おりおりいっぴつ #048(◯◯を疑え!)
日本の未来は
対立ではなく
対話から
誰かと敵対することで、見えなくなるものがあります。
それは、「相手のいいところ」です。
同時に、相手への尊敬も消えます。
そして、自分の正当性を強く意識するものですから、現状を相手のせいにしていきます。相手を貶めて苦しめることで、自分を守ろうとしていくのです。
その流れで、憎しみが生まれてしまう時もあります。愛しすぎて憎い。つまり相手が自分の思うようにならないから、逆ギレしていくパターンです。
人は、自分が一番正しいと思って生きています。基本的にそうしないと、精神が保てなくなりますので当然です。しかし、その中にひとつ入れなくてはならないものがあります。
と、八幡様はおっしゃいます。
八幡様:「疑う心です」
僕:「疑う? なにを?」
八幡様:「自分自身です」
・・・はい、これが難しいのです。
八幡様によると、
自分がやっていること
考えていること
すでにやり終えたこと
を、全て疑ってみることを修練せよ。ということなのです。
そんなんやってられっかい! と、僕は当然逆ギレです。でも、やってみるとわかります。自分が絶対正しいとは言えないということが。
もちろん自分のしてきたことは、完全には間違っていませんが、
心遣いが足りなかったりとか、
一言多かったりとか、
自分が行動に移すことで誰かが止まってしまっていたり、
若い人の気持ちに寄り添えていなかったり、
そもそもそれをやる必要があったのか?
などと、疑い出すとどんどん怪しい点が出てきて、恐ろしくなるほどです。下手をすると、今後もう他人と気軽に喋れなくなるレベルで、我が身への疑惑が噴出してきます。
八幡様いわく、こうやって自分を疑うことは、客観的に自分を見て、反省させ、自らを成長させる最短の方法らしいのですね。
しかしやっぱり、これは相当しんどいです。なんせ、
自分を疑って、
否定して、
訂正させ、
時には人に謝罪までする
ことになりますので。
「しかしそれが、対話をするときに必要な考え方なのです」
と八幡様は言います。さらに、
「立場が違い、性格も正反対の人と話をする時、意見の食い違いなどで喧嘩になるでしょう。人から見れば、それは対立となります。すると、派閥が生まれます。周りの人々も一緒になって、相手を叩き始めます。それぞれが味方を支えることを優先しますので。自然にそうなります。しかし、当の本人たちは対立を望んでいないはずです。ですが、熱い気持ちが集まると止められない戦争にも発展しかねない状況になっていくのが、歴史の中にも残っています」
八幡様は、現代でも、戦争まで到達するような対立構造は存在してしまうと言います。しかし、そうならないようにするためのリーダー論を展開していきます。
「自分を疑うことで、人の意見を聴くことのできる器を広げることが可能です。その器が大きい人ほど、リーダーとしての能力を発揮できます。自分の放った言葉で、相手はどう感じているか。さらに、その言葉で人はどう動くかをシミュレーションできる人は、仕事もうまくいきます。自分を信じ切って疑わず、ミスをしていてもそれを人のせいにしてしまう方には、リーダーは務まりません」
そして最後に、大事なことを教えてくださいました。
「自分にはない能力を持っている人との対話を楽しみ、その相手を尊敬し、相手を信じ、相手に仕事を任せ、もし周囲から嫉妬ややっかみが出てきてもそれを遠ざけ、任せた仕事は全て相手の手柄にしてしまう愛の心は、自らの力の幅が見えている人にしかできません」
自分の力の幅。限界点ではなく、「幅」という言葉で八幡様は表現します。
僕が思うに、器を広く保つためには、人としてこうありたい。という信念があればこそだと思います。
実相大学を始めるにあたり、準備を開始しております。
座学の一回目は、東京都内で5月19日(日曜)を予定しております。午前10時からの開始で、16時までのみっちりの予定でおります。そのあと、参加可能な方は懇親会も予定してください。
それらは全て、録画させていただきます。通信で学んでいただく皆様のものでもありますし、2期生用のテキスト制作の記録用でもあります。受講者さんのお顔がわからないような工夫をいたしますのでご安心くださいね。
なお、皆様への連絡などの手段や、ネットでのコミュニティ運営は現在のところ、discordを使うことを考えています。一斉連絡はもちろん、noteでは公開できない情報をクローズドで開示できるようにしたいと思っています。
ただし、ネットでもオフラインでも、実相大学はあくまで対話がメインです。もちろん、大切なことは惜しみなくお伝えしますが、お互いが心を開き、話すことによって、喜びが広がっていきます。
参加型の講義にどうぞ、ご期待ください。
あなたに、今日も幸あれ。
<お知らせ>
おかげさまで入学お申し込みが続々と届いておりまして、みなさまの熱意に僕も気合が入る一方です。八幡様のアドバイスどおり、枠はかなり広げてありますので、この機会にぜひ。僕と対話を楽しみましょう。
ご支援ありがとうございます。このnoteはサポートのお志で成り立っております。メッセージにお名前(ご本名とご住所)も入れていただけると、感謝とサチアレ念をダイレクトに飛ばさせていただきます。