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私の初めての恋愛小説になります。 記事ごとにお話が繋がっております。 ふらっと立ち寄って読んでくれたら嬉しいです。
私の投稿をまとめています。 因みに#置き去り写真展示会 と評してTwitterでも発信しています。
まだ19歳で、大人の世界とか、夜の街とか、人間不信だとか、そんな曖昧の中に彷徨うことを知らなかった、素直で純粋な大学1年生の私が出会ったのは、3つ年上の飛内さんだった。アルバイト先の先輩で、初めて話した時の彼の柔らかい表情を未だに覚えている。店の奥で隠れて話している時彼が、「央里ってふわふわしてるイメージだね」と言った。これまで私の印象といえば、姉御肌とか怖そう、だったのに、彼から貰ったのは全く逆で、すぐに恋に落ちた。 シフトが被る度に嬉しくて、すぐに仲良くなった私たちの関係
ハンドルを握る手が震えている。振り続ける雨のせいで目の前が霞む。そういえば、3日程前から右目の充血が酷く、コンタクトが上手く付けられず、視界がぼやけていた。今更になって、弱ってるな、と最近の足のおぼつかない、フラフラとした自分に気付かされた。それでも何とか進まなければと、右足でアクセルを踏み続ける。本当はどこかに車を停めて休憩を取るべきはずが、心と体はそう簡単に交わることは無い。そんなことが出来ていたのなら、今頃こうして深夜4時を回った暗い道路で、宛もなく車を走らせているわけ
こちらのエッセイは前回「かがみよかがみ」さんで出させて頂いたものになります。 例えば、もうひとりではどうしようもない夜に、ひとりコンビニで月を見上げること。例えば、知らない街の片隅で、彼氏じゃない彼を待ちながら3時間経過してしまった夜。会いたい人がいるはずなのに、誰に会えば良いのか分からずに彷徨う夜のひとりドライブ。 誰が悪で誰が善なのだろう、とか、正しいはあるけど間違いはない、とか、心の中は大洪水なのに涙は溢れることはなく息が詰まる、そんな感じ。これは私から貴方に対する
月を見上げる習慣があるっていいなって思います
愛はどこからやってくるのでしょう 自分の胸に問いかけた とhitomiが2000年、私が生まれた年に歌っていた。 21歳の私は、2022年1月1日、この曲を聴きながら悩んでいる。どうして私の心と体はいつも別々になっているのだろう。 彼とはお互いに好きとか好きじゃないとか、そんな言葉を口にしないまま、何度も遊んだり、手を繋いだりした。 私は彼とこれ以上先へ踏み込んでしまったら、必ず彼を傷つけることになると分かっていた。昨日まで分かっていて、何度も頭の中で、これは言っちゃダメ
言葉にできない感情が 体中から溢れ出して止まらない時があります。 私はそんな瞬間を大事に傷つけないように 掬いとって残しておきたいと思っています。 読んでいただければ幸いです。