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整形外科専攻医が陥る症例登録のpitfall

はじめに

整形外科専攻医の皆さん、お疲れさまです。
整形外科専攻医のはむ(twitterID:@orthopedic_ham)です。
専門医申請のため症例登録にちょこちょこ励んでいると思います。
ただ、この症例登録、ちょっとわかりにくいですよね。
さらに、pitfallもあります。DMでも数名から質問をいただいております(なぜ後期研修医の私に?でも嬉しいです。こうして記事にできたのもありがたいことです。)
ではさっそく行きましょう。

Q1.どこから登録すればいいか分からない

まず引っかかるコレ。意外と多いです。
・日整会ホームページにまずアクセスします。
・会員専用ページ→会員マイページの2回ログイン
・「研修プログラム」
 (PCだと右上に。スマホだと右上の「三」を押すと出ます。)
・紺色のバーの「専攻医メニュー」
・「オンラインマニュアル」を押すと飛ぶページに
操作手順が書いてありますので調べてください。

<スマホ用画面>
会員専用ページログイン
→会員マイページログイン
→研修プログラム
→専攻医メニュー
→オンラインマニュアル
ここに操作手順が載っています。

Q2.必要な症例の確認はどこからするの?

これもよくある初歩的な落とし穴です。
・「専攻医メニュー」→「症例一覧」(Q.1参照)
・「経験手技のサマリを確認する」
 (画面中央の赤いPDFマークが目印です)
ここに出てくるPDFに記載されています。
Aが5例必要なもの。Bが1例必要なもの。Cは必要ないものになります。

専攻医メニュー→症例一覧
「経験手技のサマリを確認する」から次のページに飛びます
Aは5例、Bは1例必要です。
右の表の「要求数」に書かれています。
承認されると「実績計」に反映されます。
※うまく反映されていないこともあるようです。
これらの要求数を満たし、かつ、手術症例160件(うち、80件は執刀)を登録することが必要です。
手術症例では稼げない「頚椎捻挫」などは「保存療法」で登録しましょう。


Q3.JOANRから引用する方法が分からない。

・「オンラインマニュアル」を選択します。(Q1.参照)
・「機能概要」を選択します。
・「5.症例一覧」を選択します。
・資料p34ー42に解説してあります。

オンラインマニュアル
→機能概要
→症例一覧
→資料p34-42


Q4.JOANRから取り込んで登録はした。指導医からも承認してもらったのに症例数にカウントされていない。

この質問が多いです!pitfallです。
JOANRから一斉に取り込んで登録すると、必須項目が入力されずに申請されてしまいます。そのため、承認されても症例数にはカウントされません!!
なので1症例ずつ修正して再度申請して承認してもらうしかありません。
修正の仕方は、Q2.の資料p38−42に記載されています。

例)これが何も修正せず申請された症例です。
必須項目(*)である識別ID、カリキュラムコードが空欄のまま
ここを埋めて再度申請しましょう。
(必須項目ではないですが「部位」もデフォルトになっているので変更しておいていいでしょう)


Q5.識別IDやカリキュラムコードって何?

・識別ID
  簡単にいうとカルテ番号以外の番号です。
  自分が管理しやすい番号を適当に振りましょう。

・カリキュラムコード
  経験症例を開きます(Q2.参照)。
  例えば、化膿性関節炎の場合、V-1-B1となります(下図)。
  全て打ち込む必要はなく、カリキュラムコードの入力画面で、「V」や「1」や「B」など部分入力すると候補が下に出てくるので選択すればOKです。

例)化膿性関節炎の場合、
カリキュラムコードは
V-1-B1となる


ひとまずここまで。
適宜更新しますので、質問や違っているところがあれば適宜コメントやDMでご指摘いただければ幸いです。
みんな専門医試験に受かりますように。

整形外科 はむ
(TwitterID:orthopedic_ham)

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