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幸せの黄色いコンサート:問題出まくり編

歌手、平山みきさんは僕に言いました。

「くまさんの想いを形にするコンサートにしましょうよ!」

僕の想いとは何か。

シンプルに言えば、自殺を減らしたいってことです。

自分で死んでしまう人が後を絶たないことが、僕にはどうしようもなく辛いのです。ここでは詳しく言えませんが、自殺をしてしまった魂の末路を知っているだけに、余計に、本当に、辛い。

ではどうすれば、それを減らせるのか。

もちろん、皆がそれぞれ最悪の選択をしないように、自分自身のことを大切に思う気持ちを養っていく必要があり、その支えとして家庭や学校があり、地域のコミュニティや、自治体の取り組み、国の協力があってこそ、その数を減らせるのだと思っています。

その道の方々はみなさん本当に頑張って取り組んでいます。

しかし、自殺は減りません。

厚生労働省と警察庁は2023年3月14日、2022年中における自殺の状況(確定値)を公表しました。小中高生の自殺者数は514人で、1980年に統計を開始してから初めて500人を超え、減るどころか、過去最多となってしまっています。

もちろん、こうやってコンサートを開催したとして、自殺が減ることはまずないでしょう。しかし、第一歩として、私たちがそこに向かって進むんだ、ということを確かめ合う機会にはなる、そう思って開催を決定しました。


問題が起こる理由

八幡様:「その1歩が、人の命を守ることになるのです。しかしながら、そうやって人の命を守ろうとすればするほど、試されるように問題が噴出します」

僕:「・・・命を守ろうとするから、問題が噴出するというのは解せませんが」

八幡様:「選択肢が多ければ多いほど、つまり分かれ道が多ければ多いほど、道を誤る可能性が高くなるのです。例えば、地図を持たずに旅に出るとしましょう。まるでアニキのロードムービーのような、全く何が起きるか分からない状態で人生を歩んでいるとしましょう」

僕:「はい。僕はそれを、面白い冒険だと思っているのですが」

八幡様:「アニキの場合はそうですが、地図がないと1歩も進めない人もいるのです。例えば、地図を持たず、まるで暗闇の中を歩くように、何も問題がないかを細かく探しながら、少しずつ歩いていく人がいます。最初の別れ道が来たときに、相当悩みます。自分では正解がわからないので、選べないのです。この場合、どちらを選べばいいかわかりますか?」

僕:「それはもう、あみだくじで選んでも良いのではないでしょうか!」

八幡様:「なるほど。つまり、どちらを選ぶかは神のみぞ知るというのがアニキの判断ですね?」

僕:「はい。僕はとりあえず、軽く選択しちゃいますね。アホなので」

八幡様:「しかし地図を持たず、真っ暗闇で、どちらを選べばいいかわからずに路頭に迷っている人がどう思うかというと、先に進みたくなくなるのです」

僕:「あ、賢いから。そこで止まってしまうのですね」

八幡様:「さらに、先に進めない自分を責め始めます。怖がっている自分を残念に思い始めます。それでも動けません。やがてお腹が空きます。寒くなってきます。進めば何か変化があるだろうとは思うのに、足も動きません。やがて生きていることが、ただここで待っていることが、辛くなっていきます。自分に生きている意味が見出せなくなるのです。そしてなにも選べないまま、その場で、死んでいってしまうのです」

僕:「うああ・・・・・それって、本当に悲しすぎます。いますぐそこに行って、その人の手を引いて、一緒に行こうって声をかけたいです」

八幡様:「それができたら良いですが、全員は難しいですよね。もし、その人が勇気を出して、自分で1つの道を選んだとしましょうか。しかし、次の別れ道に来たときに、また同じように悩みます。ゴールが見えないので、怖くて仕方がないのです。ゴールが見えない状態で歩くことほど、辛いものはありません」

僕:「本当にそうですね。選択するにも時間がかかりますし、悩んだあげく間違っていたら、それこそ絶望の淵に立たされて、自分を否定したくなる気持ちもわかります」

八幡様:「問題というものは、こうして起きるのです。」

僕:「え? ええっと、いまは問題が起きる仕組みについておっしゃっているということですか?」

八幡様:「そうです。問題が起きている状態とは、どちらを選択すれば良いかがわからない状態のことをいいます。わかれば問題にはならないからです」

僕:「そうか・・・確かにそうですね」

八幡様:「となると、問題を解決するとは、どちらかの方向へ進めばいいかがわかった状態だということです。その正しい道を進めば、問題は早く解決していきます。しかし、実際、ことにあたろうとするときには、どういう結末になるかがわかることは、少ないわけです」

