナー中間は直線に近いカーブで、その間に上り坂下り坂のアップダウンの要素も詰まっています。3コーナーで登って行くと共にペースが上がり、4コーナー手前から下ることでスピードを付けて4コーナーに入っていくところで、4コーナーの急カーブによって外に振られてしまうというところがある難しいコースです。
この時点で過去の宝塚記念の枠順傾向やペース傾向は意味を無くします。阪神内回りは終始小回りのコーナリングを走って行くコースになるので、ジワジワとスピードが上がっても急カーブにならず馬群は大きく広がりません。即ち陸上競技トラックのコーナーを走ってきているという部分と変わらず、安定したカーブでスパートをかけていくということになります。
そうなると馬群の外から捲っていくとカーブが内より緩やかになり、かつ外過ぎないところを走れるので本来はスピード乗りも良く、強い競馬ができるところがあります。

本当に急カーブとなれば話しは別なんですよね。下り坂で加速したとしても曲がり方によってはブレーキをかけてしまうので…

実際にはこれだけ違う

そんなに?と思うかもしれませんが、今年の春の天皇賞でもディープボンドは直線に入っても少し外に振られていました。勢いが付くとこのように外に回されるんですよね。
しかも共通して内が空くんですよ。その隙を突くような感じで内に潜り込むスキルさえあれば上手く伸びることができたり、内に囚われず外からコーナリングがスムーズならコーナーでもしっかりと加速することができるので、馬の器用さだけでなく騎手の判断と技術が必要になってきます。

そうなると関東の騎手より関西の騎手となってきますが、やはり武豊騎手は外せない印象です。ドウデュースも今回のメンバーなら負けられないところはあるはずで、京都のコーナーをどのように攻略してくるか注目です。
しかし、ここは武豊騎手だけではありません。個人的には更に注目している騎手がいます。これは後に述べるとして、今回のメンバー相手でも上位は十分あり得るほど面白いコンビがいます。まあ、過去の記事を見てくれている人ならたぶんわかりそうですが笑


「そこで一変させる可能性があるDコース」
ん?どういうこと?結局京都に変わって更に厄介なところがあるのか?

いやー、これは悩みます。
今年はDコースということをすっかり忘れていまして、ザ・コース傾向通りの京都仕様の予想にしようと考えていました。そこにやってきたのがDコースという…
ちなみに京都のDコースで行われたG1は最近だと何が該当するのか。重賞であれば今年の京都牝馬ステークスなんですけどね。
はい、本当に2006年の宝塚記念なんですよ。
最近じゃない!普通に18年前!
その時の結果がこちらです。

ディープ以外…

はい、紐荒れです。怒涛の紐荒れです。
これ、なかなかの荒れ方ですよね。ディープが1着でも三連単は438倍もついたんです。
今年はディープみたいな抜けた馬なんていませんし、全荒れという可能性もゼロではありません。これは難しい…
なので単純な実績というところは、ほぼデータ無しの京都芝外2200mDコースのG1には通用しません。だから未知なんです。今年一番難しいと言えるのです。

さて、まずはAコースとDコースの4コーナーを比較してみます。
上:2024年2月17日京都牝馬ステークス(D)
下:2024年4月28日天皇賞・春(A)

全然違う…

さすがにこれはわかりやすいですよね。
柵を一番外まで持ってきていますし、見た目は緩やかに見えます。それにしてもDコースは外埒に馬をシュートさせるような柵の角度と膨らみ方…
こんな競馬場は日本だとやはり京都しかありません。

同じ「外回り」でも阪神と全然違う…

ただ、ここまでコーナーが緩やかなら京都コースの実績に次ぐのが東京コースの実績が鍵になるのではないかと思っています。直線は十分にありますし、東京は坂が緩いこともあって直線は平坦な京都と意外にも合致するかもしれません。
なーんて、そんなことあるんですかね?

