家を建てる。 vol.01

齢50にして、初めて家を建てることに。

鎌倉から引っ越して早2年。念願のマイホーム計画がようやく動き出しました。今週から基礎工事が始まり、おそらくあと半年ほどで完成となります。

なんとなく家って、土地さえ決めてしまえば簡単にポンって建つのかな?くらいで始めましたが、色々と勉強しないといけないことが多く、まだ家も建ってないけど、すでに失敗も沢山。

時間が経つと忘れてしまうので、自分の記録の為にも少しずつ書いていこうと思ってます。(これから家を建てたいと思っている人への参考にでもなれば幸いです)

そもそもどんな家に住みたいのか?

まずは僕たち夫婦がどんな家に住みたいのかを、可能かどうかに関係なく妄想全開で考えてみる。

・コルビジェみたいな白い箱型がいい。(基本、古い建物が好き)
・とにかくリビングは広く(他の部屋は狭くてもOK)
・天井の高さはなるべく高く(なんかクリエイティブな人になれそう)
・部屋から緑が見える(妄想の中では別荘っぽい)
・とにかく明るい家がいい(今の家が暗いのでその反動)
・やっぱり海外(ヨーロッパ)っぽい家(笑)

妄想をまとめるとこんな感じで、とにかく箱さえあればあとは内装でなんとかなるかなくらいに思ってました。この頃は・・・・。

大きな勘違い

先に書いたように僕は家に対してあまり欲がなく、箱型でシンプルであればOK!なんて思っていて建築家さんからしたら、「なんてシンプルでやりやすい施主なんだ」って喜ばれると勘違いしてました。

プランを考えれば考えるほど、欲しい機能や実現したいアイディアが出るわ出るわ。(笑)きっとこれって家づくりあるあるだと思いますが。


建築家探し

これまで古い建物を自分たちでリノベしてお店を作ったり、家の内装を変えた経験があるけれど、家はさすがに建てれないので、まずは建築家探しからスタート。

ピンタレスト、houzz、インスタ、casa brutus,などなど雑誌やwebでとにかく情報収集。(たぶん探すのは得意)

とにかく数多く見た結果、僕の琴線に触れるのは、別荘っぽい家を建てている建築家さん、海外っぽい家を設計した建築家さんということが分かってきた。

気になる建築家さんを4人ほどに絞って、まずは会ってみることに。

土地の図面と理想の大量の住宅イメージをプリントアウトし、いざ建築家さんとご対面。

夢が砕かれる・・・。


1人目Aさん

図面とプランを見せて説明すると話を聞いてくれてホッとするが、

僕「なるべく広い家が欲しい」

Aさん「小さな家もいいですよ」

僕「明るい家が欲しい」

Aさん「北向きも落ち着いていいですよ」

僕 あれ話が噛み合ってないぞ???・・・と


ちょっと違うかも?ということで、

2人目Bさん

僕「こんなプランがほしいです」

Bさん「重力と反重力がどうたらこうたら」

僕「天井が高く、明るい家が」

Bさん「高い天井がいいとは限らず、どうたこうたら」

Bさん「どうたらこうたら、どうたらこうたら」

Bさん「どうたらこうたら、どうたらこうたら、どうたらこうたら」

どんどんよく分かんない話を延々と続け、僕が口を挟むスキはなく、なんかコメディを見ているかのような感覚に。もちろん一緒に考えるのは難しそうなので、次へ。

3人目Cさん

僕「こんな家が・・・」

Cさん「うわーキタキタ(笑)」

僕「こんなこと、あんなことできないですかねー?」

Cさん「いやーもっと若くってエネルギーある人に頼んだほうがいいよ」(面倒そうだからうちは無理という意味)

明るくはっきり言ってくれて、断られたけど清々しい気持ちだったけど、あとからメールで、雑誌とかにも載っている人らしいので、やってもいいよって連絡がきた。(???)

で、次の4人目で決まるのですが、これも一筋縄ではいかなかった。

この話はまた次回。


ひょっとして建築家って変わり者の集まり??

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