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元謙太の現状とポジ要素を書き連ねてみた

 初めまして、名無しの権兵衛と申します。
 今回は元謙太選手について書いていきます。

1.元謙太を知る

 記事執筆時点(2021/06/27)で、現在のファーム成績は以下になります。

 ここまで全試合に出場。うち58試合でスタメン出場しており、首脳陣の期待の高さがうかがえます。

 …その一方で成績は芳しくありません。打率は.100前後をうろうろしており、出塁率、長打率も.200を切っています。守備でも16失策と目を覆いたくなるような数字がズラリと並び、おいおい大丈夫かと思うのも無理はありません。

2.急激に良化した月間成績

 しかしながら、元選手の成績は着実に向上しています。

 ご覧の通り、6月の成績は(当社比で)大幅に改善しています!月間打率はプロ入りして初めて.200を超え、長打率に至っては前月比+.340と驚異的な回復を見せています。

3.成績が向上した理由を考察してみる


 普段からファームの試合を観戦している訳ではないので断言は出来ませんが、プロ初ホームランの影響は大きいと推察されます。

 3/30の阪神戦でチェン・ウェイン投手からレフトへタイムリーツーベースを打って以来、約2ヶ月ぶりの長打がホームラン!精神的にも凄く楽になったのではないでしょうか。事実、3〜5月まで3本だった長打が6月だけで5本と大当たりしています。

 もうひとつ、3Bでの出場機会が増加したのも無視できない要素です。

  5月まではSSをメインに起用されていましたが、太田椋が5/17に抹消された事もあってか最近は3Bでの出場が増えています。元選手は元々3Bを本職とした選手であり、慣れたポジションでの出場が精神的な安定をもたらしたのかも知れません。

4.未だ指標は最悪、それでも…

 改めて振り返りますが、6月に成績を改善させたといってもまだまだ物足りない数字である事に変わりはありません。OPS.374はファームとはいえ絶望的な数字ですし、改善したとはいえ三振率も低くはありません。

 しかし、元謙太には数字で語れない魅力があります。捉えた時の飛距離、意外な程にセンスの光る走塁、大型選手ながら軽快な守備、投手としても鳴らした強肩。そして見るものを惹きつけるオーラがあります。

 今はまだプロの壁に苦しんでいますが、持つポテンシャルを遺憾なく発揮し、いつか必ず一軍のレギュラーに定着すると信じながら今回の記事を締めたいと思います。

 ご愛読、ありがとうございました!