僕:「はい。未来はわかりませんからね」

八幡様:「およその想像はつきますが、果たしてその通りになるかどうか、疑問でいっぱいなはずです。そんな時、『試しにやってみよう。ちょっとこっちの方向に行ってみよう。少しだけ、触りだけ、軽く動かしてみよう』と試験的にやれる人は石橋を叩いて渡る方ですよね。少しずつ進んでみて、間違ったら元に戻り、違う方向を選び直して正しい道を行く、といった選択をする人です。上手に問題を回避して、未然に問題を解決しながら進めるのですね」

僕:「いますいます。そういう人、本当にうらやましい。僕には、それができないから失敗するか成功するかの2択しかないんです。でも面白いからいいんですけど、って自分を慰めて言ってますけど」

八幡様:「起きてくる問題を面白がることができれば、それはそれで幸せですよね。しかし一般的には、全然面白がることができず、苦しみでしかない方が多いのが実状です。ここで、問題というものはつまり、誰のせいでもなく、自らが招いている、ということがわかるでしょうか?」

僕:「問題は、誰のせいでもなく、自らが招いている・・・うーん、なんだかすごいことをおっしゃってる気がするんですが、ちょっとここで確認していいですか?」

八幡様:「どうぞ」

僕:「昔、八幡様は『問題を起こしたくないために選択を躊躇する事は、人間の弱いところであり、かわいいところだ』とおっしゃっていましたよね?」

八幡様:「はい。もちろんそれも良いのです。問題が起きたとしても、それを自分で解決できなくとも、一緒に問題を解決してくれる人が出てきて、さらには思ってもみなかった成長を遂げたりして、大きな問題だと思っていたものが、次に訪れた問題に触れ、先の問題は小さかったんだと認識したり、何事が起きても、だんだん驚かなくなる慣れが生まれてくると思います」

僕:「慣れ、ですか。なるほど。それはすごく納得です。僕なんか、たくさんの分かれ道に遭遇して、ことごとく外れて、間違って、後悔して、謝って、誰も味方がいなくなって、気がつけば、一人ぼっちだと思ったのに、本当はずっと横にいてくれた人がいたりして、自分でも見ていたはずなのに、目に入っていなかったりして、また反省し、心を新たに1からやり直す。そんなことの繰り返しです・・・」

溢れ出る問題

八幡様:「はい。ようやく、今回の本題に入れそうですね。コンサートではどんな問題が出てきましたか?」

僕:「ああっ、今から本題ですか! 問題ですか・・・。それは実はもう、山のようにありました。12月22日に、平山みきさんからコンサートを一緒にしましょうという打診があったんですが、開催日が既に決まっていることもあり、まず1つ目の不安に駆られました。あと1ヵ月しか準備期間がないということ。普通の人であれば、時間がなさすぎるので、今回はやめておきましょう。という選択になると思います」

八幡様:「しかし、アニキはやりましょうと言ったんですね?」

僕:「はい。言いました。みきさんと一緒に、コンサートができるなんて、こんなチャンスは二度とないかもしれない。そう思ったのです」

八幡様:「なぜ、そう思ったのですか?」

僕:「それは、あまり多くの人には伝えていませんが、実は僕、その1ヵ月ぐらい前から右目の視力が落ちてきました。だんだん二重に見えてき始め、さらに目の奥が重くて少し痛いのです。これは昔、経験した痛みです。何があるか、何が起きているか、自分ではわかっています。メガネのピントが合わなくなったり、耳が聞こえにくくなったり、頭痛が続いていたり。皆様もよくあると思うのですが、体の不調と言うものは、何かしらの不安を醸し出します。それがどんな結果であれ、不調は、心に焦りを生ませるものだと思っています。かといって、絶不調ではなく、元気いっぱいなのです。なのに、体の1部に少しでも違和感があるだけで、心の全部が持っていかれてしまうことがあるのです」