そこで比較できるものとして今年は京都牝馬ステークス、及び同じ4コーナーの埒幅であるCコースのレースを参考にすればいいのか?と言われたらこれもまた違うところが宝塚記念の面白い部分でもあります。
というのも6月の1週から速い時計が出始めましたし、今季の不安定な天候によって尚更馬場は読めません。そもそもこの時期の京都Dコースということは傾向なんてありませんので、もはや誰が上手く未知なコースを攻略して捌けるのか考えるしかないと思っています。
ただ、京都で行われた宝塚記念は本命、ダークホース問わずに京都巧者が来ているのは事実です。ナリタセンチェリーやダンツシアトルも京都が得意でしたし、一番無難な狙い方になってくるかもしれませんよね。
95年宝塚記念では2着のタイキブリザード、3着エアダブリンは東京実績もあることから京都実績と加えて東京実績も加味しても良さそうな感じもあります。
それでもここは京都、いくら東京実績があっても誰かが早めにスパートを仕掛けたら3コーナーからのスピードアップはなかなか止まりません。この時点で東京とは異なってきますよね。先述通りのDコースでコーナーは緩やかになり、思っている以上の持久力戦になる可能性も十分あります。そこにスピード馬場となれば…?

「今年の想定ペースは…?」
何気にこれが一番難しいです。
なぜなら逃げ馬はいませんし、基本的にスローだとは思いますが、そんな単純な展開で決まるほどこの舞台は楽ではありません。
最初からそんなことが容易に想定できるのであれば苦労はしませんし、それで持ち味が活かせないというもいるところも踏まえたら何かしら動きはあるはずです。
例えばディープボンドが離した逃げをするとか?

これ、幸騎手次第ですけど意外とありそうなんですよね。スローに落としたところでディープボンドにチャンスがあるとは思えません。また後半にペースアップを図ろうとしても既にスローに気づいて動く騎手はいますよ。それこそ池添騎手やルメール騎手に先頭を取られる勢いで番手に付けられたらその時点でチェックメイト…

真逆に去年の京都大賞典みたいな運び方をする可能性もゼロではありませんけどね笑
とはいえ相手はジャスティンパレス、ドウデュース、ソールオリエンス、シュトルーヴェ、ブローザホーンと考えるとこの馬を相手にディープボンドが末脚勝負で勝てるとは思えません。それなら思いきって離して行ってほしいな…

一応2パターンで想定してみます。

・ディープボンドが離して逃げた場合
序盤からしっかりと押し出して差を広げ、3馬身以上の余裕を持ってバックストレッチに入ります。番手はベラジオオペラやプラダリア、スタートを上手く決めたローシャムパークなどが付くと考えておきます。馬場も考慮しながら前半1000の通過は推定で58後半~60という比較的ゆったりと流れている中で、後続は淀の坂を待たずにジワジワと動き始める部分を見せていきます。3コーナーの淀の坂を登ろうとするぐらいから本格的なスパートを開始する中でも未だにディープボンドの差は詰められず、しっかりと詰まるのは4コーナーに入ったところでしょう。
既にジワジワと3コーナー前から動いていたのであれば中距離が限界というタイプはここで苦しくなってきます。スロー・スピード馬場とはいえDコースという実はタフな馬場になりやすい状況でこれだけ早めに動いて行くとさすがにキツいですよ。またじっくり構えて余裕を持っていたとしても余程自信のある末脚じゃない限り間に合わないところがこの展開だと想定できます。
直線入ってもリードを取って粘っているディープボンド、外から持続力が持ち味の馬達が交わすところまで行くと思いますし、そこまで来るなら最後は大混戦…
もし、この展開なら大波乱もあり得ますし、まさに波乱の外回りDコースとなるでしょう。しかもDコースとなり始めた瞬間にペースがどこかで緩んだら前残りは決定的になり、後続は見せ場がありませんでした。
もし、ディープボンドがある程度リードを取って行ったとしても積極的なメンバーがいないので、当然息を入れられる瞬間はいくらでもあります。そうなるとなかなか面白いことになるのでは?

