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とうみんしゅんみんしゅうみん



睡眠はすごく大事だとよく聞く
私は昔からたぶん眠るのが下手だ
寝るということに覚悟がない

夢を何個も見るし何度も起きる事もある
睡眠時間が少なければ昼間も眠くなるし、
いわゆるショートスリーパーとも違う
ただ寝る時間が勿体ないと思ってしまう
なるべく浅く寝たいと思うので
わざと寝心地が悪いところで寝たりする

自分が見ていないうちに勝手に世界が進んでいるようで損した気持ちになる、というのが1番大きい理由かもしれない
全部を見ることは無理なのにそれを知らないのがとても悔しい、もっと言えば負けた気になる

矛盾するようだけれど見る夢はいつも面白いので寝れば寝たで楽しめる、そのバランスに折り合いをつけて毎日眠りにつく

でも寝なくていいなら寝ないでいたい

今年の春先
暖冬で冬眠をしなかった熊のニュースを見た
冬の間から活動的で畑に下りてきたりしたらしい
うーん、そもそも本当に熊は毎年冬眠するんだろうか?
もしや元々寝るのが好きじゃないタイプの熊で、毎年みんなが冬眠に入る頃、まるで修学旅行の夜のように「もうみんな寝たーー?起きてる熊いるーー??」と確認してはうるさいから早く寝ろと怒られたりしぶしぶ寝る準備をするも自分は何故熊なんだろう、目が覚めたら世の中の熊の中で自分だけが生き残ってロンサム熊とか呼ばれて見せ物になったらどうしよう、なんてぐるぐると考えてはますます目が冴えたりしているかもしれない
小さい頃のわたしはそうだった

人間は冬眠、までいかずとも冬は寒くてなかなか布団から出られない
そして陽が出ている時間も短いので起きる時間も遅くなったりしがちだ
さらに春眠暁を覚えず、と春も眠くてなかなか起きられなくなると言われている
明確な言葉はないけれども秋も日照時間が短くなる事でホルモンのバランスが崩れ、眠気が強くなる季節らしい、それを秋眠、とするならば

残りは夏、夏しかない
夏は寝なくてもいけるだろうか

わたしは寝ることより暑さの方が苦手だった
どうも悩まない季節は無さそう





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