八幡様:「ということは、明日、自分がどうなるかわからない命で、もしこのチャンスを逃してしまったら、次は無いかもしれないと思ったということですね?」

僕:「ちょっと大げさですが、簡単にいえばそういうことです。そしてもうひとつ出てきた問題は、22日は、月曜日だということです。翌日は学校ですし、皆様お仕事です。そんな日に、しかも夜に開催しても良いのだろうか。とはいえお昼に開催してもお客様は集まらないだろう、などと何度か相談しましたが、結局は夜が良いでしょうということになり、6時開場、6時半開演の流れに決定しました。さらに、次なる問題が、集客です」

八幡様:「1番重要なポイントですね。あと1ヵ月、冬の京都、月曜日、夜のコンサート。京都駅から少し遠い場所に足を運んでくれるお客様を、どれだけ客席に座っていただくかですね」

僕:「そうです。福井からお客様をお呼びするという事は、現実的に考えると難しいです。バスを使って、送り迎えをするならば可能だったかもしれませんが、夜の9時に終わって、そこから帰ろうとするだけでも大変苦労させてしまうことになります。であれば、京都近郊の方々に告知し、終わったらすぐ帰れる方々をお呼びした方がよろしいのではないかと。そう思い、京都在住の方にお声掛けさせていただき、集客を開始しました」

八幡様:「うまくいきましたか?」

僕:「お客様をたくさん集めることが、うまくいった結果であるとするならば、うまくはいきませんでした。でも、集まってくださった皆様の愛情豊かな笑顔を眺めると、集まっていただいたことを心から感謝せざるを得ず、赤鬼ゴンちゃんと舞台に出た瞬間から、もう泣きそうになっていました。客席に向かって、僕がしゃべっている途中、それに対する応援の眼差しと皆様の優しい心持ちが、エネルギーとして僕の中にどんどん注入されていくことがわかりました。しかも、そこにいないはずの方々のエネルギーまで感じたのです。ちょうどその時間、本当は行きたかったけど、仕事があるからどうしても行けなかったんだよな。そういう気持ちも届き始めたのです。あとは、誰も座らないはずの客席にも、誰かが座りはじめていました。本当はまばらな客席なはずなのに、素敵なお客様が少しずつ増えていきました」

八幡様:「祥子さんたちも、お母様もいらっしゃってましたからね。他に問題はありませんでしたか?」

僕:「ありました。舞台の準備をどうするか悩みました。スクリーンに映し出しながら、みきさんに歌を歌っていただく事は決まったのですが。舞台に設置してあるスクリーンがあまりにも大きすぎて使えず、プロジェクターも古すぎてこれまた使えないということになったのです。それと、コンサートの音を司る音響さんをどうするかという問題。いくつか知っているところもあったので見積もりをお願いしようとしたんですが、おそらくこの状態で開催しても、赤字になる可能性もあるとして、自前で用意することがベストだろうと判断をしました」

八幡様:「自前となると、すべてアニキがするしかなくなりますが大丈夫でしたか?」

僕:「はい。これはもうやるしかないなと覚悟を決めました。当日、一途でいつもセッティングを担当してくれていた2人の音響スタッフにご協力をいただき、僕と3人でやればなんとかなると踏みました。スクリーンもプロジェクターも、いつも一途で使っているものを借り、スピーカーなどの音響の設備も全部借りました。すべての設備が揃っている一途の機材車を、朝10時までに現場に到着させるため、前の日までに接続のチェックをし、映像がちゃんと流れるかもチェックし、マイクから音が出るかもチェックし、音量を調節し、後は操作するだけにしておかなければなりません。もし本番で動かなかったら、コンサートは大失敗ですから」

八幡様:「事前チェックはできたのですか?」

僕:「はい。できました。広い場所に全ての機材をセットし、プロジェクターとスクリーンを設置し、作った動画を流しながら、カラオケを同時に流す手法は、一途でやっていたことなので簡単でした。おかげさまで、コンサートの前日までに接続チェックができました」

機材を全部出しての接続チェック

八幡様:「他に、問題点というよりも、選択肢がたくさんありましたね」

僕:「選択肢・・・。たしかにそうですね。チラシを置いていただくために、いろいろ連絡しました。実行委員のスタッフに置ける先を調べていただいたのですが、そのほとんどから、チラシはいいけれど、あと20日程度でお客様がほんとにくるんですか? と心配をされました。」