・ディープボンドが控えた場合
むしろこれは想定しづらいところはありますね。そうなると実績としてはベラジオオペラぐらいになってきます。ペースとしては60前後で走るとして、そのベラジオオペラは上がりも使えるということはだいぶ怖い存在です。先週の土日の馬場が影響してくるのであればドウデュースでも抜かすのは難しいはずなんですよ。有馬記念で後手を踏んだジャスティンパレスとなれば更に難しくなりそうで…?まあ、ルメール騎手なら良いスタートを切って前に行くことも考えられますし、後ろからだとしてもこの展開なら馬群は伸びませんので途中で動くはずですよ。ローシャムパークも前走のように動いて行く可能性はありますし、そうなればだいぶ早めのスパートになってくるのでは?と思っています。それこそ今年の日本ダービーみたいに急なペースアップからの持続力勝負になる可能性は高いと思います。
4コーナー曲がって直線向いたところで位置を取れてた馬達による決戦となり、後方で置かれた馬達はとにかく無事に走りきってください。

どっちにしろ末脚勝負なんて起きるとは考えていません。むしろ持ち込むだけ自ら不利になるだけなので、ルメール騎手や池添騎手はさすがにそのような控え方はしないはずです。

さあ、そこで鍵を握るのはレーン騎手で…
たぶん後ろに置かれて終わりという参加賞レースにするとは思えないですよね…
ルメール騎手同様に何かしらアクションは起こすはずなんですよ。それも含めて各々がどこで動くのか注視しておきたいと思いますが、動きすぎるとハイクラスの持続力勝負に…?
そうなるところも見てみたいですけどね笑
競輪のG1決勝みたいなカマシ合戦ですか?笑

ここまでの見解から予想する前提として、持続力勝負に強い馬と京都巧者は狙っておきたいですね。
そうなってくると、持続力勝負に強い馬となれば…?

ジャスティンパレス
ディープボンド
ドウデュース
ブローザホーン
ローシャムパーク

特にこの5頭は注目しています。
ドウデュースはそれこそ日本ダービーや去年の有馬記念で持続力勝負で強い場面を見せてきましたし、ジャスティンパレスも去年の宝塚記念などでヒケを取らないぐらいレベルで持続力勝負は伸びてくる場面がありました。
ディープボンドに関してはハイペースだった去年と22年の宝塚記念でしっかりと伸びていましたし、スタミナだけでなくレコードが出る舞台でも好走していることからスピードの対応力に不安はありません。
ブローザホーンに関しても日経新春杯がだいぶタフな展開だったことや後方から伸びてくることが難しい展開でもしっかりと位置を取って堅実に伸びてきたので、その力をこの舞台でも発揮できれば勝ち負けもあるのでは?と思っています。
ローシャムパークもオールカマーの内容から考えたら持続力がだいぶあるように思えますし、ただ前走はベラジオオペラと同じ脚になった意味では突き抜ける要素があるのか疑問な部分はありますけどね。それでも上手く捲り上げた際の長く使える脚は強みになってくるはずです。

更に狙いたい京都巧者は?

ディープボンド
プラダリア
ブローザホーン

ディープボンドは周知の事実、プラダリアも池添騎手とのコンビで京都大賞典、京都記念と京都の外回りコースは2戦2勝という相性が抜群です。ブローザホーンも京都は競走中止になった京都大賞典を除けばオール連対の成績です。
過去に京都で開催された宝塚記念の鍵は間違いなく京都巧者なので、この3頭は本当に外せません。

あと、過去の京都開催の宝塚記念は面白い傾向があるんですよね。まあ、さすがに今と昔は違ってきますが、実はその傾向は京都開催の宝塚記念だけでなく、直近3年のコースデータにも表れているんですよ。実はこれが超ダークホースになってきます。これは後程…

