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○B2-0H 開幕一週間を終えて

みなさんこんにちは。いっちです。
開幕カードは1勝2敗と西武に差を見せられましたが、本拠地開幕カードでソフトバンクに見事勝ち越し、開幕6試合で3勝3敗の勝率5割と(近年のオリックスを考えれば)上々のスタートを切ることができましたね。

思い返すと、この6試合に今年のオリックスらしさが詰まっているように感じました。「今年のオリックスらしさとは何ぞや?」ということで、今回はそれについて少し書いていこうかと思います。

若いチームだから

今年のオリックスのスタメンをポジション別に見てみると、
C 頓宮(24) / 伏見(30)
1B モヤ(29) / 中川(24)
2B 太田(20)
3B 宗(24) / 大城(27) / 福田(28)
SS 紅林(19) /安達(33)
LF 吉田正(27) / T-岡田
CF 佐野皓(24)
RF 杉本(29) / 佐野如(22)
DH ジョーンズ(35)

という感じでとにかく若い選手が並びます

"若さ"は将来性や爆発力がある反面、経験値に欠けている部分もあるので開幕戦やホークスとの本拠地開幕戦のように相手との経験の差で負けた、という場面も見られましたし、今後もそのような試合が多くなるでしょう。
一方でソフトバンクとの2,3試合目のような、相手投手を一気に攻め込んで初回に6点を先制した勢いそのままに勝ち、翌日も山本由伸が完封でカード勝ち越しを決めるなど、一度波に乗ればチームの底力を発揮するという一面も持ち合わせています
このように諸刃の剣である若いチームの特性がこの1週間でとても色濃く出たと私は考えています。

勝利が1番の栄養

若さは無限の可能性を秘める反面、これからCSやリーグ優勝、日本一を狙うにあたって、若いチームでは開幕戦のような緊張感のある試合を迎えた時に経験の差などであと一歩及ばず…ということになる可能性がとても高いです。先日の記事でも書いたように、逆に開幕戦で対峙した西武や、そのようなプレッシャーのかかるポストシーズンで無敵のソフトバンクはチームとして成熟しており、"勝ち方を知っている"、"勝ち癖"、"勝者のメンタリティ"という言葉で語られるように、そのような試合でも堂々とした立ち振る舞いで自分たちの野球ができていました。

オリックスも上位を目指すにはいずれそのようなチームにならないといけないのですが、どうすれば彼らに近づけるか。それはとにかく数をこなして失敗と成功を重ねる、失敗からの成功体験を多く作れるかどうか、というところだと思います。すぐに劇的に変われるならどのチームも苦労しませんし、球界屈指のプロスペクトを揃えるこのチームが今年1年間で単純な勝ちの数ではなく、どれだけたくさんの失敗→成功のサイクルを作れるかどうかが今後の黄金時代の鍵であると思います。

成長の証 4/1の8回裏

最後に、昨日の試合で取り上げたい場面を紹介します。

初回に1点を幸先よく先制するもその後はソフトバンクの先発武田翔太から追加点を奪えず、山本由伸の快投とは裏腹に少し重い空気が漂っていた中、8回裏に吉田正尚のヒットから代走小田の盗塁、安達の四球でツーアウト1,2塁のチャンスを作ります。ソフトバンクからすれば追加点は絶対に与えられない場面、オリックスからしても次の1点があるかないかで全く違う展開になる場面。ここで前の2打席で凡退していた伏見がセンター前へ弾き返し大きな2点目が入りました。

オープン戦や昨年までのオリックスならあと一本で、、、という場面が多かったのですが、この場面では欲しかった1点をもぎ取ることができました。これは大袈裟ではなく、チームとして大きく前進する1点だと私は思います。先ほどから「このチームには成功体験が必要だ」ということを述べてきましたが、これがまさしくその成功体験であり、チームが成長できるターニングポイントです。

このように個人でもチームとしても強くなっていく過程を一ファンとしてこれからも見守っていきたいなと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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