■ナミビアとインドの件
まだ言いたいことは尽きません。
BIENのいうBIは本当におかしいです。
上記はつまり「BIの社会実験は行われたか?」ということに対して「その事例」を答えているわけですが、まず、ナミビアのBIについて調べてみました。
こちらナミビアのBIの実験について書かれたサイトですが、「BIの実験を標榜しつつBIではない」ことがきちんと書かれています。
2年間という期間限定。住んでいる場所が限定され、60歳以下という条件もあります。これは定期的(永続的)でもない、普遍的でもない、無条件でもないです。BIの5つの特徴にまったく適合していません。
尚、「定期的」について(永続的)と入れている理由については↓↓↓をご覧ください。
これはBIではありません。
明らかに「限定的定額給付金」の実施です。
インドに関してはこちらが情報元です。
先にも上げたナミビアと同じです。
実験である以上、永続性は無く、普遍的でも無条件でもない。
これもBIではなく「限定的定額給付金」の実施です。
■BIの成果ではなく限定的定額給付金の成果
このように、BIENは限定的定額給付金をBIだと偽って発表しているのが現実です。
ナミビアの結果は下記の通りの実験結果を語っています。
これは明らかに限定的定額給付金の結果の成功ですが、それをBIの成功と言って発表するのは、何らかの意図あっての情報工作だとしか思えません。
■次回は「負の所得税(NIT)」について述べます
さて、次は、1970 年代に米国で行われる負の所得税の実験について書きます。カナダの件とイランについては後半に述べたいと思いますので、お待ちください。