そして枠順が決まり、これは面白いことに…
ベラジオオペラ、ディープボンドが内に、この2頭が先行するだろうと考えれば悪くはありません。ドウデュース挟まれたところにいるので、スタート次第ではその2頭を見据える可能性がゼロではありません。ジャスティンパレスは包まれそうな枠ですが、ルメール騎手次第では道中3番手もあり得そうな…?ただ、ダービーみたいに包まれて後ろで動けないという状態になればさすがに…
ソールオリエンスは内を見ながらという形を取りそうですが、スタートが安定しないタイプだけにどこまで?
ローシャムパークはテンが早くないので、周りが行かなければすんなりという形ならあり得ますが、この枠だと位置取りとしては微妙なところも?ただ内枠じゃなくて良かったと思うのが本音です。
ブローザホーンは変に包まれないところを取れた意味では8枠は歓迎です。届くかわかりませんが、春の天皇賞よりも直線が長いスタートになりますし、他の動きを見ながら前走より積極的に行けそうなところは魅力ですよね。リラックスして位置を取れたらかなり面白いと思っています。


さあ、結論ですが…
今回の予想のヒントはファン投票です。
以前のnoteなどである2頭を呼び掛けていましたけどね笑

実はこの時から予想は始まってた

先述した通り、狙っているコンビがいます。
天皇賞(春)が終わった後の4角で、仲間と「それだ!」と一致したあの馬が今回のダークホースであり、当然狙っています。

良かった。ある本命の馬が無事に出走が決まって…
その馬が回避したらだいぶ悩むところがありましたし、だからこそこの本命には自信持ってみたいです。

印は以下の通りです。

淀の4角で夢を見る人がここに一人
さあ、舞台は整いました


本命はブローザホーンにしました。
この馬を評価し始めたのは去年の函館記念でした。その時は対抗でしたし、昇り調子を買っただけでなく、コース追いきりの内容から体質の強化も素直に評価して当時のローシャムパークより評価を上げていました。
さあ、改めてその時の烏丸ステークス、函館記念を再検討してみます。なぜ?烏丸ステークスは京都芝外2200であり、函館記念は有力馬ローシャムパークがいたからです。これを最検討した上で本命としての根拠を述べるとします。
まずは烏丸ステークスですが、函館記念の予想noteで述べたように重馬場のミドルペースからの残り4ハロンで12.2-12.2-12.0-12.0はなかなか優秀ですし、これは5馬身という着差も納得できます。Aコースでしたし、比較的綺麗な芝で走っていたとはいえ、内から突き抜ける伸び方に余力はありましたし、岩田パパは鞭を入れなくても変わらなかったのでは?と思うぐらい余裕持って伸びていました。また体質の強化という面でもコース追いきりでラスト1ハロンをしっかりとタイムを出せる追いきりが可能になったのは大きいですね。それが今の活躍を裏付けるところもあると思います。
一方で函館記念は烏丸ステークスとは違って後方から、しかもほぼ最後方に位置を付ける難しい競馬になっていました。馬をリラックスさせて追走すれば結果を出せる馬とはいえ、ポツンと後方を追走する形は函館ならだいぶ厳しいところがあります。結果的に先行勢は潰れましたが、勝ち馬ローシャムパークとは道中でさえかなり離れていましたし、これで3着に来れるのは力がなければできません。しかも開催最終日の函館で内からしっかりと伸びてきているところも外を走ったローシャムパークより印象あるレースを展開したと思っています。伸びの勢いもローシャムパークに負けていないほどしっかりと伸びていましたし、タイムとして上がり最速ですからね。道悪は得意という部分でも結果として示すことはできましたし、後の札幌日経オープンや日経新春杯の強い勝ち方に結び付くところがありました。
さて、改めて再検討するとだいぶ魅了が出てきます。ちなみにこの馬をnoteで評価したのは2回で、函館記念と春の天皇賞だけです。他は評価していないというよりは関東の重賞を中心に予想するため、評価する機会がなかったというのが正解です。日経新春杯こそ三連単の1着軸で予想していましたし、阪神大賞典も距離は微妙ではないかと思っていても☆で評価していたので、個人的には今回の舞台こそ大きく評価できると思っています。
先述通りに競走中止を除いたらオール連対の京都コース、そしてDコースに雨予報という絶好の舞台コンディション、8枠という位置取りに関して選択肢が比較的多いところに入れた意味ではチャンスが大きいと思っています。距離短縮も3000以上は怪しいと思っていたこともあって大歓迎で、関西でも結果を出し始めている菅原明良騎手がしっかりと継続騎乗してくれますし、前走みたいにリラックスさせて追走する形も良ければ烏丸ステークスみたいにある程度前目の位置を取って流れに乗るという選択肢も持っている騎手だけに益々期待は大きくなります。
状態は良いです。全体を通して力強い動きでしたし、道悪などのパワーが必要な舞台で結果を出してくるという部分では改めて納得いきます。1週前のコース追いきりで83.2からのラストは11.6-11.5と上がりラップでしたし、去年はこのようなタイムを出していなかったと考えれば安定感と体質強化が大きく出ていると思えます。そこから坂路で土曜は53.6-12.7で水曜追いきりは54.8-12.9と動き良く仕上げてきましたし、これだけ比較的楽に動けてこの馬なりにタイムも出してくるのであれば結果は出してくるはずです。