八幡様:「それはそうでしょうね。あるお相手も、『明後日なんですね!』と驚かれてましたからね」

僕:「でも、僕たち必死でしたもん。少しでもお客様が多い方が、みきさんも嬉しいでしょうし、お客様も不安がらなくて済むと思いましたから」

八幡様:「あとは、映像制作でも悩んでましたね」

僕:「そうですね。映像を作る以前に、「あんたに」という楽曲と、「笑ってダンデライオン」という楽曲の、みきさん専用のカラオケを作ることに悩んでいました。ちょうどその頃、みきさんは風邪をひいていて、キーを合わせることが困難な状況でした。キーがこれで良い! となったのは、コンサートの2日前でした。それまで作っていた伴奏を、全部削除して、新しいキーで作り直しました。それで確認していただいたのですが、それでも高い音が出ないかもしれないということで、2音下げたものを、もう一度作り直しました」

八幡様:「そして、カラオケが完成したのが?」

僕:「開催前日です。さらに、本番ではカラオケと映像を合体させて使用するので、パソコンで編集しておく必要があります。ある程度、映像字幕付きで作っておいたので、それに当て込んだのですが、字幕を見ながら一緒に歌えるようにしようとなりまして、少し字幕を早めに出し、みきさんに読んでもらうために調整しました。ギリギリでしたが、なんとか間に合ったのでよかったです」

「あんたに」

八幡様:「問題というものは、あらゆる選択肢の中から、どう選んで進めていくかで、その大きさが変わっていきます。必ず人は、迷っても苦しんでも、立ち止まっても、歩いて行かなくては、疲れてしまいます。疲れすぎると、いつか前に進むことができなくなります。問題を少しでも解決していかなければ、人生も面白くない状態に陥ってしまいます。その時アニキは、なぜ、前に進めたのですか?」

僕:「それは、単純です。ゴールが見えていたからです」

一旦ゴールを切る

八幡様:「そういうことですね。ゴールが見えれば、人は迷わずそこに向かって歩いていくことができるということですよね?」

僕:「まぁ、当然と言えば、当然ですが。でも、なかなかゴールというものを設定できない場合もあるんじゃないでしょうか?」

八幡様:「いいえ。すべてにゴールは設定できます。何のためにそれをするのか。誰のために動くのか。それを決めればいいのです。それがゴールです。ゴールが見えないまま、シュートしても、点数は取れません。ゴールが見えないまま走っても、完走することはできません。ゴールは必ず最初に作ってから動き出しましょう。そうすれば、あらゆる問題は、ゴールのために解決できるように動けるのです」

僕:「それはわかります。それでも、どうしてもゴールが見えなくて、悩みの中で埋もれてしまう方もいらっしゃいます。そういう場合はどうしたらいいんですか?」

八幡様:「一旦、そこをゴールにしてしまいましょう」

僕:「い、いったん? そこをゴール? ということは、今やっていることを終わらせて、そこからもう一回スタートしようっていうことですか?」

八幡様:「そうです。一旦ゴールを切ってしまうのです。ここまでで良いと。ゴールを切ったら、アニキはどうしたいですか」

僕:「ゴールを切ったら・・・とりあえず、ビールには呼ばれてしまうでしょうね」

八幡様:「ご褒美ということですね?」

僕:「いけませんか?」

八幡様:「いいえ。とても良い選択です。一旦ゴールを決めた。そう決めたら、自分にお疲れ様と言いましょう。よくここまで耐え抜きましたと褒めましょう。悩み抜いて答えが出なかったけれど、考えて考えて考え抜いたことに対してあなたは、よく頑張ったと褒めてあげましょう。とどまってしまったことに対して反省することはありません。一旦ここで区切りをつけて、もう一度スタートし直す勇気に乾杯するんです」

僕:「再スタートに、乾杯ですか!」

八幡様:「そうです。気持ちを新たにして進もうとすれば、今まで見えていなかったことが見えてきます。自分が正しい道を進んでいるのか。このまま前に進んでいいのかどうか。もしかすると後ろに下がったほうがいいのかもしれない。今までは遠くの誰かを喜ばせるためにやっていたけれど、近くのあの人を喜ばせたほうが面白いことなんじゃないかと気づけたり、自分がこれをやることによって、世界がどう変わるかが突然わかったり、わからない場合は、もっと深く考えようと動いてみたり、気分が変わると思考も変わるのです」

