食べログの月間利用者数がこの1年で約2300万も減っている事実
今年のKAKAKU.comの決算資料をみて、最近のグルメツールの使われ方が大きく変わってきているのではないかと思い、わかったことを簡単にまとめさせていただきました。
2019年3月期 決算説明資料で食べログの月間利用者数(※)は1億1,917万、有料サービス加入者数は100.3万人。(2019年3月)
※月間利用者数に関して
サイトを訪れた人をブラウザベースで数えた人数であり、1ヶ月の間に複数回訪問した人も1人と数えた場合の正味の人数です。
『食べログ』の月間利用者は2018年3月度に1億4,291万人(※1)となりました。
KAKAKU.comの決算で公表されている食べログの年度ごとの月間利用者推移
2015年3月:6859万
↓
2016年3月:7470万
↓
2017年3月:10429万
↓
2018年3月:14291万
↓
2019年3月:11917万
本題はここからなのですが
個人的に、食べログの月間利用者数がこの1年で大幅減った要因として
「Googleマップ」や「Instagram」などのSNSがグルメツールとして使われていることが1つの背景として挙げられるんじゃないのかと思っています。
ここ最近、僕の周りでGoogleマップやInstagramを使ってレストランを探す友達が増えています。
実際にGoogleマップを利用している友達に使い方を教えてもらうと同時に、色々ヒアリングさせてもらい、以下に大まかなポイントを記載しました。
※あくまで一部のユーザーのヒアリング
【検索】GoogleマップやSNS、グルメサイトなどでその日その日のエリア単位で気になるお店をピックアップ
今年の1月18日にGoogleマップのアップデート、「検索の絞り込み機能」が追加されたことで、飲食店舗の検索が可能になり、グルメツールとしての機能が劇的に向上している。
友人曰く、駐車場有りのカフェをカフェごとにあるかどうか探さなくても、駐車場有りのカフェ一覧でみれたりできるらしい。
【ストック】そういったお店をGoogleマップにピン立てしていく
その時その時の現在地からの距離感でお店選びができる。
個人的にユニークと感じたのは、お肉やパスタ、カフェ、お寿司など食事の種類ごとで絵柄でピン分けできるのは面白いと感じました笑
【レビュー】Googleマップのレビューは酷評が目立つことが多い。
もともと僕自身も食べログのレビュー問題についてはいい噂は聞いてなかったりしましたが、Googleマップはレビューとしては距離感が近いそうです。
※画像が荒くてすみません。。。
グルメツール利用ユーザーの傾向が少しづつ変わってきていることが伺えるのではないか
▼パーソナライズ
Googleマップに自分の【目的地】【お気に入り】を掛け合わせて、自分だけの地図づくりをするという、いわば思い出づくりという側面も反映されている。
▼酷評やリアルな声を含むレビューの重視
こちらに関しては、食べログに酷評がないわけではないが、ニュースでも「専門的すぎる」といった意見も有りされており、こういった意見も見られました。
▼ツールの併用(食べログ、Googleマップ、SNS等)
一つのグルメツールに頼るのではなく、より安心したお店選びをするためにもツールを併用していくスタイルが流行っている。特に
・位置情報を重視したお店選び
・写真を重視したお店選び
・レビューを重視したお店選び
など、目的によって使うツールが多様化していることもヒアリングしてわかってきた事実です。
最後に
グルメツールといえば”食べログ”のイメージが強かったですけど、少しずつ少しずつ若者中心に食べログ離れが起きているのかなと感じました。
Googleマップを仲介とした予約でユーザーがどんどんインセンティブ付与されるようになれば、Googleマップに流出するユーザーがもっと増えそう。
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