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● B3-4L 開幕戦を振り返る

みなさんこんにちは。いっちです。
昨日の開幕戦、2010年以来の勝利を期待して私もメットライフドームまで行ったのですが、惜しくも敗れてしまいましたね。

今日は開幕戦の敗因と戦略の意義などについて書いていきたいと思います。

スタメンとハイライト

オリックス
1 CF 佐野皓大
2 2B 太田椋
3 LF 吉田正尚
4 1B モヤ
5 DH ジョーンズ
6 RF 杉本裕太郎
7 C 頓宮裕真
8 3B 宗佑磨
9 SS 紅林弘太郎
P 山本由伸

西武
1 CF 金子侑司
2 SS 源田壮亮
3 C 森友哉
4 1B 山川穂高
5 DH 栗山巧
6 2B 外崎修汰
7 3B 中村剛也
8 RF 木村文紀
9 LF 西川愛也
P 高橋光成

1回裏
1アウト2塁から失策の間に西武が先制、その後2アウト2塁で栗山にもタイムリーが出て2点目
3回裏
森友哉のソロホームランで1点追加、その後失策で出たランナーを中村剛也がタイムリーで返し4点目
6回表
2アウトから吉田正尚にソロが出て1点を返す
7回表
頓宮のソロホームランで2点差に
8回表
1アウト2,3塁で吉田正尚のショートゴロの間に1点追加。これで1点差に
9回表
西武増田が先頭をヒットで出すも後続を打ち取り試合終了。

というようなゲームでした。


西武との差-勝者のメンタリティ-

西武は古来からの強豪で、近年も18-19年にかけてパリーグ二連覇を達成した、現在はソフトバンクが覇権を握っていますが、それに次ぐパの盟主と言える存在です。

対してオリックスは2014年を最後にAクラス入りはなく、合併した2005年以降はAクラス2回最下位6回と、言ってしまえば弱いチームです。

スタメンを見てみると西武は9番の西川愛也、先発の高橋光成以外は去年以前の開幕スタメンとほぼ同じで、19年の優勝の味をしっているレギュラーが並びます。
一方のオリックスは去年から顔ぶれが大きく変わり、去年開幕スタメンだったのは吉田正尚とジョーンズだけ。他は頓宮と宗がそれぞれ19年、18年に経験があるだけで、他は開幕一軍も初めてという面々でした。スタメンの平均年齢はなんと25.3歳です。

寒さやビジターでの試合などの外的要因もあったのですが、序盤に4失点したのは、何より二遊間の失策が原因です。しかし山本自身も力んだと話しており、初めての開幕戦で緊張しそれぞれ本来のプレーをできなかったと考えています。
対して西武は本拠地で戦い慣れてるのもアドバンテージだったものの無失策で、2年前の覇者として堂々と立ち振る舞っていました。
「勝ち慣れている」「勝者のメンタリティ」という言葉をよく耳にしますが、この試合を見ればそれが何であるかはっきりとわかります。選手個人の実力でも差があるように見受けられましたが、オリックスと西武の最大の差はこれに尽きます。

今後へ向けて

結局負けはしましたが、6,7,8回にそれぞれ1点を返し最後は1点差にまで追い上げ「惨敗」から「惜しかった」と言える試合にしました。
その流れを手繰り寄せたのは4回以降、7回まで無失点で凌ぎ本来の力を発揮した山本由伸の修正されたピッチングであり、6回と7回に吉田正尚と頓宮が放った2本のホームランでしょう。
特に頓宮がホームランを打ってから、どこかに追いつける、逆転できるのではないか?という雰囲気が漂い始めたような気がします。実際次の回に守備でミスをした太田と紅林がヒットで出塁し、暴投と吉田正尚の内野ゴロの間に1点を返しました。
もちろんそれぞれがミスをしてしまったのは良くなかったのですが、このように気持ちを切り替え結果を出すことで、明日につながる試合終盤だったと言えるのではないでしょうか。
太田はレギュラー定着を期待されオープン戦からずっとセカンドで固定、キャンプでアピールに成功した紅林も安達のアクシデントも重なりオープン戦ではショート若しくはサードでスタメンに名を連ねてきました。
このように中嶋監督が明らかに期待しているであろうこの2人が、監督の「前を向いていくやつしか使わない」という言葉の通りにミスはしたものの試合終盤でヒットという結果を出し、弱冠22歳にして開幕投手の大役を任された山本由伸も4回以降は圧巻のピッチングで負け濃厚の雰囲気を払拭しました。
エラーがなければ同点だった、勝てていたというのは明白だった分、二遊間の彼らが悔しく思わないはずがないですし、この経験が彼らを何回りも大きく成長させてくれることでしょう。

全体的に若いこのチームがどのように失敗→成功のサイクルを作っていくかが今年のオリックス最大の見どころだと思います。その様子をファンとして、温かく見守っていきたいところです。

この記事はここまでにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日はオープン戦で絶好調だった19歳宮城大弥投手が先発予定です。今日こそ勝ちましょう。

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