対抗はディープボンドです。
7歳です。前走は評価していなくて申し訳ないですが、追いきりの良さが直結するタイプだと思っていなかったのでまさか本当にまた走れるところがあるのは驚きました。
先述通りに、個人的に大きく展開を握る馬としてワンチャンを狙ってみたいと思っています。理想は離した逃げからの道中息を入れて、後方からのロングスパートに合わせてリードをキープしていくという展開ですが、幸騎手できますかね?それでもディープボンドがチャンスを作るとしたらそれ以外思い付かないです。積極的でなくてもベラジオオペラを煽っていくと思いますし、そこからロングスパートとなればそれもチャンスですが、後方からの早めに捲っていく馬達にに食らい付くことができるか不安な部分はあるので、あまり控えてほしくないというところが本音です。
もし、チャンスを作ることができたら相性の良い京都コース、ブローザホーンと同じく道悪とDコースというタフな舞台というところは有利になってきますし、ペース的にタフな持続力を必要とするのであればメンバーの中でもやはり光るものは当然持っていますし、個人的には勝ち負けを意識できると思っているだけに対抗として狙ってみます。
状態は間違いなく良いです。1週前は6ハロン79.2で、これは自己ベストを出した21年春の天皇賞の79.1に次ぐ好タイムで、ラストに関しては11.5-11.6という今回の方が普通に上です。そうなると4,5歳の時よりも仕上がっていると言うこともできますし、動きに関しても「まだやれるのか!」と思わせてくれるぐらいしっかりと伸びていました。
前走みたいに追いきりの良さが直結するのであれば本当にチャンスだと思うだけに幸騎手は本当に良い騎乗をしてほしいです。むしろ前走を見ると始めから幸騎手が乗っていたかのような相性の良さを感じたので、本当に楽しみです。

三番手はドウデュースです。
やっぱり武豊騎手!という部分もありますが、有馬記念は想像していたよりもタフな展開でしたし、それをスピードとロングスパートで勝てた意味では今回の舞台も不安視していません。あの時はタイトルホルダーが早いペースを作っていて番手以降はスローという流れの中でロングスパートをかけましたし、だいぶ目標になってしまう部分はあったと思います。それでも上がり最速ですからね。ジャスティンパレスは最後方じゃなかったら届いていたかもしれないというレースだったかもしれませんが、ドウデュースが上がり最速を出していることを踏まえたら一枚上手に思えます。ダービーレコードが出る早い流れにも対応してきたり、あとはマイルでもタイトルを取っていることからスピードは十分どころかこの舞台にとっては面白くなってきます。なぜそう思えるかは後程述べるとして…
あとは重馬場想定もピッチ走法に近いドウデュースならプラスに思えますし、外に振られやすいコースだからこそドウデュースと武豊騎手なら上手く4コーナーを曲がってくるイメージはあります。
あとは前走みたいに出遅れないか少し不安な部分はありますが、五分のスタートさえ切れば両隣は前に行くだろう2頭なので序盤からスムーズな位置取りが可能になってきます。
状態はこの馬も本当に良いです。文句ありませんよね。特に1週前は79.8からのラストは10.9-10.8ですから万全の仕上がりになってきているのは間違いありません。伸び方や反応はメンバーの中では一番良いですよ。
本当にここまで動けるのであれば楽しみな部分がかなり大きいと思えます。

