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そまツアー千秋楽備忘録

(ふせったー再掲です)はじめてのnoteはやっぱり推しのことが書きたいな!と思って書いていたんですけど、全然纏まらなかったので以前書いたものを。配信ではありますがリアルタイムで浴びたあの頃の熱と共に。上の写真は自撮りです。


どうも、デートオタクです。りんです。

斉藤壮馬live tour この字面だけでびっくりしてしまう。彼がツアーをするなんて、夢にも思わなかったから。福岡、愛知、大阪、東京。四大都市を巡る全国ツアー。その響きだけで素晴らしい。

愛知公演に参戦予定だった私は、ギリギリまで悩んで見送ることにした。後悔していないと言ったら嘘になるが、まあ今はそれはいい。

私が今書きたいのは千秋楽です。千秋楽。
配信はやはり生の迫力には及ばない事は重々承知の上で配信ならではの魅力をできる限り楽しんでやろうと、その辺の自販機でポカリを買いテレビにiPadをつなぎ、できる限り大きな画面でできる限り大きな音で見た。

一言で言い表すなら最高。それ以外のなにものでもなかった。
練られた演出に、さらに絆の深まったバンドメンバー、その真ん中に壮馬さん。
美しいと思った。
そして何度も何度も聴いた思い出の曲の前奏が聞こえる。フィッシュストーリーだ。
やはり旅の再開はこの曲からだ。この曲が相応しい。あの日タワーレコードでなんとなく手に取った1枚。あれからアーティスト斉藤壮馬は始まったし、私も始まったと言ってもいいと思う。
1stLiveとも、私が固執しているSACRA MUSIC FES.とも違う新たなフィッシュストーリーがそこにはあった。
間髪を入れずシュレディンガー・ガールが始まる。突然Twitterに北欧(仮)として投稿されたあの曲がin bloomのクロスフェードで流れた時の高揚感を思い出す。この曲のサビの疾走感が大好きで、微妙な生ならではのゆらぎとともに全身に伝わってきた。
そしてデート。ほんとにこの曲に関しては別でめちゃくちゃ書きたい。だからあえてここは少なめに。この曲に関しては今回のライブでは色々おちゃめな面が見えたのが楽しくて幸せだった。てへぺろ(あざとい)

MCのことをあれこれ語るのはなんか野暮な気がするので(ご本人のそのままの言葉が全てだと思うから)さらっといきますが、個人的に"大阪にも今回行けなかった地域にも、その場所で音楽を届けたい"的なことを言ってくれたのが嬉しかった。
いつか、ほんとうに来てくれるかも知れないと思わせてくれる説得力がある人だと思う。(某ラジオでは有限不実行コーナーがありますが)(そういうところも可愛いですね)


そしてしっとりゾーン。
最初は日替わり曲、夜明けはまだ。
この曲は1stのときもあったラスサビのアレンジが本当に素敵で、爽やかだけどライブ映えする曲にだと思う。浮遊感。(なぜかふとMVのミラーボールマン思い出した)
そしてペトリコール、個人的に今回のライブで1番好きになった曲だと思う。実はin bloomシリーズとして配信されたシングルのなかでペトリコールだけあまり聞いてなかった。それはSummer holic!とパレットがあまりにも好みすぎるから。
しかし今回のライブのペトリコールで一気に好きになった。気怠げに歩く壮馬さん、吐息を含ませながら囁くように歌う壮馬さん、全てが魅惑的で幻想的で、雨が少しだけ好きになれたような気がした。土砂降りは勘弁してほしいけれど。
Vampire Weekend。歌詞がやばい曲。淫靡に触らないでってなに。身振り手振りにリップ音。リップ音。ウインクを添えて。いやあ、これが正解だって思った。あの曲がLiveになったらこうなるっていう完全体だった。いろいろたくさんごちそうさまでした。
林檎は私が何気に1番聴きたかった曲だと思う。my blue vacation発売当初から大好きな曲。私は男性ボーカルの一人称が女性の曲が簡単に言うと性癖でして、林檎はまさにそれってわけです。そりゃあ好きになりますよね。この曲はほんとに生で聴きたい。まだ"もう一杯も変わんないでしょ?"ができてないから、チャンスはあると信じている。

ここでギターが登場したりケーブル事件が起きたり犬の散歩したり斉藤壮馬が詰まってた満足度の高いMCを挟み、バンドパートに入る。

memento。この曲は絶対Gt./Vo.斉藤壮馬で聴きたかった曲。前奏の"これから始まる"感と終末感の共存した感じに昂る。まさにそまみを体現した一曲をバンド少年のようなCD音源より少し幼さを感じるトーンで歌い上げていた。気がする。
エピローグは、"次会えるならどんなかたちでだろうな"という歌詞が自粛期間中刺さりすぎて勝手に辛かった(どうでもいい)(今も実質自粛期間だしまだ辛いですけど)。壮馬さんも好きなように私も世界の終わりとか、廃墟とか、荒廃した土地とか、そういう世界が好きだからこの歌詞にはそんな世界で生きる人の命を感じて、いつ聞いても素敵だと思うし、バンド編成でやったのが意外だったけれど演奏を見て納得した。
パレット。最初のシャウトで引き込まれた。ここは斉藤壮馬のパレットの上なんだと思った。どういうことか私にもわからんけどなんかそう思った。この曲をかける壮馬さんすごいなっていうのが第一印象だったのだけれど、聴けば聴くほど深く心に突き刺さるような一曲。いったいどこにいってしまったの?が深くえぐってきて痛い。けど心地いい。

もう最後の曲になってしまった。いさな。圧巻だった。そもそもこの曲は超大作で、ライブではさらなる進化を遂げていた。いさなはこのライブで完成したとさえ思う。"ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ"このツアー期間で1番聞いた歌詞かもしれない。壮馬さんにしては直球すぎる、"あいしてる"という言葉は、だからこそ大きな意味を持っているのだろう。いさなのためにこの文書き始めたのに、いざ書こうとすると何も書けない。言葉にできない感情に支配されている。最後の叫び、膝をついてかき鳴らすギター、一生忘れられないし忘れたくないな。まだ知らぬ誰かにめちゃくちゃ見せつけたい。これが斉藤壮馬だ、と。

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