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ツーショットを撮るとどうなるか、という話

私は外国籍選手が大好きです。

 プロ野球もJリーグも外国籍選手が大好きです。助っ人という表現は嫌いで、ともにチームで戦う仲間です。

 ベイスターズだと、タイロン・ウッズ、クルーン、エスコバー
 マリーンズだと、ベニー、ミンチー、マーティン
 ヴァンフォーレだと、メンデス、マルキーニョスパラナ、ピーター・ウタカ、ウィリアン・リラ

 ここには書ききれないくらい、外国籍選手で好きな選手がいました。

 さて、ヴァンフォーレ甲府の外国籍選手とツーショットを撮った選手が5人います。紹介しつつ、本記事のタイトルにあることは、どんなことか説明していこうと思います。

アドリアーノ(在籍年:2015年)

 まず1人目はアドリアーノ。

 2014年末に徳島ヴォルティスから完全移籍で加入。そう、著者は過去の輝かしい活躍を知っていたので、ヴァンフォーレでもエースとして活躍してくれると確信していました…。

 甲府加入以前の成績

2010年:セレッソ大阪
リーグ戦 27試合14得点
カップ戦 1試合0得点
天皇杯 3試合5得点
計 31試合19得点

2011年:ガンバ大阪
リーグ戦 8試合9得点
カップ戦 出場なし
天皇杯 出場なし

 ※シーズン途中でオイルマネーにより、カタールのアル・ジャイッシュSCへ移籍。

 2014年:徳島ヴォルティス
 リーグ戦 10試合0得点

 ※夏場に徳島ヴォルティスのJ1残留の切り札として途中加入。

 3チーム合計で…
 49試合28得点

 当時J1で守備は良いけど得点が取れなくて、毎年残留争いを繰り広げていたヴァンフォーレにとって、約2試合に1得点の得点率を誇るアドリアーノは願ってもない補強でした。徳島ヴォルティスでは途中加入で、尚且つ、徳島がぶっちぎりの最下位というチーム状況であったので、得点は生まれず。しかし、この経験を糧にヴァンフォーレで得点を量産してくれる、そう思っていました…。

 2015シーズンのヴァンフォーレは序盤、2勝9敗で勝ち点6、3得点20失点と壊滅的な状況でした。※むしろ3得点で2勝している効率の良さが際立ちます。アドリアーノはというと、スタメンで出ていますが、リーグ戦第4節の神戸戦で相手DFのミスをかっさらって奪った1ゴールのみ。ボールは収まらない、超至近距離のシュートをポストにぶつけ、アドリアーノ自身がゴールネットに突き刺さる、など、散々でした。業を煮やして、フロントは2005~2006に在籍した伝説のFW、バレーを獲得し、ベンチを温める時間が増えました。しかし、どんな立場でも、プロとして1戦1戦に臨んでいました。ベンチから判定に抗議して、ピッチに乱入しようか、ということもありました。
 残念ながら2015年7月に途中退団となってしまいました。


 活躍を期待していたので、ホームもアウェイユニもアドリアーノの番号を入れていました。タオルマフラーとユニフォームにサインをしてもらいました。
 恐らく甲府サポの中で、アドリアーノに一番お金をかけたサポーターだと自負しています。

 2015年のアドリアーノ

 リーグ戦 12試合1得点
 カップ戦 4試合0得点
 天皇杯 出場なし


ウイルソン(在籍年:2017年)


 2人目はウイルソン。

 2016年末にベガルタ仙台から完全移籍で加入。2012~2016にベガルタ仙台の主力選手として活躍。特に2012年はベストイレブンも獲得し、ベガルタ仙台を過去最高の2位に押し上げる活躍を見せました。仙台晩年は、ケガに苦しんでいましたが、ケガが癒えてやってくれると予想していました。

 甲府加入以前の成績

 2012年:ベガルタ仙台
 リーグ戦 32試合13得点
 カップ戦 8試合3得点
 天皇杯 1試合0得点
 Jリーグベストイレブン

 2013年:ベガルタ仙台
 リーグ戦 30試合13得点
 カップ戦 2試合2得点
 天皇杯 3試合1得点

 2014年:ベガルタ仙台
 リーグ戦 24試合4得点
 カップ戦 3試合0得点
 天皇杯 出場なし

 2015年:ベガルタ仙台 
 リーグ戦 19試合4得点
 カップ戦 4試合2得点
 天皇杯 3試合2得点

 2016年:ベガルタ仙台
 リーグ戦 23試合6得点
 カップ戦 3試合0得点
 天皇杯 1試合0得点

 5シーズンで…
 計156試合50得点

 ウイルソンの加入により、過去4シーズン使ったフォーメーションを変えてまで臨んだ2017年シーズン。
 しかし、オーバーウエイトで加入し、仙台時代の動きとはほど遠かったです。第2節の鹿島戦で痛恨のPK失敗。※ちなみにこのPKが決まっていたら残留していました。第4節でPKを成功させ、甲府加入後初ゴールを決めるも、その後の試合は、ポストプレーで貢献するも、決定機逸が目立ちました。夏場にダイエットして、ベストコンディションに調整しました。6試合連続無得点、10試合勝ちなしのチームを救う、決勝ゴールは忘れられません。


