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現地観戦録 9月24日 vs西武戦(本拠地最終戦)

予めのご報告

2日前のファイターズ戦でクライマックスシリーズ進出の可能性が完全に絶たれ、1日前のホークス戦では目の前で胴上げを見せられ。
連日の辛い現実からなんとか抜け出したい所ではありましたが、直球で一言言わせて下さい。

今日の試合詳細は完全に割愛します!

と言うのも2024シーズンに限れば、最早半年ズレたオープン戦みたいな感じでどこか真剣勝負の雰囲気が感じられませんでした。
選手達から見れば大事な大事な公式戦、それも1軍の舞台で2025シーズンに向けてアピール出来る最大のチャンスではありますが

これ、来年大丈夫なんか!?

特に野手の若手は2軍戦でもアピール出来ず完全な伸び悩み、中堅は開幕からだらしない成績のままシーズンが終わり。
7月の10連敗・9月の8連敗は明らかに打撃陣の力不足が目立ち、先発投手が試合を作っても後手後手の試合展開で淡々と敗北を重ねていく有り様はかつての暗黒時代の雰囲気が出てしまっています。

さらば、そしてありがとう。

愚痴はこの辺りで終わりとし、ここから本来書きたかった事を書き記していきましょう。
ちょくちょく呟いていましたが、この試合で引退する選手がいました。
まずはオリックス・バファローズと共に歩んできた『T-岡田』選手、同級生でいぶし銀の活躍でチームを支え続けてきた『安達了一』選手。
縁の下の力持ちではあるものの、我々ファンにド派手な印象を残し続けた『小田裕也』選手。
一足前にいつも通りチームのビンチに登板し、颯爽と火消しの仕事をこなし続けた『比嘉幹貴』投手の4選手が引退を表明しました。
オリックス・バファローズが誕生して20年、今までも現役引退のニュースを聞く度に心が痛みましたが、今年はなんと1週間で4つの引退報道が出て完全に精神的に打ちひしがれてしまいました。
(カナシイ……、ホントカナシイ……)

マーウィン・ゴンザレス選手も引退……
引退選手が5人も出るのはちょっと前例が無くない?

最後の勇姿を見せた、永遠のヒーロー達

最初の見せ場が5回にやって来ました。
2つのフォアボールで2死ながら1.2塁となった所で主役登場!
オリ達の永遠のヒーロー『T-岡田』選手が打席に向かう瞬間、四方八方からタオルが回る回る。
……この場面では呆気なくショートフライでチェンジも、まだ試合に出てくれるだろうと思った全世界のバファローズファンの願いは通じ、そのままファーストの守備へ。
そして6回の攻撃、1死で『安達了一』選手が代打で登場するも、良い辺りの打球は惜しくもセンターライナー。
しかし、次の『西野真弘』選手が右中間を破るスリーベースヒットで『小田裕也』選手を代走に。
そう、2014年ドラフト同期同士の交代であります。
まるで映画のワンシーンみたいなエモーショナル全開に振り切れた采配はちょっとズルい……

やはり今日の試合は異様な空気感が流れていた

7回に『杉本裕太郎』選手の代打ホームランで遂に2点を返す事に成功すると、続く『T−岡田』選手の2打席目。
一二塁間を破るクリーンヒットが出た瞬間、サヨナラ勝ちしたかの様な大歓声が挙がりました。
8回の守備では3つのアウト全てが『小田』選手と『安達』選手の守備機会と言う事もあってか、アウトを取るたびにいいぞコールが発生しました。
2打席目を迎えた『安達』選手の打席は、ショートへの内野安打で出塁成功!
続く『小田』選手はショートライナーに打ち取られるも、数々のサヨナラゲームを決めてくれた印象は永遠に我々の記憶に残ることでしょう。
そして9回、1人出塁すれば『T-岡田』選手に回ってくるという状況で1死から『紅林弘太郎』選手がフォアボールで出塁。
続く『杉本』選手は三振に倒れるも、ファンが見たかった『T−岡田』選手の現役最後の打席。

これぞ『T-岡田』がファンに愛された証拠

長らくバファローズを応援し続けたファンが『T−岡田』選手に対して特別な気持ちがあるのか?
それは色々とありますが、誰もが共通する事が一つあります。

日本一、いや世界一美しい軌道を描くホームランアーティストであると。

プロ野球を見続けて20年近く見てきましたが、現地やテレビ中継で見てきた数々のホームランの中で一番美しいと思ったのは『T−岡田』選手のホームランです。
何度見ても「美しい……」と、現地で三本のホームランを見ましたが中継以上に美しかったあのホームランをもう一度だけ見たい!
3球目に投げたストレートを捉えた打球は、バファローズファンで埋め尽くされたライトスタンドへ。

来たあぁああぁあああっっ!!
これが、これが見たかったんやっ!!

……しかし、現実は何と非情なモノだろうか。
完璧に捉えていたが故にタイミングが早すぎてしまった結果、ため息が漏れた京セラドーム大阪。
最後は空振り三振でゲームセットも、最後の最後に『T−岡田』選手らしい打球が見れただけでもよかったのかなぁと。
もう二度と見れない悲しさはありますが、いつまでもオリ達の永遠のヒーローでありました。

色々と書きたい事が多すぎて、なかなかうまく文にまとまりきれず。
その間に目まぐるしく飛び交う情報で更に書きたくなっては、よくわからくなってきていましたが。
兎にも角にも2024シーズンの現地観戦録はこれにてお終い。
また来年会いましょう!

……オフシーズン、暇で暇で仕方ないので
不定期に何か書いてみます。

とりあえず今シーズンの成績と現地でみた印象のまとめみたいなものを近日上げる予定です。
では皆様、来シーズンこそ笑える秋に!
では。

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