☆はプラダリアです。
先述通りにこの舞台こそ何を狙うべきかということで仲間達と「それだ!」と一致したのが池添騎手とプラダリアです。この特殊なコースだからこそ池添騎手の上手さが光ると思いましたし、京都外回りの4コーナーを見つめながらすぐに浮かんだ騎手が池添騎手しかありませんでした。データ上でも京都芝外2200の勝率等を踏まえてもトップ5に入ってくる実力がありますし、実際にプラダリアで京都大賞典、京都記念を勝たせるほど結果でしっかりと示しています。またプラダリアもそれに応える走りをしていることから当然ながら京都と相性が良いのは間違いありませんし、メンバーなりに走ってきた経験こそこの舞台なら強みになってきます。
だからファン投票はプラダリアに1票を!と呼び掛けて来たんです。ブローザホーンと共に出てほしかった2頭が出走を決めてくれたことは嬉しいですし、ここは結果を出してほしいと思います。
5枠はかなり良い印象を持ちます。スタートは五分に出れるタイプなので、内いる先行馬や有力馬を見ながら位置を取れますし、そういう時の池添騎手のマークや締め方は本当に怖いですからね。ローシャムパークが7枠にいますが、前に行くのであればその番手に付けるなど本当に多様な作戦が組みやすいところだと思っています。流れ次第では3番手、内に有力馬が固まっているのであれば内を締めるという去年の京都大賞典と同じ戦法を取る可能性も出てきます。そうなれば相手なりにしっかりと走れるプラダリアは強いですし、上位は十分にあります。
状態は問題ありません。1週前追いきりに関してはタイムは出ていますが、動きは少しズブくなってきています。それでも最近はしっかりと追ってきたことで水曜追いきりでその面が軽くなってきたと思います。あまり状態に関しては強気に評価できるわけではありませんが、追走に遅れが出てきたわけではありませんし、タイムも維持できているならこの馬なりに力は出せるはずです。これで本当に軽快な追いきりだったら本命の可能性もあっただけに注意は必要かなと思っています。

あとは△です。
まずはベラジオオペラです。

この馬も前走は前目に付けてしっかりと押しきりましたよね。なかなか良い内容だったと思います。直近の追いきりもタイムと動き共にベストでしたし、元は皐月賞で本命にしていたこともあってその強さが安定化してきたと思っています。当初は対抗にしようかと思うところはありましたが、前走とは違って距離延長は問題ないですが、大阪杯よりもスパートが長い距離を踏まされること、そしてタフな馬場になりやすい意味では求められる距離適性が2200よりも上だと考えたらだいぶキツい場面が出てくると思いましたし、この馬にとって2000がベスト、むしろギリギリな部分もあると考えているので強気にはなれませんでした。それでも馬は更に成長していますし、展開次第では勝ち負けも意識できる有力なだけに△とはいえ楽しみの方が大きいです。

△のローシャムパークは長い距離を踏めるというところはだいぶ大きいですが、戸崎騎手なら割りと外に回してやってきそうなイメージがあります。そうなるとロングスパートとはいえ大阪杯とは違ってタフな舞台になってきますし、長距離も走れます!というタイプではないのでバテる可能性も十分あると思っています。それに大阪杯は確かにロングスパートを仕掛けましたが、ベラジオオペラと同じ脚になっていたことを踏まえると序盤から位置を取れる程テンがあるベラジオオペラの方が上だと思いますし、あまり積極的には狙いたくない1頭として押さえまでです。