僕:「あぁ、それ、わかるような気がします。気分を変えることって、大事ですよね」

僕が自殺しなかったわけ

八幡様:「自分を追い詰めて、逃げ場をなくし、苦しみの縁でもがいて、息もできない位に、自分の首を締め付け、足に重りをつけ、手にガムテープをぐるぐる巻きにして、誰にも味方されず、誰にも応援されず、助けてもらえない暗闇の中にいる子どもたちや大人たちが、今もなおこの世界にはたくさんいます。アニキたちがこれからする事は、より多くの前向きなイベントを起こし、それを動画などで発信し、引きこもってしまっている人たちに対し、ただ見てもらって、心を感じてもらって、笑ってもらって、泣いてもらうだけで、もう少し生きてみようかと思える瞬間を、少しでも与えることができれば、やった甲斐があるというものです」

僕:「はい。子どもたちに、希望を与えられるかどうかなんてわからないのですが、ただ、苦しい思いをしてきた人間として、何度も『役に立たないお前なんか、死ね』と言われてきた人間として、死ぬ必要なんかないと言うことを、ただ伝えていきたいです。言われてみるとわかるんですが、死ねと言われた時、つまり人格を完全否定された時に、本当に死にたくなります」

八幡様:「その時、アニキはなぜ死を選ばなかったのですか?」

僕:「選ぼうと思いました。一度鏡の中の自分に向かって、お前死んでくれ。と言ったことがあります。『みんなが死ねって言うから、お前もう死ねよ』と言いました。すると、鏡の中の自分が、涙をいっぱいためて、全力でいやいやをするんです。死にたくないって言ってるんです。それでも『お前が死なないと、みんなが喜ばないぞ』『早く死んだほうが楽になるぞ』と追い打ちをかけるように言うと、鏡の中の自分は、目を伏せて悩みます。そこで、選択肢が2つあることに気づきました。すぐ死ぬか。後で死ぬか。生きるという選択肢は無いんです。僕は、後で死ぬことを選びました。おかげで、まだ生きています」

八幡様:「生きていて、今どうですか?」

僕:「正直、まぁまぁしんどいです。でも、こんなに弱い僕だから、こんなにおバカな僕だから、他の人には絶対に敵わないし、どんなに頑張っても誰にも追いつくこともできません。それでも、僕には、僕にしかできないことがあります。今、選択肢は、もう1つしかないんです。この命を使って、まだ生きているうちに、人生を心から楽しめる人をたくさん増やしたいと思っています」

おわりに

長くなりました。

八幡様:「起きてくる問題を面白がることができれば、それはそれで幸せですよね。しかし実状は、全然面白がることができず、苦しみでしかない方が多いのが一般的です。ここで、問題というものはつまり、誰のせいでもなく、自らが招いている、ということがわかるでしょうか?」

問題があるのは、すべて自分が招いていること。

それは、選択に迷って、怖くて、立ち止まっているという証拠。

ちょっと衝撃的なお話だったのですが、正直、僕にはかなり難しい内容でした。

皆さんはご理解できましたか?

今回もぜひ、コメントをたくさんお寄せいただけたら嬉しいです。僕はそれを読ませてもらい、さらに学ばせていただこうと思います。

今回の会話の最後に、八幡様からこう聞かれました。

「アニキはもう、迷わないのですか?」

と。すぐには答えられませんでしたが、僕の答えはこうです。

僕は、進むゴールは迷いませんが、そこに行き着くまでの道の選択肢にはきっと迷います。

いや、絶対に迷います。

だってやっぱり、進めば進むほど選択肢は増えてくるからです。

それがちょっと怖い気もしますが、そのどれを選んだとしても、結局は、ゴールは決まっているので大丈夫です。

考えてみれば、前に進めば問題が出てくるのは、当たり前なんですよね。

それらを一つ一つ、周りのみんなと一緒に解決していければ、僕自身が人生を楽しめるんだと、今は思っています。

八幡様:「よろしい。では次のステップに移りましょうか」

僕:「おおっと、次は怒涛の準備編ですね。わかりました。書きます!」

ということで、まだ続きます。

次回、元気にお愛しましょう♡

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