 しかし、チームは残留争いを抜け出すこともできず、戦い方も変更したため、9月に契約解除となり、途中退団となりました。
 物腰が柔らかく、人間性が好きだったので、残念でした。古巣、仙台のサポーターがウイルソンのグッズを買ってくれたことに感謝です。

 2017年のウイルソン

 リーグ戦 21試合2得点
 カップ戦 出場なし
 天皇杯 出場なし

オリヴァー・ボザニッチ(在籍年:2017年)


 3人目はボザニッチ。

 2017年開幕後にオーストラリアのメルボルン・シティFCから完全移籍で加入。オーストラリア代表経験のある、MFです。とにかくよく走る選手で、最終ラインでビルドアップに関わったと思えば、最前線にも顔を出していました。ただ、あまり出場機会がありませんでした。そして、11月。最終節を前に契約解除により、途中退団となりました。


ガブリエル(在籍年:2017年)


 4人目はガブリエル。

 2016年末にブラジルのサンパウロFCから期限付き移籍で加入しました。193cmの長身と、腕のタトゥーが印象的です。印象はこれしかありません。あと、石和のドン・キホーテでプライベートで買い物している所に遭遇したことと、甲府市内の歯医者で矯正治療を受けた、という情報しかありません。
 何を言いたいかと言うと、公式戦出場が無かったため、プレーが分からないということです。
 2017年6月に契約解除により、途中退団となりました。

 2017年のガブリエル

 試合出場なし


ジネイ(在籍年:2018年)


 最後はジネイ。


 2018年1月にJ1復帰した湘南ベルマーレから完全移籍で加入しました。
 鹿島アントラーズや湘南ベルマーレで結果を残し、万能型FWとして、2018年の補強の目玉でした。ただ、過去の所属チームではケガがちで、そこは心配でした。

 甲府加入以前の成績

 2015年:鹿島アントラーズ

 リーグ戦 4試合1得点
 カップ戦 出場なし
 天皇杯 出場なし

 2016年:鹿島アントラーズ

 リーグ戦 6試合1得点
 カップ戦 3試合0得点

 ※シーズン途中退団後、湘南ベルマーレへ移籍。

 2016年:湘南ベルマーレ

 リーグ戦 10試合2得点
 天皇杯 2試合2得点

 2017年:湘南ベルマーレ

 リーグ戦 33試合12得点
 カップ戦 湘南がJ2のため試合なし
 天皇杯 出場なし

 3シーズンで… 
 計58試合18得点

 シーズン序盤はそこそこ出場して、第4節福岡戦で加入後初ゴール。しかし、チームも不調でジネイも低調。第8節の水戸戦では、水戸サポーター曰く、10年に1度しかPKストップがないと言われる、水戸のGK本間幸司にPKを止められ、5月には運転中に衝突事故を起こし、クラブから厳重注意を受け、さらに、右膝の古傷のケガを再発。戦線離脱し、8月に契約解除により、途中退団となりました。※なお、帰国直前に松本山雅のテストを受け、入団。ちなみに松本時代唯一のゴールも福岡戦。

 実績も実力も十分でしたが、ケガによる稼働率の低さは、甲府のような低予算のクラブには致命的でした。随所に見せたプレーはとても上手かったですが、鈍足ぶりも目立ちました。
 写真を撮ってもらった時も、とても優しく接してくれました。


 2018年のジネイ(甲府のみ)

 リーグ戦 12試合1得点
 カップ戦 出場なし
 天皇杯 出場なし


まとめ


 さあ、もうお分かりでしょう。

 著者がツーショットを撮った外国籍選手はもれなく全員、途中退団しています。

 この事実に気づき、著者の友人から、外国籍選手とツーショットを撮ることを禁止されました。

 なお、ツーショットを撮ったことのないバレーやドゥドゥ、ピーター・ウタカやエデル・リマ、メンデスやウィリアン・リラは通年活躍しました。

 ちなみに、ウイルソンとジネイとツーショットを撮って、補強の目玉を途中退団させ、監督を困らせた原因を作ったことは本当に申し訳ないことをしたと思っています。


今後も著者と外国籍選手との関係にご注目ください!


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