そうなるとソールオリエンスは馬場的に前が有利でも皐月賞みたいにまとめて差しきる力を活かして復活もあり得ると思っています。本当は強気になれませんが、それでもクラシック善戦マンとして負けられないところはあるはずです。カマシ合戦になって前が怪しいならブローザホーンと共に外から飛んで来る可能性は十分に考えられます。状態も思った以上に良いので、これなら…?
展開面ワンチャンを含めて△まで

さて、カラテです。
この馬狙うの?と思うかもしれませんが、ある意味ロマン枠ですよ。カラテは重馬場は得意ですし、冬場の馬場で結果を出してきた意味ではタフな一面はしっかりとあります。またスピードでいえばマイル重賞を取れる程持っているものはあります。そうなるとこの特殊な舞台で、過去の京都開催の宝塚記念でも3着以内にしっかりと入ってきたとある傾向があります。
それはオープンクラスでマイルの好走経験があることです。これはドウデュースにも当てはまって来ますし、「後程」を繰り返していたのはこのためなんですよ笑
えっ、そんな改修前で10年以上前のデータなんて使えるの?と思うかもしれません。
このデータは今でも使えます。数は少ないですけどね。

ほら、意外と盲点

これは過去3年のデータですが、なんと前走マイル組って走るんですよ。過去の京都開催の宝塚記念でも前走安田記念上位組が参戦して結果を出してきていますし、それは改修後の京都でも同じことになっています。だからこそ個人的にはロマンチックウォリアーは参戦してほしかったですし、本命にしていましたよ笑
さて、カラテの話しに戻りますが、東京新聞杯だけでなくマイルのオープンレースの勝利実績もありますし、今回の舞台に関しては去年の新潟大賞典の強い競馬から十分にあります。実力に関しては22年の秋の天皇賞で上位と差がないところまで来ていましたし、それから落ちてきているとはいえ、鳴尾記念前の追い切りから坂路のやり方を変えて大幅自己ベストを更新、また今週の追いきりもしっかりと追って53.2からの12.3-12.0と上がりラップでした。併せた馬と脚色は劣って見えましたが、最近イマイチだった頃と比べたらだいぶ良くなりましたし、追い切りを変えたことで鳴尾記念は6着に入ってきました。もしかしたらガラリ一変、ワンチャン上位に絡んで来る可能性もゼロではありません。そうであればロマン枠とはいえ狙ってみたいと思っています。

ジャスティンパレスは今回は見送ります。
発馬がわからず、道中をルメール騎手がどのように持ってくるか尚更わからなくなったので切るということもありますが、追い切りが思ったより動いてないイメージがあります。重馬場も走ってくるタイプではないと思うほど本来はトビがある走りをしてきますし、そういう意味ではドウデュースとタイプは違いますよね。これで直線内に潜ったとしてもプラダリアが前にいれば池添騎手かどのように動くかわかりません。武豊騎手もマークして締める可能性は十分にありますし、誰もがルメール騎手は警戒するはずなんですよ。そうなるとローシャムパークやソールオリエンスよりは押しづらいところが出てきました。

またルージュエヴァイユに関しては8枠に入ったのでどうせ川田騎手は外に回しますし、それで簡単に伸びるとは思いません。この馬もあまりタフな舞台は得意ではないはずですからね。トビもある馬なので重馬場で走ってくるイメージはありません。悩む要素は追い切りが抜群に良いところですが、さすがに追い切りだけで狙いたいというタイプではないので、ここは見送ります。


買い目
3連複フォーメーション
⑤⑫ー③④⑤⑦⑧⑨⑩⑫ー③④⑤⑦⑧⑨⑩⑫
馬連流し
⑤ー③④⑦⑫
⑫ー④⑦⑨
ワイドボックス
⑤⑦⑫

なんと初めて1万字を超えて1万2千字になりました…
ここまで読んでくれた皆さんには感謝しかありません。ビジネス書で考えたら24ページ分になりますからね。本当に読んでくれた皆さんお疲れ様でした…

これで当たったら本当に最高ですよね。
外れてもこの予想した期間は本当に楽しかったです。
皆さんで宝塚記念を楽しみましょう!



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