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オリジナル織り機(大)『組み立て方・経糸の張り方』

組み立て方

組み立てにかかる時間:5分程度
必要な道具:特になし

組み立て完了したのがこちら


1. 部品の確認

左から

  • 左右のバー(脚付き)2本

  • 補強バー2本

  • 上下のバー2本

  • 綜絖(そうこう)

  • 蝶ボルト4本

  • 綜絖留め2つ

全て揃ってることを確認^^

研磨と面取りを手作業で行なっているのですべすべ


2. 補強バーを取り付ける

写真のように全体を広げて置く。

☆左右のバーは脚が外側に向くように、かつ綜絖留めを入れる穴が手前にくるように置く。
☆補強バーは上下どちらでもOK
☆上下のバーは切り込みが手前と外側(上部は手前と上、下部は手前と下)にくるように置く。

部品を広げたところ


補強バーの突起を左右のバーに左右順番に差し込む。

穴も突起も手作り


3. 上下のバーを取り付ける

補強バーが外れないように注意しながら、上下のバーを順番に蝶ボルトで取り付ける。

広げると補強バーが外れるので注意


蝶ボルトで動かないように固く留める


4. 綜絖を設置する

綜絖留めは織り機を立てて使うときに、綜絖がずり落ちてくるのを防ぐために付けました。織る位置に合わせて2段階に高さ調整ができます。

綜絖留めとその突起も手作り


綜絖留めに綜絖を乗せて完成!


経糸の張り方

1. 経糸を下のバーに結びつける

経糸には伸び縮みしない丈夫な糸が適しています。おりつむぐではある程度硬さのあるコットン糸を使用しています。コーン巻きの場合は立てて、玉巻きの場合は球の内側から糸を取ります。

経糸を張るときは織り機を寝かせます


織り幅を決めて、織り幅の左端の溝に糸の先端が下にくるようにして経糸をかける。

下のバーに経糸をかけたところ


経糸の先端を1つ左の溝にU字にかける。

手前の切り込みの溝に糸がかかるように


取れないように固結びで結ぶ。

引っ張って解けなければOK


2. 経糸を張る

綜絖を織り機の上に置いて、下→綜絖→上→綜絖→下の順に経糸を張ります。

下のバーの始まりと左から数えて同じ位置にある上のバーの溝目がけて糸を張る。綜絖は自然に糸がかかる位置でOK。

上の切り込みに糸をしっかりとかけて1つ右の溝から下に戻る。糸はなるべく均等な力でピンと引っ張りながら張る。

上のバーにかけると綜絖に自然に糸がかかる


綜絖は最初の糸の1つ右隣にかける。

綜絖は1つの溝に糸1本ずつかかる


下のバーに戻り、最初に糸をかけた溝と同じ溝に糸をかける。

結び目と同じ溝に戻る


手前の切り込みに糸をしっかりとかけて、右隣の溝から上へ向かう。

糸がしっかりとかかっていることを確認する


綜絖はまた右隣へ


上のバーは2本目の糸と同じ位置へ


これを繰り返す。

途中まで張れたところ


斜めから見るとこんな感じ


3. 経糸を上のバーに結びつける

おりつむぐ織り機(大)の設計では、経糸を下から張り始めて下で終わると若干台形になるため、下から張り始めたら上で終わるのが基本です。

希望の織り幅まで張れたら、上のバーに経糸をかけて、15cmほど残して切る。

糸端を15cmほど残す


補強バーに糸端を一回転してから結ぶと緩みにくい。

補強バーに一回転したところ


固結びして完成!


最後に綜絖を動かして、経糸が1本ずつ交互に上下するようならOK。綜絖の1つの溝に2本入ってしまっている場合は、手で修正する。

経糸全体を手のひらで押して、軽くたわむ程度が理想ですが、力加減や織りやすさは人それぞれなので、自分に合った張り具合を見つけていきましょう!


おりつむぐ Mai


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